プーマ フューチャーZ1.1 FG レビュー

本日はプーマの最新スパイク









フューチャーZ1.1 FGのレビューです。


フューチャーZシリーズはネイマール選手等も着用する、プーマの完全新作。












今回はその天然芝用モデルを着用。


HGモデルと共に今回クオリティ高く仕上がっている1足、早速レビューしていきます。








※基本的なスペックについてはこちらに掲載。









※他で載っていない詳しい解説はこちら

足幅はE～2E程度、つま先周り高さ標準、甲高さ標準程度となっています。

そして実際に履いてのフィット感としては、全体的に適度な硬さと柔らかさがあり、しっかりしてほしいかかと～履き口は確かなホールド性を発揮しているものに。














一方で足馴染みのよさがある程度欲しい前足部等は適度な薄さとソフトさで心地よくフィットする1足に。



甲部の黒いニット、フュージョンフィット部分が少し履き始めは変わった感覚を受けましたが、そこも気にならなくなる程度のものでした。

まずアッパーにはエヴォニットプロが採用されています。


ニット素材に樹脂フィルムを重ね合わせたアッパー素材。














この前足部のフィット感はやや薄め、かつソフトで柔らかなフィット感に。


ごわつきやハリ感もなく、ニットらしいソフトで柔らかな感触が心地の良いものに仕上がっています。












そしてタッチ感に関しては、適度なソフトさとと薄さが特徴的。


そこに加えて、前足部はグリップコントロールプロも採用されており、












滑りにくいグリップ性もしっかり兼ね備えられている一足に。


やや薄く、ソフトで滑りにくいタッチ感が心地の良いものに仕上がっていました。

また、ドリブルに関しても同様にタッチ感は薄め、ソフト、グリップ性ありという感触。



ただ、中足部以降は前足部程の粘っこいグリップ性はないという事と、













ソール自体がやや硬いので、履く人を選ぶという事。


フィジカル的にパワフルな選手仕様なので、慣らすか最初から扱える選手でないと、クイックでフレキシブルな動きは難しいかもしれません。

アッパー中足部以降もエヴォニットプロが採用。


黒い部分には伸縮性の高いSONORA糸を用いた、フュージョンフィット構造が採用されています。










この中足部のフィット感も良好で、ニットが足にピタッと吸い付くようにフィット。


甲部のフュージョンフィットは履き始めこそ、いつもあるホールド感が無く違和感でしたが、プレーしていれば気にならなくなるものに。










むしろ抑えるべき所は抑えて、緩めても良い所は適度なサポートにしてあるので、ストレスフリーな感覚を受けるものに。


サイドのサポート性もしっかりしているので、ニットの柔らかさに加えて新感覚な履き心地を体験できる一足となっています。














そしてホールド性に関しても、必要な所は抑えているので十分発揮されているものに。



特に甲部上部や、MP部はシューレースで抑えられ、かつかかとのしっかりとした強度、中足部のサポート性もあってブレることは少ない印象。













また、中敷き自体も少し滑り止めが効いており、ズレを更に緩和してグッと踏ん張ることが可能に。


必要なホールド性とストレスフリーさが混在した、面白い一足に仕上がっていました。

アッパー後足部、かかとには強固なヒールカップが内蔵。


履き口回りのニットは足に沿うようにフィットしつつ、しっかりとホールドしてくれるかかとに仕上がっています、














この辺りのフィット感はソフトすぎず、硬すぎずといったところで、強度があるためカチッと足をホールドしてくれる強さがあるのが好印象。


鋭い動きをしっかりとサポートしてくれるものとなっており、












キック時もそのホールド感が活き、踏み込みやすいものに。


ただ、アウトソール部がやや横へのストップに強くない為、若干不安な部分も感じられる印象。













キック自体はややダイレクトな感触で、甲部のニットの薄さによる、ボールのダイレクトさが伝わるものに。


サッカーボールでもラグビーボールでも、この蹴り心地の面は近いモノがありました。

アウトソールには半円スタッドをベースにした、11本スタッドが搭載。


天然芝用のソールとなっています。
















ソールプレートは比較的ハードな仕上がりで、グリップ性はグッと噛む感触で、グリップ性高いものの扱いこなすのが少し筋力、体重がないと難しい印象。











ただ、扱いこなせる場合はかなり良く、半円スタッドの高いグリップ性がスピードを発揮し。
















サークル状に配置されているので、ターンや切り返しといった場面でもブレードスタッド以上にスムーズ。



勿論円柱の方がより優しい感じは受けますが、これはこれでグリップと旋回性が両立されたものに。






















また、鋭いストップ動作ではかかとのスタッドが非常に強力なグリップを発揮。



鋭く止まるグースステップなんかでも強力に効いてくれそうなグリップに仕上がっていました。


















ただ、前述したソールの硬さ、スタッドの刺さり具合によっては、一部扱いにくい選手も出てくる可能性が。




エックスゴースト.1FGのようなあそこまでのキワモノではないのですが、ある程度のフィジカルレベルをもった選手が着用した方が良い気がします。
（※普通のサッカー部ならHGモデルの方がよさそうです）

新しいモデルといっても差し支えないほどリニューアルされたプーマのスパイク、フューチャーZ1.1 FG。



その生まれ変わったパフォーマンスを確認する事が出来ました！
















今回のフューチャーZはかなり良い仕上がりで、HGモデルもなかなかの仕上がりになっているスパイク。



これは一度、HGかFGを試してみても損はない気がしますね♪

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