カタールワールドカップ、フランスとモロッコの試合中に、ムバッペ選手の靴紐が切れてスパイクを交換するというケースがありました
確かモロッコの20番、ダリ選手のスパイクが引っかかって、シューレースが伸び千切れたような感じに
その後ムバッペ選手はスタッフが持ってきたスパイクと交換し、すぐにピッチに戻りましたが…
一般のプレーヤーとしては、安全面という観点からも靴紐に気を使う必要がありそうです
足をサポートする、という意味ではある程度の強度と程よい摩擦が必要ですが、安全面という意味では2つのアプローチが出来るように思います
・強度を高め、切れない紐にしつつ、薄くする
・強度を緩め、一定の負荷で切れるor伸びる紐にする
恐らく前者が理想形になってくるのかなと思います
薄くすることでスタッドと引っかかるリスクを減らしつつ、高強度にすることで切れにくい紐にすると、サポート性も兼ね備えられます
繊維自体の強度や編み強度が高くなるので、恐らく価格的には上がりますが
一般のプレーヤーで試合会場にスパイクを2足、3足と持っていくことが少ない事を考えると、紐が切れにくい方が良いかもしれません
ただし、切れないという事は、今回のムバッペ選手のように強い接触、引っ掛かりで靴紐が切れるシーンでも切れないという事なので…
引っ掛かった時は少し怖いかもしれません
一方で強度を緩めて切れやすくしたり、伸びやすくしたりすると、サポート性という意味では低くなりやすいです
また、紐が切れやすいパターンの場合は、切れる事を想定して数足持っていく必要もあります
良い所は、引っかかって過度な力が加わっても、紐が切れるので怪我につながりにくそう、という所でしょうか
そういう意味では、レースレスのスパイクというのは1つ、シューレースの引っかかるリスクを無くしている、とはいえます
代わりにシューレースによる恩恵、サポート性の調整やフィッティングの調整が出来ないので、既製品をそのまま履く一般プレーヤー向けではないですが…
基本的には足へのサポート性を考えて靴紐を選んだ方が良いと思う反面、靴紐が引っかかった時のリスク管理も出来るとより良い紐選びが出来そうな印象を受けた今朝方
他競技ではまた話は変わりますが、サッカーでは薄く、強い靴紐を選ぶ事がやはり理にかなっていそうですね
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