先日よりオープンされている、大手メディアの講談社が運営するゲキサカとキシスポがタッグを組んだオンラインストア。
一番の特徴は、自身の身体的特徴やグラウンド、ポジション等を入力することで、自分に適したスパイク候補がピックアップされるというシステムになっています。
(※今回結論は最後にします)
ゲキサカ
まずは言いたい、素晴らしいと。
前々から同じような案は持っていましたが、こうしたウェブ上のシステムを作ることができなかったのに対し、しっかりとゲキサカは作り上げてきました。
しかも収益性をシューズの販売という部分で担保しながら行うという現実に即した作りです、素晴らしい。
ゲキサカ
一方で、凄く惜しいと感じたのはフィニッシュの悪さ
収益性の問題があるので仕方ないですが、最後までウェブで完結してしまうという事です。
僕としてこの診断、何が素晴らしいかというと
・多少のガイドラインを示すことができる
・自分の足に対して関心が持てる
・自分の靴に対して関心が持てる
要するに、今までそこまでシューズに拘りのない層が、手軽に自分に合いそうなシューズを探すことができ、なおかつ足や靴への興味関心を高めることができる。
ここは非常に素晴らしい、功の部分だと思います。
また、上記記事にある
いつでも部活生に向き合ってきたゲキサカだからこそ、どのブランドにも肩入れせず、メディアとして公平な目線で的確なサッカーギアに関する情報を届け、それぞれのサッカープレーヤーに合ったギアを提案するという使命を果たしていきます。
というのもゲキサカというメディアとしては是非今後もやってもらいたいと思います。
メディアとして公平な目線が、全てのメーカーの長短ではなく、長所をくみ取るという公平さであったとしても、靴や足に興味を持たせる、間口を広げるという意味では有用だからです。
(※これは僕が感じてるだけなので、そうじゃないと思う人もいるかもです。さーせん)
(※細かい部分まで知りたくて、なおかつ忌憚のない意見が知りたいなら、上記マガジンを良ければ。)
(※たぶん8月中旬~下旬、ギプス取れたら本格スタートです、後日アナウンスします)
ゲキサカ
一方で罪の部分は、この診断が全てではないという事です。
(※罪と呼ぶ気はないんですが、功罪って書いちゃったんで罪にしてます。難点位のイメージです)
この診断はあくまでも多少の判別をするものであり、実際に店頭で優秀なスタッフさんに接客されて得る気づきや、正しい靴選びを推進できるものではありません。
(※例えば簡単なことだと、お店で足のサイズを測ったら思ったより小さかったとか、そういった気づきです)
また、物凄く細かい事を言うと多少の判別も出来ているか怪しいのですが、これは対象層を考えればむしろこれくらいが限界、わかりやすさを重視してあると思うので、そこには突っ込みません。
つまりは、正確さよりわかりやすさ重視だという事が読み取れるという事です。
で、この診断をカバーする、僕が考える方法は
最後のフィニッシュを優秀な店舗に振り分け誘導する
という事。
勿論収益性の兼ね合いがあるので、ネット販売につなぐのは勿論OK!なのですが、『実際のお店で、スタッフに聞きながら試着してみてね』という強い案内が最後に欲しかったところ。
(※細かく言うと〇〇店の〇〇さん、まで指定できればベスト。ここは専門店、量販店問わずに真摯に対応し、最低限の知識がある人。ハードル低めでOK)
これはキシスポと組んでいるからできないことで、難しい所ですが、本当に消費者の事を考えるならこうした案内は欲しかったです。
(※キシスポさんが悪い訳ではないですので悪しからず。)
『結論』
・これからシューズを選ぶ、考える層に対して素晴らしい取り組みであり、継続してほしい
・一方でこの診断はほんの一部の話であり、実際にお店で選ぶ有用性を同時に説いていければベスト
後は物理的にネットでしか購入できない層もいるので、そうした方にとっても情報量は多い方が良いのは事実。
但し、現段階ではこの診断だけでスパイクを決めて注文する事は、デザインで選ぶよりは良いけども、正解には辿り着きにくいので、より高いレベルを求める方は診断を楽しむように使ったり、お店で真剣に悩まれるのが良いと思います。
ではでは
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コメント
いつも楽しく拝読しています。
おもしろいサービスが出てきましたね。
自分の足型が計測できるZOZOMATが出てきたときに、
競技シューズに応用してほしいと思ったものですが、
まさに今回のサービスと連携してくれたら
より精度が上がりそうですよね。
>>1
いつもありがとうございます
確かにZOZOMATと連携は面白いですね、ZOZOMATのシューズサイズ提案は精度低いですが、足自体の数値は意外と思ったより精度良いので、上手く組み合わせれば適正サイズと幅位はけっこうネットで買っても合うようになるかもしれませんね