本日はスイスのランニングシューズブランド、
ON(オン)のロードシューズ、クラウドXの紹介&着用した感想です。
低価格帯のシューズはなく、基本的に定価ベースだと15000~22000円前後の価格帯となっているON。
トレイルラン、ロードシューズ、そしてその他アパレル等が展開されているメーカーとなります。
外装
外装、箱はこんな感じ。
シンプルながら、ロゴがカッコかわいい感じの仕上がりに。
箱の中は全面に雲をイメージしたイラストが展開。
というのも、ONが『雲の上を走るようなクッション、走り心地』を製品に落とし込んでいるので、箱にもこのようなデザインが採用されています。
概要
今回紹介するクラウドXは、ロードラン、ワークアウト、ショートダッシュ等にも対応するタイプのシューズ。
比較的軽量で、ダッシュトレーニング等も可能な、汎用性が比較的高いシューズになっています。
ちなみにラインナップ的にはレース系シューズ、クッション系シューズ、タウンも可能なシューズ、ワイドモデル、撥水モデルと様々あるので、用途に合わせて購入する事が可能です。
サイズ感
サイズ感に関しては、いつもの普段履きサイズの25.5cm(スパイクは25.0)で概ね問題ない感触。
履き心地的には足幅部分はE~2E程度の感触で、中足部以降が結構タイトにフィットする感覚。
履いていくうちに慣れていきますが、中足部以降はサポート性も適度にあり、個人的には好感の持てるものに。
指先は動かせて、中足部、かかとは適度にホールドしてくれますが、全体的に後ろの方はタイト目に感じやすいと思います。
アッパー設計
アッパー自体にはエンジニアードメッシュが採用。
つま先には先心が付いているので、違和感なく指が奥まで入るような設計に。
指の上側は通気性の高い編み方のメッシュに仕上げたことで、柔らかさと通気性の良さが確保されている設計に。
一方、サイドは足馴染みの良さと、サポート性を両立させるために、柔軟ながらサポートをする編み方に変更。
横へのブレを多少抑えてくれるものに仕上がっています。
シューレース部は下部フック、上部はアッパーに直接通す設計に。
指先~足幅部はメッシュの馴染みの良さをしっかりと感じられる設計で、それ以降はサイドパーツと合わせてしっかりと足をホールドできる仕様に。
ただ、シューレースは基本多少しやすく、細めなので、あくまで丁度いい感覚でホールドをかけてくれます。
(※ラン系なのでこれで〇です。ラグビー、サッカーシューズでこの紐だと×です)
そして中足部以降のホールド、タイトにフィットしながらサポートするのがこのサイドパネル。
シューレースと連動し、中足部以降がブレないようにフィットするような使用感となっています。
個人的に気になるのは履き口部で、一部もう少し足側へカーブしていたり、気持ち素材を柔らかくしても良い様に感じますが、履いているうちにストレスも無くなるものに。
すぐに馴染むところがオン クラウドXの一つ良い所かもしれません。
そしてヒール部には樹脂カウンターが備え付けられ、ランニングシューズに必要な強度を確保。
サイド下部~後側が比較的強度高い設計に仕上がっています。
かかと裏側には薄柔らかなメッシュが使われ、薄くクッションフォームがサイド~後上部に入っているものに。
比較的脱げ感も少なく、ズレやブレも無いように個人的には感じました。
ソール設計
インソールはこんな感じ。
フカフカのオーソライトを一部用いつつ、気持ちアーチ部を埋めるような形状に仕上げています。
アウトソールにはスピードボード(樹脂プレート)をベースに、ヘリオンスーパーフォーム(クッション材)を用い、中空構造をとった設計に。
ボードによる前方向への推進力と、中空設計のクッションがそれぞれ適度に凹み、跳ね返ることでクッション性を担保しているものに。
基本的にはソール下部が裾広がりをみせることで安定性を確保しつつ、各ブロックにて硬度を変えたクッション材が衝撃を和らげ、推進力も得やすくなるというものに。
基本的に回内、回外には対応せずにニュートラルに仕上げ、ドロップも6mmとあまり強くはないクラウドX。
例えば偏平足、例えば捻挫癖があるのであれば、それを矯正するような機能はシューズに備わっていないので、中敷きを変えての対応がメインとなります。
既製品の中では高いものの、一番マルチに対応できるはずです。
ちなみに他候補であれば、偏平足であればシダス、スーパーフィート、バネが比較的マッチする可能性があります。
使用感
実際に使用してみた感覚としては、
・前側は柔らかくフィット&ゆったりめ
・比べて中足部以降はピタッとフィット&ホールド
・軽量性は十分、プレートとソールのせり上がりで、足が前へとスイスイ進む
・クッション性は物凄く高い訳ではなく、反発感と接地感に加えて丁度いいクッション性
・回内回外はインソールでサポート必要
短いダッシュ、10km前後のランニングで特に活躍できる、軽量で走りやすいシューズ
なので、価格帯を除けば部活生でも使いやすい一足になりそうです。
※詳しくは下記公式HPをチェック。
ご購入はこちらからどうぞ
コメント