スピードフォーム2.0 HG レビュー

本日はアンダーアーマーの最新サッカースパイク、














スピードフォーム2.0 HGのレビューです！






















スピードフォーム2.0 HGはメンフィス・デパイが主に着用するスピード系スパイク。





独特なフィッティングと軽量性、グリップ力が持ち味のスパイクです。















それでは、早速レビューしていきます！





(スピードフォーム2.0 HGの機能性詳細はこちらの記事になります)



















『足型』



















足幅はD程度、甲標準～気持ち低め、爪先回り標準～気持ち低め程度となっています。


















今回も25cmをチョイス。







0014にとってはある程度足に合うアッパーではあるのですが…屈曲時に小指が強烈に痛むのが難点。


















ソール&アッパーの屈曲位置が悪く、痛みが出てしまっていました。


























フィット感に関しても独特の心地よさはあるものの、これで約2万円かぁという印象。







普通のマイクロファイバーの足当たりなので、なんならマーキュリアルベロチ2 HGの方が良いかも知れません…笑













【フィット感】

★★★★☆☆☆☆☆☆×3





















『アッパー前足部 & ボールタッチ、ドリブル』


















まずアッパー素材にはマイクロファイバーが使用されています。


















このマイクロファイバーのフィッティングは正直可もなく不可もなくといったところ。









適度な厚みとそれなりな柔らかさのマイクロファイバーが、それなりに足にフィットしますが、どちらかと言うと柔らかさよりホールド感を感じるものとなっています。


























ボールタッチも従来型のマイクロファイバーに近く、少し弾くような感覚があるものに。









決して悪いわけではないのですが…やはり約2万円という価格が少し残念な印象を与えます。











【ボールタッチ】

★★★☆☆☆☆☆☆☆























また、ドリブルに関しても同様で、少し弾くような感覚を受けます。




















表面にグリップ加工等はなく、基本的にはシンプルなマイクロファイバーのタッチ感。




















良くも悪くもシンプルに、少し弾くような感覚が味わえる、従来のマイクロファイバーが好きな人にとっては嬉しいドリブル、タッチ感でした。













【ドリブル】

★★★★☆☆☆☆☆☆



















『アッパー中足部 & トラップ、パス』














アッパー中足部にもインサイド以外は同様のマイクロファイバーが採用されています。





















フィット感に関しては前足部同様可もなく不可もなくという印象ですが、アウトサイドの補強はしっかり役に立っている感覚を受けます。


















また、インサイド側は多少ごわつく感じもありますが、そこまで大きな問題にはなりませんでした。



















ただ、シューレースが異様に長いのが難点。





何故この長さなのかはわからないですが、かなり長かったのは確かで、少し気になるものになっていました。
































そしてパス、トラップに関しては特筆すべきことは特にないというのが正直なところ。



























マイクロファイバーらしい少し弾くような感覚で、特別問題になるようなこともありませんが、何かが凄く変わった訳でもなく…という印象を受けました。

















『アッパー後足部～内部 & シュート』

















アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターを搭載。





ライニングは特徴的なシームレスライニングを採用。

















このかかとの強度、ライニングの足当たりに関しては好感触。







しっかりとかかとをホールドし、かつ足当たりの良いものになっていました。





















そのため、後述しますがアウトソールに問題はあるものの、キックに関してはそれなり。







しっかり…とまでは言いませんが、とりあえずシュートはある程度蹴れるようにはなっていたと思います。
















蹴り心地も痛かったり、違和感があるという訳でもないので、ここは及第点かなと思います。









【キック】

★★★★★☆☆☆☆☆























『アウトソール & ダッシュ、ステップ、ターン』


















アウトソールには14本三角スタッドを搭載。





HG、土に対応していますが、とてもじゃないけどHGでは使えないのがこのアウトソール最大の欠点となっていました。

















確かにグリップ力は高く、ダッシュに関しては鋭い出足になっていたと思いますが、なにせとにかく突き上げ感が酷い。






















このアウトサイド寄り、前足部最後列のスタッドが鋭利すぎて突き上げも非常に厳しいものになっていました。






















このスピードフォーム2.0はシームレスライニングによるインソール一体型のため、突き上げ対策でインソールを変えることもできず…。







流石にリブでの対策がとられているとはいえこの突き上げ感…これでHG対応は無理があると思います。


























また、切り返し、ステップの際もグリップは効くものの若干不安定に。





























勿論スタッドが細く高いのもあるのですが、全体的にソール、スタッド配列自体が細すぎて安定感のなさを露呈してしまっていました。



























ターンに関しても出来るはできますが、やはり安定感は欠く印象を受けます。





















なので、柔らか目の土、天然芝専用ならある程度使えそうですが、HG、土ではちょっと使用が厳しいように感じました。



















【スピード】

★★★★★★★☆☆☆

【アジリティ】

★★★★★★☆☆☆☆



















『まとめ』
















アンダーアーマーの最新サッカースパイク、スピードフォーム2.0 HG。









正直なところ、他社製品と比べると価格に見合っておらず、土ではまともに使うことが難しいものになっていました。






















ただ、とは言えスポーツウェアの分野では強く、世界第三位の規模感をもつアンダーアーマー。







今後、しっかりとした製品が出ることに期待ですね。

















総合評価

37/80



























ではでは(^_^)/

サッカースパイク アンダーアーマー 【スピードフォーム 2.0 HG】 1288379-003