本日はアディダスの新作スパイク、コパピュア.1 HG JAPANの紹介、解説をしていきます
コパシリーズの最新モデルで、コパセンスの後継モデルとなるコパピュア
FGモデルはレビュー済み、今回は日本人向けのHG JAPANモデルを解説
早速機能性の詳細を見ていこうと思います
アッパー前足部
まずアッパー素材にはカンガルーレザーではなく、カウレザーを採用
薄く、柔らかな牛革が採用されています
カウレザーとは思えない質感、薄さと柔らかさで、あまりカンガルーだから、牛だからと考えなくていい位の質感
このカウレザー自体に、水に強い加工を施し、縫い目を極限まで目立たなくしたフュージョンスキンも搭載
レザーだけれども、雨や悪天候下にも強い、現代的なスパイクとなっています
そこに今作のコパピュアでは、クッションフォームを3種類使用しているのも特徴
インサイド面は厚手でソフトに、中央部は薄く繊細に、アウトサイド面は硬めでサポート性を引き出す仕様
ソフトなコントロール、正確なタッチ、鋭いターンを生み出すアッパー設計です
ここに加えて、アッパーとソールの剥がれを抑えるラバー加工をHG JAPANでは搭載
履き心地、タッチ感、耐久性を兼ね備えたアッパーとなっています
・薄く繊細にフィットするカウレザー
・足元をサポートする3種類のクッションフォーム
アッパー中足部
アッパー中足部以降は、補強材として柔らかなマイクロファイバーも採用
縫い目をみせないフュージョンスキン設計が特徴にもなっています
特にインサイド面はクッションフォームを多量に配置しつつ、一部表面にグリップ加工を採用
コントロール、トラップ精度を高める仕様が今作では大幅に強化されています
一方で、シューレース回りに関してはよりシンプル、簡素化されている印象
シンプルに薄手かつ、クッションの入ったシュータンが心地いい仕上がりとなっています
同じ時期に出たコパアイコンシリーズとは違い、コパピュアは現代的なプレーヤーに向けた、フィットとサポートを兼ね備えている一足に
シンプルながら効果的な機能が詰まった中足部となっています
・薄く吸い付くフィット感を生み出す中足部
・トラップ精度を高めるインサイド面
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとにはHG JAPANのヒールカウンターが搭載
強度があり、かかとをホールドするヒールカウンターとなっています
かかと内側は柔らかな起毛素材で、かかと上部に柔らかなクッションフォームを2か所配置
必要な部分に必要なクッションを配置しており、履き心地良く、脱げにくく設計されています
加えて、コパセンスらしい履き口回りのデザインは継続されている印象
強度的には別物ですが、エッセンスは感じられる仕様となっています
中底に関しては前足部にのみ樹脂プレートを採用
この辺りは他のHG JAPANモデルとそこまで違いはない印象
裏材には起毛材が使われており、薄くソフトに馴染むフィット感が追求されています
そしてインソールには表面に起毛材、裏面はプレデターシリーズでよく使われているインソールを採用
履き心地のソフトさ、程よい薄さを感じられるインソールとなっています
・ヒールカウンターとクッションで履き心地〇
・起毛素材で足当たり〇
アウトソール
アウトソールにはスプリントフレームアウトソール、円柱ベースのいつものスタッドを搭載
土、人工芝に主に対応しつつ、芝の短い天然芝なんかでも使えるソールとなっています
特徴は円柱ベースにくぼみを設けた設計で、ダッシュ、ターンといった動きはスムーズに
かつ、くぼみを設けることで、グリップ性を担保しているのが特徴となっています
鋭く引っかかる、刺さるタイプのスタッドではないので、比較的土や人工芝の方がグリップ性を感じやすいのがHG JAPANソールの特徴
下地が硬めなところの方が、活きやすいソールとなっています
・軽量、程よい反発のHG JAPAN
・土、人工芝に適した設計
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・レザーのフィット感、タッチ感を大事にしたい選手
・ボールコントロールを大事にしたい選手
・土や人工芝のグラウンドでプレーしている選手
雨に強く、トラップ、タッチ、ターン精度、スピードを高める機能が満載となっています
レザーのスパイクで、履き心地とトラップ感が心地いいものを探している選手や、部活生にもおススメできそうな仕上がりでした
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