本日はアディダスのサッカースパイク、F50 ELITE HGのレビューになります。
F50 ELITEは軽量性、スピードに特化したスパイク。
エックスシリーズから切り替わり、再度復活を果たしたF50。
早速レビューしていきます！
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足型
足幅E～2E程度、つま先周り高さ標準、甲回り高さ標準～気持ち高め程度となっています。
足幅は標準程度、2E程度までであれば着用する事が可能な設計です。
0014は今回、普段通りの25.5cmをチョイス。
サイズ的には実質標準～やや大きめ程度で、基本的に足側が変わってなければ、サイズを変える必要は無い感触です。
幅的には2E幅まで対応、大体E～2Eくらいの方に丁度いい印象。
全体的なフィット感としては、ホールド性があってサポートをしっかりを感じられる印象。
それでいて足に沿い、フィットするような感触が印象的でした。
アッパー前足部
アッパー前足部にはファイバータッチアッパーを今作から採用。
今作はこのアッパー素材も大きな変更点で、薄くてサポートのあるアッパー素材となっています。
このアッパー素材は履き始めこそサポートがある印象を受けますが。
履いていけばすぐに馴染んで、心地よく感じられる印象。
それでいて、サポート自体は残っているので、ブレないズレないフィット感を生み出しています。
また、もう一つの特徴がスプリントウェブ。
アッパー表面に加工された3Dプリント加工が、ボールとのグリップを向上させる機能。
この辺もかなり効果を発揮していたように感じます。
タッチ感 サッカー
タッチ感に関しては、薄さとグリップ感がかなり顕著。
ファイバータッチアッパーは比較的しっかりした感触なので、パチンと弾くような感覚が強いです。
ただ、昔のマイクロファイバーアッパーのようなことはなく、
弾きすぎてコントロールしにくい、みたいな感覚はありません。
ボールに対するグリップがかなり強い印象で、弾く感触が強いながらも、グリップして止まる印象。
スプリントウェブといったグリップ加工も、効果を発揮しているように思います。
ソフトな柔らかいタッチではないので、レザーが好きな人にとっては違う感触ではある本作。
薄くてグリップの効いたタッチ感が好みの方には、ぴったりだと思います。
中足部
アッパー中足部以降もファイバータッチアッパーが採用され、履き口にはトンネルシュータンを採用。
ここも薄くサポートがありつつ、トンネルシュータンによるフィット感が特徴です。
今作はこのトンネルシュータンも特徴で、足に吸い付くフィット感が特徴。
サポート性だけでなく、フィットする感触も生んでいるシュータンとなっています。
トラップ感 サッカー
トラップ感に関しても、基本的にはタッチ感同様、薄くてグリップが強い感触が顕著です。
ただ、シュータンが間に挟まるので、もう少しトラップはソフトな感覚。
どちらにせよ、ベースとしては弾く感触と、強いグリップ感、薄くてダイレクトな感覚が感じられるものに。
こちらもやはり、ソフトさというよりは薄さ、グリップ感が感じられるものとなっていました。
ホールド感 ラグビー
激しい切り返しやカット、耐えるのに重要なホールド感ですが。
本作F50はこのホールド感が非常に優れている印象。
薄いアッパーながら、しっかりとホールド、サポートしてくれる感触が好印象です。
180°の反転、切り返し動作でも、アッパーがズレる感触は無し。
かかとから中足部、前足部までサポートがあるので、ブレないズレないフィット感が好印象です。
過度なグリップ※だと別だとは思いますが、適切なグラウンドで使用すれば全く問題ないホールド性を発揮している本作
※例えば人工芝でSG、FGモデルを履くとか…
このホールド性、サポートの良さは今作F50の良いところだと思います。
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターを搭載。
今までのHGソールと同じ、強固でしっかりとサポートしてくれるカウンターとなっています。
履き心地も心地よく、それでいてホールド性がしっかりしているF50。
かかと周りもしっかりとサポートしてくれています。
蹴り心地 サッカー
サッカーボールの蹴り心地については、ボールが軽い力で飛んでいく感覚が印象に残ります。
パンッ！と弾いて飛んでいく感触で、蹴っていてかなり楽しい感覚。
蹴り心地としてはボールをダイレクトに感じやすい感覚で、グリップ感もある印象。
キックに特化したプレデターなんかとは違いますが、こちらも蹴り心地の良い仕上がりです。
基本的にはパンッと軽く飛んでいく感触、そしてグリップ感が特徴となっているF50。
心地の良い蹴り心地になっていました。
蹴り心地 ラグビー
ラグビーボールの蹴り心地も、比較的はじけるような感覚が強い印象。
ボールが滑って抜けるようなこともなく。
アッパー部のグリップ感も、サッカー同様の感覚です。
軸足の安定性も高く、アッパーのサポート性もしっかりしているので、安定感もある感覚。
キック時にブレにくく、ズレにくい、精度が高まりやすい仕様となっています。
サッカーボールほど、飛距離や弾く感触を強く受けた感じは無いですが。
それでも心地の良い蹴り心地、グリップ感がありました。
アウトソール
アウトソールには土、人工芝、天然芝で使用できるスプリントフレームアウトソールが搭載。
マイルド目のグリップで、扱いやすく、怪我リスクも少なそうなソールです。
FGモデル程際立った、特徴的な機能はありませんが。
程よい反発感、素足感がありつつ、グリップも強すぎない軽量ソールとなっています。
スピード
スピード感、疾走感に関しては、程よい反発感が心地いい印象。
グングン勝手に前に進むような反発ではないのですが、スムーズな加速感。
スタッド自体はマイルド目ですが、縦へのスピードを問題なく引き出せる感覚。
ラグビーのように誰かを押しこんで、という時にはグリップが弱めですが。
サッカー、ラグビーでもスプリント、ランニング時に困るようなグリップ感ではありません。
もう少し薄く、軽くてグリップする感覚も欲しいなら、AGモデルの検討もありかなという印象を受ける本作。
ただ、セーフティーで汎用性が高いのはHGなので。
個人的にはコチラの方が良いかなと思います。
ステップ
ステップ、アジリティに関してですが、この辺もややマイルド目のグリップ感。
刺さりすぎることは少ないので、身体への負荷は低く感じやすい印象です。
正直これくらいのグリップ感でも、思ったように止まれる、走れる、切り返せるほうが選手としては好ましい印象。
グリップ感はマイルド目ですが、これで滑って困るようなら身体を見直す必要もありそうです。
ただ、一応AGやFGもあるので、グラウンドによってはそちらを選ぶこともできる本作。
場合によってAGやFGを使い分ける、というのもいいかもしれません。
まとめ
アディダスのサッカースパイク、F50 ELITE HGのレビューは以上となります。特にサポート性、ホールド性がしっかりとしている上で、フィット感も良いのが本作の特徴かなと思います。
ブレない、ズレないサポート性を求める、スピードやアジリティを求める選手にぴったりな一足です。
今までのエックスとは違う、新しい側面を見せてくれている今作F50。
個人的にも良かったので、是非一度試してみてください！
ご検討はアディダス公式にてどうぞ
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