ナイキ ティエンポレジェンド8エリート HG レビュー!

ラグビースパイク 着用感想&紹介記事

本日はナイキの最新スパイク、






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ティエンポレジェンド8エリート HGのレビューです!


サッカーでのレビューは既に実施していますが、ラグビーでのレビューはまだだったので、再度のレビュー。














有名な選手だとピーター・ラブスカフニ選手やチェスリン・コルビ選手等、多くのトップラガーマンも着用するスパイク。
(※正確には彼らはFGやSGモデルですが)




早速レビューしていきます!

















『足型』






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足幅E程度~2E、つま先回り高さ標準、甲高さやや低め、かかと幅標準程度になっています。







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今回0014はいつも通りの25.0㎝をチョイス


サイズ的に問題なく着用可能なものとなっています。









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全体的なフィット感としては

柔らかく足全体を包み込み、ピタッとソフトに吸い付く

のが非常に好印象なスパイク。



クラシカルな究極のフィッティングというとモレリア2等が思い浮かびますが、こちらはモダンな究極のフィッティング






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この

ニット、メッシュ、レザーが織りなす究極のフィット感

こそ、このレジェンド8エリートの最大の特徴といえると思います。













【フィット感】
★★★★★★★★★★×3











『アッパー前足部 & ホールド性』





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まずアッパーにはカンガルーレザー、内部にクワッドフィットメッシュ、フライニットが採用されています。








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この前足部のフィット感に関しても非常に好感触



前足部は特にカンガルーレザーのソフトさが感じられるフィッティングに仕上がっており、ストレスのないフィットに仕上がっています。










図45







そしてホールド感に関してはまずまずといったところ。



正直、ベースがサッカースパイクなので強いホールド感はないですが、ソールのグリップも弱いのでブレやズレも少ないものに。








図47




カンガルーレザーの柔らかさは勿論あるものの、中でメッシュやニットが抑えてくれるので、激しい横ブレ等はなし。




思った以上に意外と使えるという印象を受けました。








【ホールド性】
★★★★★★☆☆☆☆








 『アッパー中足部』






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アッパー中足部にもカンガルーレザー×メッシュ×ニットの構造を採用。



フィッティングを最大限高める仕様となっています。






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この中足部のフィット感も総じて好感触



ここはニットやメッシュの足馴染みの良さ、フィット感が非常に高いものに。


ブレ感、ズレ感もなく、かなり快適に着用することが可能となっていました。





















『アッパー後足部~キック』







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アッパー後足部にはヒールカップを内蔵。


ラグビーとしてはやや柔らかめの、足当たりの良いヒールに仕上がっています。








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このヒールの感触は滑りにくく、しっかりとフィットする印象。



ただし、ガチっと抑えてくれる感触ではなく、ストレスなくフィットするようなものに。








図52





プレー中ブレたりすることはなく、気になるようなことはないです。


ただ、シッと支えるホールド感は少ないものに仕上がっているので、体重や筋力のある選手には少し不安かもしれません。
(※僕は大丈夫でした)










図57
図56





そしてキックの感触に関しては可もなく不可もなくというところ。




飛距離が出るとか、当たった感触が良いとか、そういった印象は受けません。












図58







ただ、だからといってキックの精度が低いとか、飛距離が出ないという感触もなく、いたって普通という印象。





図53
図51





ハイパント、グラバー、スクリュー、パントと、どれも

違和感なく蹴ることが可能に。





蹴り心地は甲部がニットなので、かなりボールをダイレクトに感じる事が出来ます。












図54




ソールはHGソールでそこまでグリップが強い訳ではなく、アッパーもそこまでホールドが強い訳ではないもの。




キックに関しては特別凄く良い!というものではないものの、

十分なスペックを発揮

していました。



















【キック】
★★★★★★★☆☆☆












『アウトソール & ダッシュ、ステップ、ターン』





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アウトソールには硬い土、下地の硬い天然芝で適切なグリップを発揮するHGソールを採用。




円柱ベースの15本スタッドを搭載しています。








図37




まずはスピードに関して。


加速力は正直弱め

で、

スピードに乗ってからはそこそこ出る

印象。








図35




前足部前側のスタッドがかなり短めで、本当に下地の硬いグランドでないと

グリップはやや甘くなりがち

なものに。




ソール自体の強度はそれなりにはありますが、強烈な反発性があるものではないので、トップスピードもボチボチといったところ。









図48





下地が柔らかければ、引っかかるというよりは足裏で押し出すようなダッシュに。



過度な引っ掛かりはないので

足への負担は少なそう

ですが、

ぼちぼちのスピード感

に仕上がっています。










【スピード】
★★★★★☆☆☆☆









図43



また、ステップのキレ、ターンのスピード等は

グリップの低さからやや物足らない印象。





図39




スローな動きからのステップ、足裏全体でしっかりと止まる、切り返すような動きならそこまで問題にはなりません。









図41
図38





とはいえ高速時の方向転換、スピードに乗った状態でのステップだとややグリップに不安が残る印象。



ステップがキレないなんてことはないですが、下地が少し柔らかいと、グリップには一抹の不安を覚えます。








【アジリティ】
★★★★★☆☆☆☆☆







図44




そしてラックやタックル等、踏ん張る動作が必要なパワー面は更に物足らないものに。



流石にこれだけスタッドが短いとグリップが少し足らない印象です。







図42





力で押し勝っている場合であれば別でしょうが、実力が互角の相手だと、ラック等で押し込むのにはグリップが不十分




タックルは概ね問題ないですが、これも押し込まれる際は少しグリップ不足になりやすいと思います。






【パワー】 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 

















『まとめ』






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ナイキの最新スパイクであるティエンポレジェンド8エリートHG。



そのフィット感の良さ、足馴染みの良さを存分に体感することが出来ました!








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正直ラグビー的な使用に関しては問題はないものの、少し物足らない部分も感じるものに。



特にHGソールのグリップの弱さが顕著なので、パワーやステップではなく、

パスやキックで試合を組み立てる、フィット感を求めるバックスの選手にオススメ

だと思います。









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ちなみに今回は土用、HGモデルのレビュー。


チェスリン・コルビ選手やピーター・ラブスカフニ選手の着用するモデルはSGやFGモデルで、スペックが段違いに良くなるものに。




天然芝でプレーするなら、FGモデルやSGモデルの購入も検討した方が良いですね♪
(※FGモデルはレビュー予定です)




















総合評価
60/80



























ではでは



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