本日はニューバランスの最新スピードスパイク、フューロンV7 PROの紹介、解説をしていきます。
前作についてはレビューしているので、良ければそちらもご確認ください。
今作はアウトソールも変更し、かなり色々と変更が加えられた一足。
早速機能性の詳細を見ていこうと思います。
アッパー前足部
まずアッパー素材にはニットアッパーを採用しています
今までとは全く違う、かなり柔らかいニットアッパーで、薄くピタッと馴染みやすいような素材に。
前作、前々作とはまた違う、より薄く吸い付くようなアッパーに仕上がっています。
足型ベースは442V2 PROと同じですが、この質感の違いはフィット感やタッチ感にも影響を与える印象。
ソフトさを求めるなら442ですが、薄さを求めるならフューロンの方が良いかもしれません。
ちなみにフューロンシリーズ特有のトゥボックスの低さは今作も比較的ある印象。
余談ですが、触って初めに驚いたのは軽さで、相当軽くなっていた印象です。
・更に吸い付くフィット感を生み出すニットアッパー
・ベースは442V2PROと同じ
・感覚的には別物
アッパー中足部
アッパー中足部にもニットアッパー、ハイポニットアッパーが採用。
今作はここにキッキングエリア拡大のカバーが採用されているのが特徴です。
内側から更に薄いアッパー材で甲を覆う設計が採用。
キック時の違和感を減らし、よりフラットな蹴り心地、ダイレクトなボールの感触を得やすいようになっています。
シューレースに関しては極薄である程度強度のある、ピラピラとしたものを採用。
フィッティングの調整機能としてではなく、甲のカバー(キャノピー構造)の調整と、脱げにくくするような仕様が見てとれます。
ちなみに内側はむき出しのニットで、ここで足とのフィット感を生む仕組みに。
履き心地、蹴り心地、ホールド性を考えた仕様となっていました。
・キャノピー構造による蹴り心地向上
・ハイポニットによる履き心地向上
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには内蔵型のヒールカップが搭載。
この辺りの意匠やアッパー材の所でDESTROYよりも良く仕上がっている印象です。
小ぶりでくいつくように配置されているパッドによって、かかとのフィット感がしっかりと出やすい印象を受ける本作。
ニット採用範囲が広く、履き口回りのフィット感、可動性もかなり大きい印象を受けます。
一方でニューバランスのスパイクは全般的にそうなのですが、ヒールカップ自体の強度はそこまで高くありません。
個人的には試合用や、下地が多少柔らかい天然芝、土の方が相性は良さそうです。
後は内部ですが、前足部に樹脂プレートを入れた設計。
つま先付近には屈曲溝が入っているのも確認できます。
インソールの方は特に仕様変更は無く、表面に滑りにくい素材が採用されていました。
・小さ目のかかとでフィット感〇
・くいつくパッドでホールド性〇
アウトソール
アウトソールには円柱スタッドを搭載。
この辺りは特に仕様変更が無いので割愛。
ただ、アッパーの仕様も加味すると、今まで縦突破一辺倒だったスパイクが、カットイン、シュートまで対応しやすくなっているのはポイント。
中央でタッチとコントロールで試合を決める442と、サイドでダッシュ、カットイン、シュートで攻めるフューロンという2軸が出来ているように思います。
・詳しくは442V2のレビューをチェック
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。対抗馬としてはウルトラアルティメットHGやエックススピードポータル.1HGで、それぞれに長所短所がある印象。
マーキュリアルのHGよりは断然良いですし、市場の評価以上には評価されても良いスパイクだと思います。
一度試着だけでもしてみて下さい。
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