TELIC リカバリーサンダル 解説&レビュー

セルフケアアイテム

この記事をわざわざチェックした方はラッキーです。

有料会員向けの記事に近い、割と濃い目の内容で今回はお届けしていきます。
※但し細かい図説、解説はしてないので、読みにくいと思います。また解説ではありますが、僕個人の視点で解説するので、合っているかどうか等の判断はご自身で確認することをおすすめします。

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という訳で、今回は日本でも数少ない足の専門病院、下北沢病院推奨のサンダル、TELIC FLIPFLOP リカバリーサンダルの解説&レビューです。

とある縁で頂きまして、意外とモノが良かったので解説&レビューしていきます。

TELIC リカバリーサンダルの特徴



TELIC公式では主に3つのポイントを挙げています。
3つとは、
・アーチサポートによる骨格サポート
・ふくらはぎをほぐす効果
・足圧分散
となっており、足の負担を軽減するような機能が盛り込まれています。

この辺りはHPをみればわかることなので、もう少し細かくポイントを解説します。

ヒールロッカー&トゥスプリング設計


本作の特徴の一つは、ヒールロッカー(かかと後端の巻き上げ)とトゥスプリング(つま先の巻き上げ)が設計されているという所。

この設計によってスムーズに、楽に歩けるよう設計されています。


かかと後ろの巻き上げは、歩行中のかかと接地をスムーズにし、前方向に自然と流れるようにしやすくするのが特徴。

程よい巻き上げで、下肢への衝撃を和らげつつ、スムーズな前方への重心移動をサポートする仕様です。


また、つま先を巻き上げることで躓きにくく、スムーズな重心移動と、程よい蹴り出しが可能になるのも特徴。

甲を抑える面がやや前側にはなりますが、トゥスプリングをつけることで副次的に脱げにくくもなっているのもポイントと言えます。

つまり、

楽にスムーズに歩けるように設計されている

という事です。

鼻緒形状と足趾バー


本作の特徴としてフリップサンダル、鼻緒形状かつ、足趾把持バーが設計されています。

鼻緒形状にし、つまむことで拇趾内転筋が機能しやすい可能性があり、足趾バーがあることで足趾把持能力が高まりやすい可能性があります。


つまり、平易にいえば

横アーチを自然と鍛えやすく、足裏のバランスが整いやすい

足指が自然と使いやすく、バランス能力が高まりやすい

可能性があるという事です。

バランスのとれたアーチ&骨格サポート


本製品の大きな特徴でもあるアーチサポートですが、ここがまたよく出来ています。

アーチのみサポートする形状ではなく、骨格部も確実にサポートする意匠となっています。


ヒール、かかとはしっかりと中央で収まりやすいよう窪みがあり、ある程度幅をもたせた設計。

中央に、概ねまっすぐかかとが乗ることがまず大事なので、この窪みは意外と大事だったりします。


そしてこのなだらかな隆起が、載距突起部をメインに、少し立方骨部も支持する事でバランスを取っている設計になっています。

内側縦アーチ、外側縦アーチをサポートする事で、足裏のバランスを整える設計です。


この骨格&アーチサポートに加えて、たわみを持たせる足裏設計と、サイドの切れ込みによるクッション性の追加が挙げられます。

過度なアーチ部の圧迫を防ぎつつサポートするために、サスペンションのように機能する機構です。


この骨格&アーチサポートは足裏にも設計されており、たわみはあるけどもコシのある意匠を設計しているのがポイント。

柔らかすぎては意味が無いですし、硬すぎては履く人を選びすぎるので、良い塩梅に仕上げているのがこれらのギミック。

比較的誰にでも、足裏のバランスを整えやすいサポート

が特徴と言えます。

刺激を与える表面パターン


履物の多くの弱点でもある足裏への刺激の少なさを、TELICは解消しようとしている意匠があります。

本製品は刺激が少ないタイプですが、それでも裸足で履けば少し感じられる程度に、表面に刺激のあるパターンを採用しているのが特徴。


