本日はナイキの新作スパイク、ファントム6 ELITE AGの紹介、解説をしていきます。
ファントムシリーズの最新モデルで、ファントムGXからだと3代目にあたる本作。
今回は人工芝用のトップモデルを解説。
早速機能性の詳細を見ていこうと思います。
※アフィリエイト広告を含みます
詳しい解説はこちらからどうぞ
足型

足幅はだいたいD~E程度と、細身の足に合いやすい設計。
そして今回足型も変更され、縦に3mm短くなっています。
代わりにつま先の高さを1mm上げていますが、基本少し小さくなったという感じ。

そのため、つま先周りの高さは標準程度まであります。
今までが結構低めなこともあったので、これでサイズ的には合うという人も出てくるかと。
一方で、今までがバッチリだったという方には少しサイズ選びがシビアになるかもしれません。

足型的にはギリシャ型寄り、人差し指が長い足を中心とした足型ではあります。
しかし、エジプト型でもある程度入る設計です。
また、カーブについては強くはありません。
・足幅はD~E程度
・指先は人差し指が長い方がややフィットする
・サイズはやや小さめ~小さめ
アッパー前足部

まずアッパー素材にはチューンドナイキ グリップニットを採用。
糸自体に粘性があるような、ニットベースのアッパーが採用されています。
ただ、更にグリップ性が強いような、そんな印象も受けるニットです。

また、本作ではわずかな凹凸を組み合わせ、グリップ性を向上。
チューンドグリップニットだけでなく、意匠でもグリップ性を出しています。
ただ、基本はグリップニットのグリップ感が強い設計。

とはいえ前作ほど凹凸が強い訳ではありませんが。
ただ、ニット自体の粘性が高く、グリップが効く印象。
この素材の進化で更にコントロール性が高まっているのが、本作の特徴です。
・ボールコントロール性を高めるチューンドグリップニット
・履き心地とサポートを備えたニットアッパー
アッパー中足部

アッパー中足部以降も、インサイド面の多くはグリップニット素材を採用。
そして甲部には独自のシューティングエリアが設計されています。

このシューティングエリアは、前作程高いフィン形状ではありませんが。
一方で、確かな凸を感じられる仕様で、グリップ性を高める意匠となっています。
前作よりも効果を感じやすい設計、配置になっているのもポイント。

また、シューレース部はアウトサイドに寄せることで、キッキングエリアをしっかりと確保。
シュート精度を高める意匠が継続となっています。

一方でアウトサイドは、途中から樹脂フィルムで補強してある仕様を採用。
アウトサイドへの伸び、負荷を軽減するような仕様となっています。

また、足首までのニットは今まで通りフライニットアッパーが採用。
足首にフィットするように設計され、心地よくフィットするように仕上がっています。

特徴はやはりキッキングエリア、そしてファントムGXを思い出させるレースカバー。
これらの機能で、キック精度やコントロール精度を高める仕様となっています。
・吸い付くトラップを生み出すレースカバー
・キック精度を高めるシューティングエリア
・フィット性の高いニットアッパー
アッパー後足部

アッパー後足部、かかとにはヒールカップが搭載。
この辺りの仕様は今までと大きく変わらず、靴擦れしにくい設計となっています。

また、アキレス腱部~踵骨後にはストレスを与えにくい設計を本作でも採用。
かかと後端に問題、痛みが出やすい方でも、履きやすいような設計となっています。

更に、かかと内側は柔らかな起毛素材で、全体的に柔らかなクッションフォームを配置。
この辺りも履き心地、快適性を重視した設計となっています。

また、裏材に関しては起毛材、柔らかな人工材をベースに採用。
加えて一部は化繊が採用されており、戦略的な配置で快適性を向上させています。


そしてインソールには表面にメッシュ素材と、ベースは今までと近いものを使用。
基本的にシンプルなインソールとなっています。
・ヒールとクッションで履き心地〇
・アキレス腱への圧迫負荷軽減機能あり
アウトソール

アウトソールには今回新型のAGソールを搭載。
本作はハイパーヴェノムファントム3や、過去のファントムシリーズをまとめたソール。
アジリティに優れたアウトソールが今作人工芝用でも採用となっています。

本ソールは人工芝に対応するように、引っ掛かりを抑えた円柱スタッドをメインで採用。
ターン時に引っ掛かりすぎるのを防ぎ、筋腱への負荷を減らすような構成です。
また、その上でアジリティ、カットインなどもしやすくなっているのもポイント。

加えて、安定性も一部で確保され、キック時の軸足の安定性も確保。
これによって、より高いシュート精度を引き出せるようになっています。

円柱ベースで人工芝に対応しつつ、鋭いアジリティとキック精度を引き出すのが本作の特徴。
どちらかというと、状態の良い人工芝で使いたい一足となっています。
・独自設計の人工芝専用ソール
・引っ掛かりすぎず、アジリティを引き出すソール
・キック精度も同時に引き出す
まとめ

やはりアタッカー、アジリティやシュートを武器にする選手にぴったりな機能性となっている本作。
ただ、そうでなくとも足幅の細い選手、かかとにいつも痛みがでる選手にもおススメです。
個人的には結構面白いスパイクだったので、また後日レビューしようと思います。
ナイキ公式へはこちらからどうぞ
サッカーショップKAMOへはこちらからどうぞ
コメント