アシックス リーサルティグレオール HYBRID 解説

アシックス 着用感想&紹介記事

アシックスのバックロー向けスパイク、リーサルティグレオール HYBRID。

リーチ・マイケル選手等が着用しているスパイクですが、





20210328_160439


今回はそのリーサルティグレオール HYBRIDについて解説していきます。


カンガルーレザーアッパーを用い、踏ん張りと走りやすさ、疲れにくさを両立させている一足、早速紹介していきます。














【足型】

20210328_160517



足幅は3E程度とワイド、つま先周り高さ標準、甲標準程度、指先はギリシャ系統寄りですが、エジプト系統でも対応できる形となっています。







20210328_162027


サイズ展開が26.0cmからしかないので、今回26.0cmを購入。


但し、サイズ的には若干大きい程度に感じるものとなっています。






20210328_160451


基本的にサイズ感はDSライトシリーズに比べるとかなり小さめで、0.5cmのサイズアップはほぼ必須に近い形状。


0.5cmのサイズアップは確実に検討した方が良いスパイクとなっています。












【前足部】

20210328_160711

まず前足部にはノンステッチのカンガルーレザーを採用しています。

ここに加えて、中にはクッションフォームを配置する事で、伸びすぎない保形性と屈曲性を保っている構造に。




20210328_160719


クッションフォームはサイドにまで採用され、横へのブレや動きを抑えてくれるような役割を発揮。


レザーの足馴染みの良さを活かしつつ、伸びすぎないように配慮されています。






20210328_160815



また、小指側はアシックスロゴと人工皮革で補強され、外側へのズレを最大限抑えるような設計に。


足馴染みの良さを残しながら、ズレにくさ、ブレにくさを考えた設計となっています。











【中足部】

20210328_160821
20210328_160844


アッパー中足部以降には人工皮革が採用。


アウトサイド部は更にアシックスロゴによる補強が設計されています。








20210328_160832



このアシックスロゴでの補強がしっかりと効いており、外への足のズレを抑えるような設計に。

中足部域の足の外側への流れを抑えてくれるようなものとなっています。






20210328_160857


そしてシューレースホールは7つ穴をストレート目に配置しており、シュータンのズレを防ぐためにループを4か所設けているような設計。


甲部をホールドし、抑えるような設計に仕上がっています。







20210328_161148


また、シューレースはパワーホールドシューレースではなく、通常のスポーツシューレースに。


シュータンはショートタンの形状で、










20210328_161156


裏側上部は起毛素材、下部はメッシュという構成に。


踏まれても破れにくく、耐久性があり、かつある程度馴染みやすいシュータンに仕上がっています。











【後足部~内部】

20210328_161207


アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターが搭載。


非常に強度の高いカウンターで、





20210328_161217
20210328_161230


相当硬い強度、ホールド性を併せ持っているものに。


力強い踏ん張りをかかとから支え、安定性を高めるサポート力を備えています。







20210328_161720


また、かかとの裏側には柔らかな人工皮革とクッションフォームを採用。


柔らかく足にフィットし、クッションフォームで脱げにくく設計されています。







20210328_161739



また、アッパーの内側、中足部域には裏側に起毛人工皮革を一部採用しており、伸び止めの役割を果たすようなものに。


シューレースホール部と繋がっているので、ホールド感を調整できるような仕組みにもなっています。








20210328_161938



インソールは表面メッシュのシンプルなインソールを採用。


ラグビー部の試合用スパイクという事を考えると、実際に使用するのであればソックスかインソールどちらかに多少滑り止めがあっても良いかもしれません。












【アウトソール】
20210328_160630

アウトソールには柔らかな土、天然芝等、ぬかるんだグラウンドで使用できるSG、取替式ソールを採用。


前4本、後2本の金色が取替式スタッドとなっています。






20210328_162016


ソール部分は2硬度に分かれており、金色の低硬度と紺色の高硬度ナイロンで色分けされている仕様。


曲がってほしい前足部は低硬度、曲がってほしくない中足部以降は高硬度と分けられているのが特徴のスパイクです。






20210328_162033
20210328_162036



また、全体的にスタッドは長く、幅広く設計されているため踏ん張りやすい形状に。


タックル時、ヒット時のパワーを生み出しやすい設計に。







20210328_162012



中足部域は凸形状のリブで補強されつつ、高硬度ナイロンを用いることで、適度なねじれと強さを発揮するソールに。


曲がってほしくない部分はしっかり曲がらないように出来ています。











20210328_162013



そしてかかとにもワイドスタンスなスタッド配置で、踏ん張りやすさを発揮できるものに。


このかかと直下にはフライトフォームクッションが10mm採用されたHG10mmヒールアップ構造が採用されており、




20210328_160549



自然と前へ進む前傾姿勢をとりやすくすることも組み合わさって、前方向へのスピードとパワーを更に高めつつ、疲労軽減効果も得られるものに。


ロッカー形状に近くなっているので、転がるように楽に走ることが出来るのも特徴となっています。







20210328_161956



ちなみに重量は片足26cmで約267g程度。


軽くはない、という重量です。







【まとめ】

20210328_160502


アシックスのバックロー向けスパイク、リーサルティグレオールHYBRID。


その高い機能性をみることができました。





20210328_160458


主にラグビーのロック、フランカー、NO.8、いけてパワー型のセンター辺りの試合用に合致するようなスパイクになっている今回の一足。


一般高校生レベルであればフロントローでも使えるスパイクに仕上がっていると思いますので、試合用として検討してみてはいかがでしょうか。












ではでは







コメント

タイトルとURLをコピーしました