足裏のメカノレセプターを刺激し、自分の足裏が今どうなっているのか、をわかりやすくするのが特徴。

足本来のバランス感覚、機能性を損ないにくい設計

と言えます。

歩きやすいガイドソール


本製品の特徴、最後はガイドしてくれるソール設計という所になります。

中央に切れ込みが縦方向に入ることで、より自然な重心移動をサポートしてくれるものとなっています。

TELIC リカバリーサンダルのデメリット


本製品のデメリットとなるであろうポイントは、以下の4点。
※実質3点
・クッションがあり、地面を捉えにくい可能性
・排水、グリップ性の課題
・サポート範囲にも限度がある課題
・扱い方の課題

クッションについて。
TELIC内で最も薄いタイプの本製品でも、ある程度のクッション性、弾力感が感じられるのが特徴となっています。

これは楽に履くという意味では良いですが、しっかり立つ、歩くという意味では気持ち柔らかいです。

概ね50代以降の方であれば、これでも良いと思います。
ただ、10~20代のサッカー、ラグビープレーヤーであれば、練習の後のリラックスシーンで5~10分、少しだけ履く、といった使い方が望ましいでしょう。


排水について。
縁が全て埋まっているため、雨天時には滑りやすくなる可能性があるかもしれません。
※但しこの縁が全面負荷分散に一役買っているので、無くさない方が良いかもです

また、比較的滑りにくい意匠ですが、かかとだけでもより摩擦の強い素材構成にすると、雨天でも滑りにくいように思われます。


サポートについて。
骨格&アーチサポートは万人受けしやすいものの、バランスとしては比較的内側へのサポートが強い設計です。

つまり、O脚傾向にある方、外側に荷重がかかりやすい方には適さないケースもあり、過度に内側へ倒れこんでいる方にとっても適さないケースがあります。

これはどの製品でも、カスタマイズ性が無ければ大体同じ傾向です。


扱い方について。
口酸っぱく言っていますが、アスリートがサンダルをメインで履くのは止めた方が良いです。
脱ぎ履きが多い場所や、練習後の5~10分の移動等、短時間に留める事をおすすめします。
※高齢者の室内履きは場合により長時間アリです

また、各社リカバリーサンダルが様々出ており、その仕様は様々ですが、これを履けばリカバリー完璧!なんてものはないのでご注意ください。

あくまでちょっとリラックスしたい時に履くもので、長く履くもんでもないし、これでお出かけするものでも無いです。
※お洒落視点でどうこういわれたらわからんです
※安いサンダル履く位ならこっちの方が良いです

TELIC リカバリーサンダルのメリット


特性や使い方については注意が必要ですが、実際に履いてみても
・スムーズに、楽に歩きやすい
・パカパカ脱げない
・足指が自然と使いやすい
・違和感ない程度に足裏へ刺激が入って心地いい
この辺りは感じやすい所でした。

柔らかさも許容範囲内で収まることが多い印象で、滑りやすい可能性はレアケースになりやすく、サポート範囲はこれ以上万人受けに寄せる事は難しいでしょう。

サンダルというもの自体の特性以外は良く出来ており、どうしてもサンダルを履きたい方は購入するのをおススメします。

今ならセールで結構安いです。

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まとめ

・楽に、スムーズに歩きやすい
・足のバランスを整えてくれる
・足指が程よく使いやすい
・足のバランス機能を落としにくい
TELICのリカバリーサンダルについての解説、レビューは以上となります。

サンダルとしては良く出来てるタイプで、40代、50代以上の方にとってはサンダルのファーストチョイスにしても良い仕上がりです。

サッカー、ラグビープレーヤーでも、安いビーチサンダルやクロッグサンダルを履くよりは100倍良いので、サンダルをどうしても履きたい方は購入してみて下さい

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