本日はニューバランスの新作スパイク、FURON V7 DESTROYの紹介、解説をしていきます。
フューロンシリーズのミドルモデルで、前作に引き続きスピードを意識したスパイク。
超軽量化が図られたトップモデルとは違い、縦へのスピードを意識したモデルとなっているDESTROY。
早速機能性の詳細を見ていこうと思います。
アッパー前足部
まずアッパー素材にはメッシュベースのアッパーが採用されています。
柔らかなマイクロファイバーのような風合いで、程よい薄さと柔らかさが特徴のアッパーです。
柔らかいアッパーではあるのですが、つま先に柔らかい心材を入れることで、指先が奥まで入りやすく設計されている仕様。
足馴染みの良さ、柔らかさを残しつつ、快適に履けるよう設計されています。
ちなみに意外とニューバランスのDESTROY、ミドルモデルは毎回価格の割に素材感は良い印象で、今作も柔らかなアッパーに仕上がっているものに。
足幅は2E設計のみなので、2E幅前後、レギュラー幅の選手にとって丁度いい仕様となっています。
・耐久性、お手入れしやすさ、足馴染みを兼ね備えたメッシュアッパー
アッパー中足部
アッパー中足部以降もメッシュアッパーを採用。
甲部にはHYPOKNIT、キャノピー(庇)構造を採用した設計となっています。
特徴的なのはやはりこのキャノピー構造で、凹凸を設けたカバー構造が印象的。
内部にニットシュータンを配置し、それを覆う形で柔らかなメッシュアッパーが採用されています。
この内部のニットがかなり柔らかく、足にぴったりとフィットするように設計されているのが特徴。
フィット感をニットで、蹴り心地をキャノピーで確保した設計となっています。
その分シューレースをアウトサイド側へ配置し、邪魔にならないように範囲も小さく設計してあるのがDESTROYの特徴。
そのため、基本的には2E幅で、緩くなくピッタリと履く事が大事なスパイクとなっています。
・蹴り心地を損ねないキャノピー構造
・フィット感を高めるHYPOKNIT
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには内蔵型のヒールカップが搭載。
ここはそれなりの強度となっています。
ヒール内側は比較的食いつきを意識したパッドが内部に配置されており、起毛材と柔らかく分厚いパッドが上部に配置されている設計。
加速時にも脱げにくく、ホールドするように配置されています。
そして中底には一般的なフルレングスの中底が採用。
アッパー内側は起毛素材になっているので、足当たりが良く柔らかいのが特徴となっています。
そしてインソールには表面メッシュ素材で構成したものを採用。
今まで採用されていたものと同じ形状のものが使用されています。
・起毛素材で足当たり〇
アウトソール
アウトソールには14本の三角スタッドを搭載。
土、人工芝、天然芝とマルチに対応できるアウトソールとなっています。
特徴はつま先に主に配置された三角スタッドで、縦への加速力を引き出すように設計されているのが特徴。
加えて強度の高いプレート、シャーシで剛性と反発性を備えているのが特徴となっています。
全体的にグリップ性が高いので、人工芝というよりは天然芝や土の方が扱いやすくなっているDESTROY。
縦へのスピード、グリップ、ストップやサイドへのグリップも優秀なソールとなっています。
・三角スタッドによる抜群の加速力
・ナイロンシャーシによる反発性
・どこでも使えるアウトソール
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・スピードを重視したい選手
・フィット感を大事にしたい選手
・蹴り心地を大事にしたい選手
個人的にはDESTROYがセールになるとかなりコスパの良い価格になることが多いので、トップモデルじゃないDESTROYなら買うのを少し待っても良いかもしれません。
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