本日はナイキのスパイク、エアズーム マーキュリアルヴェイパー15 エリート FGの紹介、解説をしていきます。
ナイキのスピードモデルとして販売されている、天然芝用スパイク。
本作はエアズームによる反発性を活かし、より速く、より機敏に動けるスパイクとなっているのが特徴。
早速機能性の詳細を見ていこうと思います。
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足型
足幅D~E程度、つま先周り高さ標準、甲回り高さ標準程度となっています。
足幅はスリムで、E程度までであれば着用する事が可能な設計となっています。
0014は今回いつも通りの25.0㎝をチョイス。
サイズ的にはいつものマーキュリアルと同じかなという印象。
サイズは基本的には変更する必要が無いと思いますが、あり得るならサイズを上げる方になると思います。
足型的にはギリシャ型寄り、人差し指が長い足を中心とした足型ではありますが、エジプト型でもある程度入る設計。
カーブは強くはありません。
・足幅はD~E程度
・指先は人差し指が長い方がややフィットする
・サイズは標準~僅かに小さ目
アッパー前足部
アッパー素材にはVaporposite+が採用されています。
ニット、テキスタイルベースのアッパーで、薄く、柔らかくフィットするアッパー素材となっています。
細かい意匠で言うと、つま先アウトサイド側は滑りにくいよう、プリントが施されているのも特徴。
足馴染みの良い、柔らかく薄いアッパーに、ボールコントロール性も付与したアッパーとなっています。
サポート性、フィット性、ボールコントロール性を兼ね備え、ここに悪天候下でもグリップ性が落ちにくいACC機能も搭載されている今回のエアズームマーキュリアル。
ヴェイパー14というよりは、ヴェイパー13に近いような柔らかな履き心地が特徴となっています。
・薄く柔らかく履き心地の良いアッパー
アッパー中足部
アッパー中足部にも同様のニットアッパーを採用。
アウトサイド側はナイキロゴも主張するデザインとなっています。
インサイド面にはエアズーム搭載モデルらしく、AIRがプリントされているデザイン。
プリント部は少し滑りにくくなっており、多少ボールコントロール性を高める意匠にもなっています。
甲部にはむき出しのニット素材を採用し、フィット感を高める仕様を本作も採用。
インナーフレームと合わさることで、サポート性とフィット感を引き出す仕様となっています。
・サポート性を備える中足部
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには内蔵型のヒールカップが搭載。
柔らかめのヒールカップで、靴擦れしにくそうなものとなっています。
かかと内側は柔らかな微起毛人工皮革で、クッションフォームも上部に配置されているものに。
滑りにくく、脱げにくく仕上がっているのが特徴となっています。
そして中底、中足部以前にエアズームユニットを今回採用。
4.85mm厚のエアズームユニットを分割して搭載することで、高い反発性とフレキシブルさを両立させた設計となっています。
反発でグングン加速しつつ、細かな足裏の動きに追従するのが特徴と言えます。
インソールも専用設計で、エアズームユニットがおさまるように設計されているのが特徴。
表面はメッシュで足当たりの良いものとなっています。
・高い反発性を引き出すエアズームユニット
・脱げにくく靴擦れしにくいヒールクッション
アウトソール
アウトソールには天然芝対応の新型ソールを搭載。
芝のグラウンド、特に整った芝目の長い天然芝でパフォーマンスを発揮するアウトソールとなっています。
特徴的なのはブレードと三ツ矢を組み合わせた設計で、エアズームの反発性を貰いながら、グリップ性を確保している設計。
鋭い加速、切り返しにおいて抜群のグリップ性を発揮する仕様です。
スタッドは特につま先は加速、前足部は加速とサイドステップに注力した設計。
切り返し、加速といった、スピードを最大限引き出す設計となっています。
全体を通してみても、鋭いスピード、アジリティを引き出す、アタッカー向けのスパイクとなっているエアズームマーキュリアル。
ちなみに重量は25cm片足で大体164gと、昨今のスパイクの中では超軽量級となっています。
・スピードとアジリティを引き出すスタッド設計
・スプリントを引き出すエアズームユニット
・サイド~前線のアタッカー向けスパイク
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・スピード、アジリティを大事にしたい選手
・身体の使い方がうまい選手
・質の良い天然芝でプレーする選手
個人的にも非常に面白い一足なので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
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