adidas プレデターマリスコントロール SG レビュー

ラグビースパイク 着用感想&紹介記事

本日はアディダスの最新ラグビースパイク、




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プレデターマリスコントロール SGのレビューです!
オールブラックスの選手をはじめとし、数多くのトッププレーヤーが着用している最新作。







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日本代表ではラファエレ・ティモシー選手等が着用していたスパイク。

早速履いてきたのでレビューしていきます!








『足型』
 

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足幅E程度、つま先周り高さやや低め、甲高さやや低め、かかと幅標準程度となっています。







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今回0014はいつも通りの25.0cmをチョイス。


サイズ的には爪先回りの低さも、レザーの柔らかさで問題なく着用することが可能となっています。





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そして全体的なフィッティングに関しては、前作よりもかなり柔らか目な印象。

足入れ、履き心地はかなり履きやすく柔らかくなり、この辺りはかなり好感触。







図17



ただ、個人的にはかかとの脱げ感が非常に強かったり、ソールプレートの硬さに悩まされるものに。

前作よりは合いやすそうですが、今作も少し癖のある印象を受けます。


 








【フィット感】
★★★★★☆☆☆☆☆×3 












『アッパー前足部』 


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まずアッパー前足部にはカンガルーレザーが採用されています。





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この前足部のフィッティングは概ね好感触


プレデターフィンがかなり主張していますが、フィッティングには大きな影響を与えず。





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しっかりとやや肉厚のレザーが、ソフトに足に馴染む感触が心地良いものに。


薄くてピタッと、というよりソフトにフワッと包んでくれる印象です。








図16



そして全体のホールド感に関しては概ね問題なし。


かなり体の大きい選手や、あまり適切ではないグランド(※人工芝等)ではホールド感は足らなくなるとは思います。





図13




ただ、基本的にバックスで、天然芝や柔らかい土で使う分には問題ないレベルのホールド性は発揮。


馴染みのよさとホールド性をしっかりと兼ね備えたラグビースパイクとなっています。



 

【ホールド性】
★★★★★★★☆☆☆

 










『アッパー中足部』







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アッパー中足部、シューレースはアウトサイド寄りに配置。


中足部以降は人工皮革にて、足馴染みを保ちつつ、しっかりとホールドするものに仕上がっています。










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今回このシュータンの薄さがかなり好感触なものに。


前作はコンプレッション型でしたが、今回は薄くて柔らかい、それでいて適度なクッション性もあるのが良いところ。





シューレーシステムもそこまで甲部へ圧迫感を感じすぎず、きちっと抑え込むホールド性がある印象です。







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また、かかとの脱げ感に関しては個人差があると思いますが、一応脱げにくくするようなシューレースホールも完備。




0014はかかとに滑り止め補強を施し、インソールを薄型に変え、シューレースホールを最後まで使えば、練習や試合で使える程度のフィッティングにまで調整できました♪














『アッパー後足部~内部 & キック』




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アッパー後足部、かかとにはヒールカップを内蔵。


強固なヒールカップで、横ブレ等を起こしにくいものに仕上がっています。








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再三記載していますが、個人的にはこのかかとの脱げ感が一つネックに。



工夫なく、購入したまんまの状態での着用では、ちょっと履けないレベルにかかとがスポスポ抜ける印象。









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インソールのヒールアップ構造も相まって、かかとの脱げ感は更に増すものに。



インソールでのヒールアップ構造は前への加速力、パワーを高めやすいものの、こうした弊害も出てくることがあります。








図8




そしてキックに関してですが、



これが非常に良い感触!




キック能力を高めるプレデター、その真骨頂を味わうことが出来ました♪








図5図3




ハイパント、パント、グラバー等の蹴り分けしやすさは勿論のこと、







図10





なによりミートしたときの感触がかなり好感触



硬、薄すぎて痛いこともなく、柔、分厚すぎて力が逃げるようなこともなく。






図9





適度なシュータンの薄さとクッション材がちょうど良く、



ドンッ ズドン



っていう感触のミート感


飛距離も上々。







図20




軸足もSGソールという事もありますが、安定感が非常に高く、ブレないぐらつかない軸足に。








図19





正直、プレデターフィンに関しては少しボールが滑りにくい、ミスキックになりにくい程度という印象。




ですが、


少しでもキックミスを減らし、より遠くに飛ばせるスパイク




に仕上がっており、このキックに関しては非常に高いスペックを発揮してくれました!











【キック】
★★★★★★★★★★







『アウトソール & ダッシュ、ステップ、ターン』 




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アウトソールには取替式6本、円柱固定スタッド5本、サブブレード1本の、総計12本が採用。


柔らかい土、天然芝で最大のパフォーマンスを発揮する取替式ソールとなっています。










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このソールは思った以上にスピードは出る模様。



反発性も適度にはあり、屈曲性は前横一線で屈曲し、そこまで強い違和感はない感触。








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ただ、前足部~後足部のスタッド間隔が比較的空いており、屈曲ポイント以外はかなり強い剛性を確保してあるものに。




内捻じれの許容が少ないので、個人的には素足感覚というより、かなり硬いソールだなぁという印象を受けました。
(※足裏の疲れ、痛みも少し多かったです)









図18


とはいえ、プレー中は2時間の練習のうち、終盤まではそこまで気にならず。




スピードは前述したとおり、思ったより反発性もあり、そこそこ出る印象。









図15



アジリティ、ステップに関しては素足感はないものの、元々SGでグリップが強いので、鋭いストップ、ダッシュは可能に。




ヒールアップ構造もあり、加速はある程度スピードもでる印象です。







図12




また、ヒット等、パワー部分に関してはなんら問題なし。




力強い踏み込み、ブレない安定感とグリップを発揮してくれています。






図11





ちなみに重量はやはりそこそこあるので、軽快さはない印象。




ランに関しての性能はぼちぼち、及第点といったところでしょうか。




【スピード】
★★★★★★★☆☆☆ 
【アジリティ】
★★★★★★☆☆☆☆

【パワー】 ★★★★★★★★☆☆










『まとめ』




図4




アディダスの最新ラグビースパイク、プレデターマリスコントロール。



そのキック性能の高さを体感することが出来ました!







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キックに関しては非常に能力が高く、ランニング、パワー性能もそこそこは発揮してくれるプレデターマリスコントロール。



個人的にはキックを重視するスタンドオフ、スクラムハーフ、センター、フルバックの選手にはオススメしたいスパイクとなっていました♪










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