ラグビー日本代表 稲垣選手特注スパイクについて考える

ほんまの雑記(0014のメモ含む)
KUMAGAYA, JAPAN - JANUARY 15: Keita Inagaki (L) of Saitama Wild Knights in action during the League One match between Saitama Panasonic Wild Knights and Toyota Verblitz at Kumagaya Rugby Stadium on January 15, 2023 in Kumagaya, Saitama, Japan. (Photo by Toru Hanai/Getty Images)

この間こんな記事が出ていたので、こちらでも少しだけ記載しておこうと思います

内容としてはアディダスショップで一日店長をやりました、という記事なのですが、

契約しているアディダス製のスパイクは、セットプレーで踏ん張るために屈曲性と硬さのバランスにこだわった特注品。W杯フランス大会の会場は粘土質で芝がはがれやすい特徴があり「強度を重要視している」と話した

こういう文言が入っています

日本の芝だと比較的下地が硬い事が多い印象ですが、海外だと上記のような粘土質な下地に芝が張ってあるケースも多い印象です

記載の通り、下地が緩いので芝の根があっても、芝の根ごと一気に持っていって剥がれる、というケースもあったりします

KUMAGAYA, JAPAN – JANUARY 15: Keita Inagaki (L) of Saitama Wild Knights in action during the League One match between Saitama Panasonic Wild Knights and Toyota Verblitz at Kumagaya Rugby Stadium on January 15, 2023 in Kumagaya, Saitama, Japan. (Photo by Toru Hanai/Getty Images)



稲垣選手の筋力、体重、足長等を考えると、既製品よりも足底前足部強度を高める可能性は1つ考えられそうです

柔らかくするというのもパターンとしては無くはないですが、下地が柔らかい×重量級だと、アッパーのサポートはしっかりさせつつ、強度を上げる方向の方が適切になりやすいでしょう

現在のシステムではアウトソールユニットを新規でというのは難しいと思うので、既製品と同じアウトソールに中底やインソールで強度を変えるか、アウトソールの樹脂を変えるかという特注になりそうです

後は貫入性を気にする必要が殆ど無いので、こういった側面積を拡充するスタッドを使うというのもありかもしれません

程よい前足部での屈曲性は大事ですが、下地が柔らかく芝がめくれやすい×重量級なのであれば、面で捉えやすく強度を上げる方向の特注加工かもしれませんね

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