アンブロ アクセレイター F-LASH V3 HG 解説

本日はアンブロの最新スパイク、アクセレイターF-LASH V3 HGの紹介、解説をしていきます。

本作も3つのC、つま先、かかと、衝撃緩衝に焦点を当てた、快適性重視のスパイク。


夏の人工芝でも熱くなく、冬の寒さにも負けないGAINAが引き続き採用されている今作。

早速機能性の詳細を見ていこうと思います。

 

アッパー前足部

アッパー素材、前足部にはカンガルーレザーが採用されています。

横方向の縫い糸、ステッチと、縦のステッチが特徴的なパターンで今回も構成。

ベースは基本的に初代から大きな変更はありません。


心地の良いカンガルーレザーで、柔らかく適度に薄いレザー感が特徴。

小指側は縫い糸、ステッチを減らすことで、小指が使いやすいのも引き続き特徴です。


3つのCの一つである、Comfortable Vamp

開放感のある使いやすい足指設計を、レザーとステッチで再現しているのがF-LASHの特徴の一つ。

足指が使いやすいことで踏ん張りやすくなっているのが特徴と言えます。

 

アッパー中足部

アッパー中足部には柔らかなマイクロファイバーを採用。

UGT、アンブログリップテクノロジーは非搭載です。

デザイン的にAフレームも採用していますが、機能としては無い模様。


シューレースホールは7か所構成で、シューレースには綿の平紐を採用。

プレッシャーがかかりにくい、快適性を重視したシューレースとなっています。


また、アウトサイド面にもAフレームデザインは搭載。

ただ、こちらも機能はしていない、デザイン的な要素のみとなっています。


今作の一番大きな改良点は、シュータン部分。

薄いメッシュ素材ベースに、薄く柔いクッション材を挟んだ薄型設計に変更されています。

シュータンが分厚いとキックにも影響しやすいので、ここは良いところ。


今までは快適性を重視するがあまり、シュータンも肉厚になっていました。

分厚いと快適性は増すのですが、蹴り心地は落ちやすい傾向にあります。

今作はそのバランスをとったかたちです。


一部むき出しのメッシュも用いながら、足当たり良く柔らかなシュータンとなっている本作。

ここが一番の改良ポイントになっていたかと思います。

 

アッパー後足部

アッパー後足部、かかとには強固なヒールカップが搭載。

ある程度しっかりと強度が保たれており、かかとを掴むホールド性を生み出す元となっています。


このかかとを掴む、Catch The Heelが3つのCの一つで

上端にクッションフォームを入れる事で、かかとをガチっと掴む設計に。

このかかと周りもそこまで大きく変わっていません。


そして3つのCの最後の一つは、Control Foam、かかとへの衝撃吸収材。

硬めのクッションフォームをかかと下に敷く事で、前傾姿勢を取りやすく。

前への反応、加速を引き出す設計となっています。

ここに遮熱塗料GAINAを採用することで、足裏からの寒暖をシャットアウトする機構にもなっています。


そしてインソールには表面にメッシュ素材を採用。

一般的なインソールとなっています。

 

アウトソール

アウトソールには変わらず土、人工芝、天然芝に対応した円柱スタッドを採用。

今作は引き続きKarvoを抜いているため

より素足のような履き心地のスパイクに仕上がっています。


シンプルな円柱ベースに、土台を広げたことで衝撃の分散、深く刺さった際にグリップを発揮しやすい設計が継続。

前足部の安定性が高く、かつKarvoが無い事でよりグリップ性を発揮しやすい仕様になっています。


つま先、かかとと安定性が高く、かつ足指が使いやすいよう柔軟性も兼ね備えられた今回のソール。

汎用性の高いソールとなっています。

 

まとめ

特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。

大きく変わっては無いですが、逆に言うと愛用しているユーザーとしては嬉しいモデルチェンジに。


昨今のサッカースパイク、トップモデルの中では価格がまだ抑えられているアクセレイター F-LASH V3。

蹴り心地は変わるはずなので、店頭で一度チェックしてみて下さい👍

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