怪我予防、パフォーマンスアップ、姿勢改善等、様々な目的で使用される高機能インソール。
勿論、既製品で合うものであったり、オーダーメイドで作った方が良い事も多いのですが、
今回はそんな高機能インソールを手軽に体感できる、自作インソールの作り方を解説していきます。
必要なもの
必要なものは
・靴に入っているインソール
・使わなくなったインソール
・両面テープ
・はさみ
作る時のポイント
様々なインソールがある中で、最もポピュラーなのは骨格に作用するもの。
足の裏にある3つの土踏まずをサポートする事で、バランスをとりやすくするものが既製品では多く展開されています。
この3つの土踏まずの内、今回は2つを支えられるように作ります。
具体的にはまずは立方骨~踵骨前。
既製品メーカーだと特にリアラインインソールや、BMZインソールがここを中心に支持しています。
外側のアーチを支えるところになるので、ここはサポートします。
そしてもう一つが載距突起部(赤)
既製品メーカーだと特にスーパーフィートやザムスト、バネがサポートしています。
内側のアーチの頂点は舟状骨(黄)ですが、直接強く支えると問題になることもあるため、その元となる載距突起部を支えます。
これで、外側、内側アーチを少し支える事が可能です。
内側、外側のアーチが機能していると横アーチも機能しやすいため、今回はやりません。
※簡便さ重視
また、かかとの内側、外側への傾きまでは補正しきれないので、あくまで今回のは自分で出来る簡易版です。
作り方
作り方は簡単。
使わなくなったインソールを切り刻んでクッションパットにし、先程の立方骨、載距突起部に配置するだけです。
ちなみに使わなくなったインソールじゃなくても、インソールに出来そうなクッションシートならOKです。
※例えばソルボシートとかamazonで売ってます。
立方骨の場合は、その前にある第五中足骨(小指にまで繋がっていく骨)の出っ張りが無くなった所に、丁度はまるようにクッションを置き、
載距突起(赤)の場合は、舟状骨(黄)寄り、脛骨内果(橙)より確実に前側に置くと丁度いい事が多いと思います。
目印をつけておいて、場所が決まったら両面テープを貼り、
大雑把で良いので、適当に切った使わなくなったインソールを張り付ければ完成です。
ちなみに使わなくなったインソールの厚みや硬さによって、サポート力が変わるので注意。
厚ければ厚いほど、硬ければ硬いほど、サポートが強く(違和感が強く)なります。
ちなみにねんざ癖がある、O脚だ、外側に荷重がいつも載っているという場合は外側だけでも大丈夫だったり
逆に扁平足である、X脚だ、内側に荷重がいつも載っているという場合は内側を強化した方が良い事もあります。
ただ、今回は超簡単&超低コストがコンセプトなので、そこまで考えなくていいです。
とりあえず、外も内も同じものを貼っておけばOKです。
実際に使ってみた
理論上は問題ないはずですが、一応自分で実験もしておきました笑
人工芝のグラウンドで、かなりハードなFG/AGモデルを着用
初めて履くとサポート部分にパッドが当たる感触があるものの、やはり元々はインソールの切れ端
プレーしているうちに違和感がなくなり、かつサポート性は微弱ですが残っている印象です
履き心地を損ねにくく、かつ低予算で、簡単に作れるのが特徴の今回のインソール
個人的には自分で言うのもあれですが、この簡単さと低価格でこれなら十分だと思います笑
まとめ
一応補足ですが、
既製品でも良いものは沢山ありますし、オーダーメイドでも良いものが沢山あります。
逆にぼったくりのようなインソールもごく一部あるようですが、SIDAS等の大手のものや、DYMOCO等のPTさんが作るものは外れが少ない印象なので、ほんとはそういったものを試してもらえると良いかと思います。
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