本日はALTRAのランニングシューズ、トーリン5の解説と簡易的なレビューを書いていきます。
ベアフット志向のアルトラの、クッション系シューズとなっているトーリン5。
指先までゆったりと履けるランニングシューズを探している方に適した一足。
早速機能性等をチェックしていきます。
足型
足幅E程度、つま先周り高さ標準、甲回り高さ標準~やや低めとなっています。
ワイドモデルもありますが、今回は通常タイプのものを購入。
0014は普段履きやランニングシューズのいつものサイズ、25.5cmをチョイス。
サイズ感的には問題なく、丁度いい感触で着用できています。
足型的にはエジプト寄り、ギリシャにも対応はできる形状で、カーブがあるアッパーに。
基本的には気持ちスリム目で、多少カーブのある足にフィットしやすい仕様だと思います。
・足幅はE程度
・カーブはあった方がいい
・サイズは標準的
アッパー前足部
まずアッパー素材にはメッシュ素材が採用されています。
最もアルトラで特徴的なのは、このつま先のゆったり形状。
狭い形状にせずに、ゆったりとした指先に設計することで、指先までしっかり伸びて入れる事が可能なシューズであるのが特徴。
様々な要素はありますが、指先の適切な動きまで阻害してしまうほど尖ったシューズはあまり好ましいとは言えないのですが。
このアルトラのトーリン5は指先をゆったりとることで、しっかりと指が伸びて使いやすい形状になっているのが特徴です。
・通気性の良いメッシュアッパー
・指先がしっかり伸びる形状
アッパー中足部
アッパー中足部にも同じくメッシュ素材を採用。
アルトラロゴを配置することで、甲のズレやブレを抑えるように設計されています。
また、甲部のシュータンにはクッション材を一部配置することで、甲部へのプレッシャーを緩和する仕様。
シューレースホール部に補強を設けることで、調整しやすさも追及しています。
また、シューレースシステムは先端はゆったり、締めたい足首付近は締めやすい用に工夫がされているのも特徴の一つ。
指先方向へはゆったり、でも脱げにくいように仕上げています。
・ホールド性を備えたシューレース回
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとにはヒールカップ…はありません。
基本的にベアフットタイプのシューズはヒールカップが無い事が多く、これも例に漏れません。
カップは無いですが、他の部位に比べると若干強度は上げているトーリン5。
ミッドフットでの接地メインで考えているので、ヒールでのコントロールは相当弱いです。
ヒールコントロール、オーバープロネーション対策が必要なら、アルトラであればパラダイム等の方が適しています。
そして中底にはクッションシートを配置している仕様。
アディダスのブーストフォームに近いもので、高いクッション、反発性を備えている仕様です。
インソールには表面にメッシュ、ベースにオーソライトを使用したものを採用。
柔らかで沈むクッション性で、ストレス少なく衝撃を緩衝するインソールとなっています。
・ヒールサポートはなし
・衝撃緩衝に優れたインソール
アウトソール
アウトソールにはラバー、ミッドソールにはALTRA EGO MAXと呼ばれるアルトラ独自のクッションフォームを採用。
先程のブーストフォーム中底の感触が強めに出ており、ムギュっとした反発性が特徴となっています。
ベアフット系のシューズに多いのは、ソールユニットも極薄で素足とまるで同じ、という事があります。
アルトラもラインナップによってはかなり薄いものもありますが、トーリン5はクッション性、反発性も高めなシューズになっているのが特徴と言えます。
また、アルトラの特徴として、前後の高低差(ドロップ)が無い事も挙げられます。
ランニングシューズはかかとを上げて、つま先を下げる仕様のものが多く、上手くハマれば前傾姿勢を引き出してくれます。
一方でうまくかみ合わない、使いこなせないとバランスを崩す場合も当然あり、アルトラでは高低差を出さない仕様としています。
・ALTRA EGO MAXによるむちっとクッション×反発
・高低差の少ないソール設計
・ベアフット×クッションシューズ
簡易レビュー
実際に履いてみた感触ですが、特徴としては以下の通り
・指先のゆったりさが最高
・甲部はやや低め
・かかとはフィットするが、サポートはない
・クッションはむちっと反発
・ロングラン、ゆったりランに良い感じ
・クッション系ベアフットシューズ
まとめ
特徴としては上記の3点が主な特徴のシューズでした。特にどのような人に適しているかというと、
・指先がしっかり伸びるシューズが欲しい人
・ベアフット系が好きだけど、クッションも欲しい人
ヒールのコントロールが無いので履く人は選びますが、指先のゆったりさはアルトラの良さだと思うので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
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