本日はモレリアネオⅢが出たという所で、モレリアNEOⅣについて予想してみたいと思います。
概ね4年以上のサイクルでモデルチェンジしているので、モレリアNEOⅣが見れるのは早くとも2024年以降になると思われますが、主観で考察していきたいと思います。
まずⅠ→Ⅱ→Ⅲとモレリアネオシリーズは基本的なコンセプト、仕様を大きく変更したことはありません。
また、ミズノの柱でもあり、ジャパンスピリット、クラフトマンシップで国内でのブランディングに成功しているモレリアシリーズを変にいじったり、変えたりするという事は考えにくいでしょう。
(※ただ、プーマがパラメヒコをなくしたように、可能性として0ではないです。たぶん0ですけど)
また、いじるならウェーブブレード、スーパーソニック、バサラ、イグニタス、レビュラという系譜があるので、恐らくモレリアを改革することはまずないと思います。
一方でモレリアネオシリーズは現代のニーズに合わせて変化しています。
先日モレリア2がJAPANに、モレリアネオⅡがⅢになったように、時代の流れに合わせて、人々の生活様式、プレー環境が変わり、足や環境の変化、人々のニーズに対応して微調整が加えられるシリーズ。
アディダスのコパㇺンディアルのような、古いままそのままで残るというものでもありません。
この基本的なコンセプト、「軽量、柔軟、素足感覚」という根幹はブレずに、今後もニーズに合わせて変化していくと思われるモレリアネオシリーズ。
今後の市場状況と、ミズノの志向する方向によって僕はパターンが変わると考えています。
雑に説明すると、環境要因として
・国内でのサッカー人口(特に部活)減
・国内全体の人口も減
・国内環境は人工芝が普及傾向
この辺りが気がかりで、ミズノの志向としては
・国内のブランディング、人気はそのままに、海外、欧州でも販売を増やしたい
と僕個人の主観としては捉えています。
これらを踏まえた上で、モレリアNEOⅣになりそうな3パターンを考えてみました。
パターン1 ブランド強化 フルニット(人工材)パターン
メイドインジャパン、職人の手で作るクラフトマンシップのブランディングを更に高め、国内外での人気を集めるパターン。
かつ、モレリア2ではできない、でもレビュラほどチャレンジできない程度に収めたチャレンジパターンです。
モレリアは人の手で作る、国内で作る部分を大体的にPRしていますが、その一つ一つのパーツまで日本製かといわれると、真っ先に違うとわかるのが「カンガルーレザー」
ここを例えば国内の靴下工場や靴下メーカーとの共同作成であったり、日本の繊維工場とのコラボレーションで生み出せれば、
素材まで拘りぬいたメイドインジャパン、ジャパンスピリッツ!
と、更にクラフトマンシップという部分を強化でき、国内外問わずブランド的価値の向上につながるのではないか、と考えました。
(※実際限定モデルではこういった切り口のモノ出してますしね、牛とか。)
また、フルニットでシームレスに作成できれば、縫製部分も更に少なくなり、軽量化、フィッティングの更なる改良が期待できますし、ニット自体は今回のⅢで導入してますから、まだ違和感は少ないはずです。
そして天然の素材でなくなるので、革の品質という部分も更に安定してくる(はず)です。
定価は上がると思いますが、そこはモレリアなので、多少の値上げではユーザーは離れないでしょうし、むしろホンモノ感は増すと思われます。
(※モレリアが高くても、モナルシーダでスペック的には十分良いですしね)
ちなみにこのパターン1は一番実現しないと個人的に思っています笑
ちょっとクラフトマンシップに注力してしまったらこうなるかな?という程度の予想です。
パターン2 海外重視 極 達人パターン
これが一番あり得るパターンで、かつ国内ユーザーのニーズにもこたえてしまうパターン。
より軽く、より柔らかく、よりグリップの効くスパイクへ進化するというパターンです。
海外の柔らかな天然芝に対応する為に、円柱ベースのまま更にソールのグリップ性を高める設計にしたり、とにかくフィット性を追求して柔らかく仕上げたり、とにかく軽さを極めてしまったり…
コンセプトを忠実に極めてしまう、一般消費者でもわかりやすい「軽い」「柔らかい」「グリップが良い」というニーズのままにこたえてしまう。
難しい課題にチャレンジする姿勢、かつ求められているモノという事で、全く問題のないように見えますが、行き過ぎたバランスはかえって全体のクオリティを落とします。
ちなみに今までのモレリアネオの経過では、基本的に全てこのパターン。
ただ、軽さに関してはそうでもないので、どうなるかは不明。
新しい革新的な素材が生まれ、
・柔らかいけども強いアッパー
・軽く薄いけども強いアッパー
・グリップが効くけど効きすぎないソール
このような矛盾した機能性を解消できるのであれば問題ないですが、現状の素材のまま、これ以上柔らかく、グリップ強く、軽くするのは
売れるけども、それは本当に靴として正しいのか
という点において段々懐疑的にならざるを得なくなってきます。
要するに極めすぎてキワモノになってしまうパターンです。
パターン3 国内重視 サブウェポンパターン
国内では人工芝が普及しつつあり、ブランドとしてモレリアはトッププレーヤー向け、とはいえ部活生も数多く履いている現実があります。
そんな人工芝でプレーする部活生の悩みといえば、地面からの熱が一番わかりやすい課題かなと思います。
(※たぶん引っかかりすぎよりも、熱い事に対してネガティブに感じる人がフィーリングとして多いと思います)
とはいえアンブロのガイナのように、スパイクに標準搭載してしまうのもコンセプト的にモレリアっぽくない機能性。
つけるならモナルシーダになるところを、
スパイクではなく、別売りのモレリア ガイナインソールとして販売してしまうパターン。
モレリア純正、ゼログライド、ゼログライドライトに、モレリア ガイナが加わるというパターンです。
他にも例えばモレリアインソールと相性のいいモレリアソックスが出たり、モレリアネオⅡβででたようなカルボをインソールに落とし込んだ高反発系モレリア カルボが出たりと、カスタマイズ性が高まるのがこのサブウェポンパターン。
これ以上柔らかさ、グリップ性の強さ、軽さのバランスを壊さずにマイナーチェンジし、サブウェポンで補強していくアイデアです。
という訳で3パターン程見てきましたが、僕としては、パターン1とパターン3はチャレンジングさ、選べる安定感がそれぞれ良いと思いますが、2のパターン、行き過ぎてバランスを壊すことだけはやめてほしいなと思ってはいます、笑
皆さんの中でも面白い案、実現しそうな案がありましたら、是非コメント欄から教えていただけますと幸いです。
(※一応他にもソール別注オーダーメイドパターンとか、足幅別注オーダーパターンとかも考えましたが、ボツにしました笑)
ではでは
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