ナイキ ティエンポレジェンド9 エリート FG レビュー

ナイキ 着用感想&紹介記事

本日はナイキのフィット感、タッチを重視したサッカースパイク、ティエンポレジェンド9 エリート FGのレビューになります。

レジェンド9は柔らかなカンガルーレザーにクッションを採用した、フィット、軽量性、タッチ感に優れたサッカースパイク。



フィット感とタッチ感を兼ね備え、今作はスピードを再度強化したスパイク

早速レビューしていきます!

足型


足幅はE程度、つま先周り高さ標準、甲標準程度の設計になっています。

今回0014はいつも通りの25.0cmを購入しましたが、サイズ的にはいつも通り、丁度いい印象を受けます。


サイズ的には以前までと同じような感覚、近い感覚で着用出来るスパイクで、レジェンド8からの乗り換えも問題ない印象。

前作ほどのニット感、適度な密着感は薄いですが、レザーのシンプルに柔らかな履き心地が気持ちいいスパイクに仕上がっています。


全体的なフィット感としては、柔らかくすぐに馴染む前足部のカンガルーレザーが、指先へぴったりとフィットしてくれる印象

かかと、中足部も基本的には柔らかくフィットする履き心地に仕上がっていました。

アッパー前足部


アッパー前足部にはカンガルーレザーを使用したアッパーに仕上がっています。

フォームポッドと呼ばれるクッション材が配置され、凹凸によるグリップ性も確保されているのが特徴のアッパーとなっています。

タッチ感 サッカー


アッパー部がカンガルーレザーで構成された上、クッション材が配置されていることで柔らかなタッチ感が印象的。
カンガルーレザーの繊細なボールとの感触を体感しやすい印象を受けます。

加えてフォームポッド、クッション材が配置されているため、ソフトでボールを弾きにくい感覚もあります。


グリップ感に関しては凹凸があるので、滑って仕方ないという感覚はありません。

近年のグリップの強いスパイクに比べれば劣りますが、繊細さ、ソフトさ、適度なグリップ性が合わさったタッチ感に仕上がっています。

中足部


アッパー中足部にもカンガルーレザー×フォームポッドを使用した設計。

インサイド面は特にフォームポッドによるトラップ精度強化設計が配置され、アウトサイドはブレにくいような補強が入っているのが特徴となっています。


シュータン部はメッシュタイプのシュータンで、シューレースよりもシュータンでサポートするような設計。

アウトサイドはナイキロゴで補強され、トラップ、アジリティを向上させるような仕組みとなっています。

トラップ感 サッカー


そして中足部もレザーの柔らかなタッチ感、フォームポッドのソフトさが感じられる仕様になっています。

ドットの凸グリップが配置されているので、ボールがツルツル滑りすぎる事がないのも良い所です。


感触的にはソフトで、柔らかく仕上がっており、前足部と同じような感覚でボールを扱いやすいものに。

フィット感的には基本的に柔らかく、足をふわっと包み込むような柔らかさが特徴となっていました。

ホールド感 ラグビー


鋭い切り返しや踏ん張るのに大切なホールド感ですが、ホールド性は正直そこまで高くありません。

ブレる、ズレるという事は流石に頻発はしませんが、基本的には柔らかいフィット感を優先している印象です。


フィットはしますし、サポート性も最低ラインはありますが、しっかりと足元を支えるようなホールド性はない印象。

足に問題の無い方は扱えますが、何かしら問題を抱えている人は少ししんどい事もありそうです。

アッパー後足部


アッパー後足部、かかとにはヒールカップが採用。

強度的には最低ラインといった所で、柔らかな履き心地、フィット感が特徴の踵となっています。


履き口回りは高くなく、足首の可動性もしっかりと確保されているのも特徴のかかと。

足当たり良く、ズレにくく仕上がっており、履き心地という面ではストレスのない印象を受けました。

蹴り心地 サッカー


サッカーボールの蹴り心地については、適度なソフトさとダイレクト感が気持ちいいものに。

甲部はメッシュだけなので、適度なソフトさの中に、ボールの感触も比較的わかりやすいような印象を受けます。


甲部はダイレクトに自身の足の力が伝えられ、前足部はレザーの柔らかなアッパーが更に繊細さを発揮する印象。

ヒールカップは強くは無いので、そこは自身をしっかりと機能させることが大事なように感じます。

蹴り心地 ラグビー


ラグビーボールの蹴り心地に関しても同様で、適度なソフトさとダイレクトさが混じった蹴り心地。

飛距離的には極端に飛ぶ、飛ばないというのは無いですが、若干ソフトさが勝る気はします。


ヒールカップの強度は柔らかめなので、安定性という意味では自身の力が試されるものに。

ソール自体のグリップ性は抜群なので、しっかり止まるソールにはなっていると思いました。

アウトソール


アウトソールには天然芝で使用できる最新のFGソールを採用。

前作以上にスピードと安定性を強化し、より速く進むソールに仕上がっているのが特徴となっています。


このアウトソールは円柱とブレード型を組み合わせ、グリップ力、旋回性を両立しているソールに。

薄く軽いソールですが、適度な反発性も持ち合わせており、スピードに乗りやすい設計になっています。

スピード


そしてスピード感、疾走感に関しては軽さと適度なグリップ、反発感が感じられるものに。

際立って軽い、際立ってグリップが効く、際立って反発するのどれでも無いのですが、どれもがほどほどに収まっているのが良い所。


加速に関しては先端のブレードスタッドがしっかりと噛みつつ、適度な反発感で抜けも良い印象。

スピード感は十分で、鋭い加速がしやすいアウトソールに仕上がっています。


勿論ナイキで言えばマーキュリアル、アディダスで言えばエックスのように、スピード特化型スパイクに比べるとグリップ、反発に関しては劣ります。

一方で履き心地の柔らかさ、タッチの柔らかさがこちらにはあるので、好みで選び分けるのが良さそうです。

ステップ


ステップ、アジリティに関しては、ヒールのスタッドはグリップ性が抜群です。

ホールド性はそこまでなのですが、かかとのスタッドが止まりやすいのは良い所です。


ホールド性も全く無くてズルズル滑る、という事はないので許容範囲内といった所。
ただし、長く使うスパイクで無いのは確かです。

まとめ

・タッチ感〇 柔らかくソフトなタッチ
・軽量性〇 アッパー、ソール共になかなかの軽さ
・フィット感〇 レザーの足馴染みの良さは抜群
ナイキのタッチを重視したサッカースパイク、ティエンポレジェンド9 エリート FGのレビューは以上となります。

主に上記の3点、タッチ感、軽量性、フィットに優れたスパイクで、前作に比べてスピードも増しているのが特徴のスパイクとなっていました。


ラグビー的にはスーパーアスリート層以外は難しい印象ですが、サッカーであればタッチ、フィットによりこだわりのある選手なら候補に成り得るかもしれないスパイク。

特にカンガルーレザーとフォームポッドによるタッチ感は素晴らしいものがあると思うので、スパイクにタッチの柔らかさ、軽量性を求める選手はまず検討してみてはいかがでしょうか





 

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