本日はナイキのフィット感、タッチを重視したサッカースパイク、ティエンポレジェンド10 エリート FGのレビューになります
レジェンド10はティエンポシリーズ初、人工皮革を採用した一足で、フィット感、軽量性、タッチ感に優れたサッカースパイク
早速レビューしていきます！
どこよりも詳しいティエンポ10の解説はこちら
足型
足幅はE程度、つま先周り高さ標準～低め、甲標準程度の設計になっています。
今回0014はいつも通りの25.0cmを購入しましたが、サイズ的にはいつも通り、丁度いい印象を受けます
サイズ的には以前までと同じような感覚、近い感覚で着用出来るスパイクで、レジェンド9からの乗り換えも問題ない印象
素材こそ変更されているものの、サイズや幅は今まで通りに近い感覚となっています
全体的なフィット感としては、柔らかく、レザーのような厚みを持つ人工皮革が、心地よくフィットする印象
全体的にストレスが少ない、心地いい履き心地に仕上がっています
アッパー前足部
アッパー前足部にはフライタッチプラス エンジニアードレザーを使用したアッパーに仕上がっています
今回はカンガルーレザーではなく、カンガルー風人工皮革になっているのが大きな違い
フィット感的にはレザーのような心地のいい足馴染みを感じつつ、僅かに人工皮革らしい強さも兼ね備えている感覚
ほぼレザーのような感覚に加えて、伸びすぎないような印象を受けるアッパーとなっています
タッチ感 サッカー
前足部でのタッチ感についてですが、レザーにかなり近い感触になっているのが本作の良いところ
レザーのような程よい薄さ、程よいソフトさを兼ね備えており、繊細さも持ち合わせています
今作ではこのレザーのようなタッチ感に、人工皮革やニットスパイクではお馴染みのグリップ加工が特徴
このグリップが抜群に効くので、ボールが非常によく止まる感覚を受けます
普段からこのグリップ感に慣れていないといけない位には、結構効いている印象
土埃がつくとグリップ性は少し落ちますが、それでもかなりグリップ感が強い今作のティエンポ
このレザーらしいタッチと、人工皮革らしいグリップ感が、レジェンド10の大きな特徴だと感じました
中足部
アッパー中足部にも人工皮革、甲部にはフライニットを使用した設計
インサイド面は特に、マイクロドット加工でグリップ性を強化した仕様となっています
甲部のニットは伸縮し、甲にぴたりとフィットする感覚
人工皮革の足馴染みも良く、柔らかく馴染みの良い感覚が中足部でも感じられます
トラップ感 サッカー
そして中足部、インサイド面は更にグリップ感が強い感覚
マイクロドットが少しですが、追加でグリップ性を強化しているので、ここもグリップ感が強い印象です
感触的には前足部から続いて、程よく薄く、程よくソフトな感覚がシームレスにつながっている感覚
前足部とタッチ感が変わらない、違和感がないところも今作の良いところだと思います
やはりこの、レザーっぽいフィット感、タッチ感に加えて、グリップ性があるのが面白いレジェンド10
レザーらしさにグリップも欲しかった、という方にはぴったりな製品となっていました
ホールド感 ラグビー
鋭い切り返しや踏ん張るのに大切なホールド感ですが、ホールド性は前作よりは良い印象
レザーじゃなく人工皮革なのがここで効いていて、レザーほどやわに感じないのが本作の特徴でもあります
だからといって、履き心地や足馴染みがレザーに劣るのかと言われるとそうではなく
履き心地、足馴染みは維持しつつも、強さを持たせているのが本作の強みとなっています
ティエンポシリーズはもともとサポートが強いスパイクではないですが、比較的まだしっかりしているレジェンド10
履き心地、足馴染みに加えて、こういった面でも嬉しいスパイクに進化しています
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとにはヒールカップが採用
強度的には柔らかめで、ソフトな履き心地、フィット感が特徴のかかととなっています
履き口回りは高くなく、足首の可動性もしっかりと確保されているのも特徴に
足当たり良く、ズレにくく仕上がっており、ストレスのない履き心地に仕上がっていました
蹴り心地 サッカー
サッカーボールの蹴り心地については、適度なソフトさとダイレクト感な感触が混在
甲部はニットで構成されているので、ボールの感覚がわかりやすく、ダイレクトな蹴り心地が強いものとなっています
前足部部分でだと、レザーの感触が強く、程よいソフトさと繊細さを感じやすい蹴り心地に
グリップ感もあり、抜けてしまうようなことはまずなさそうなグリップとなっています
ここでもレザーらしさ、人工皮革らしさ、そしてニットらしさのどの特徴も出ている印象
レジェンド10らしい蹴り心地、心地のいい蹴り心地に仕上がっていました
蹴り心地 ラグビー
ラグビーボールの蹴り心地に関しても同様で、適度なソフトさとダイレクトさが混じった蹴り心地
飛距離的には極端に飛ぶ、飛ばないというのは無く、心地のいい蹴り心地に
個人的には問題ないのですが、ヒールカップは柔らかいので、そのあたり軸足の安定性はそこそこといったところ
ソールのグリップは抜群なので、止まりやすさ、蹴りやすさは申し分ない仕上がりとなっていました
アウトソール
アウトソールには天然芝で使用できる最新のFGソールを採用
前作ベースではありますが、更に安定性を強化しているのが特徴となっています
つま先やかかとのブレードスタッドで、加速やストップを行いつつ、ターンには円柱スタッドで対応するソールに
素足感覚と程よい反発性も持ち合わせている、心地いいソールとなっています
スピード
スピード感、加速性に関しては軽さと素足感覚、鋭いグリップ、反発感が感じられるものに
前作よりももう少し素足感覚でありながら、バランスのとれたグリップ、反発感を感じます
加速に関しては先端のブレードスタッドがしっかりと噛みつつ、適度な反発感で抜けも良い印象
スピード感は十分で、鋭い加速がしやすいアウトソールに仕上がっています
マーキュリアルだとエアズームでの反発、ファントムGXだと更に素足感覚が強いですが、レジェンド10は丁度いい反発と素足感覚に落ち着いているのが良いところ
スピードを引き出しつつ、足裏の感覚も感じ取りやすいようなソールに仕上がっていました
ステップ
ステップ、アジリティに関しても申し分なく、特にかかとのブレードスタッドが効いている感覚
鋭く刺さってグリップするので、カットやストップはかなりグリップが効く感覚です
前足部の多くは鋭い円柱なので、こちらは引っ掛かりすぎなくて丁度いい塩梅
スタッドが残りすぎることなく、フレキシブルに地面を捉えてくれるものとなっています
加速力も申し分なく、素足感覚、アジリティ、ストップ、カットとどの動作でも違和感なく、ストレスなく扱えるのが嬉しいレジェンド10
サポートは強くないですが、うまく扱えるなら素足にグリップがついたような、心地のいいカットやランができるスパイクとなっていました
まとめ
ナイキのフィット、タッチを重視したサッカースパイク、ティエンポレジェンド10 エリート FGのレビューは以上となります主に上記の3点、タッチ感、グリップ性、フィットに優れたスパイクで、レザーのような足馴染みと人工皮革ならではのグリップが特徴だと感じました
今までのレザーだと、表面に強いグリップ加工が乗せれなかったからか、今作はレザーのような感覚だけどグリップが効くという面白い一足に
フィット感も良く、ソールも程よく素足感覚があり、全体的にハイレベルに仕上がっています
個人的にも結構よかったので、まだ試していない方は一度購入してみてはいかがでしょうか
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