本日はニューバランスの最新スパイク
フューロンV6PRO HG Dのレビューです!
最新モデル、6代目となったフューロンは今回からニットアッパーを採用。
今回HGモデルに関してはアッパーの素材が大幅リニューアル。
早速レビューしていきます!
『足型』
足幅D程度、つま先周り高さやや低め、甲回り高さ標準、かかと幅標準程度となっています。
0014は今回いつも通りの25.0㎝をチョイス。
アッパーの仕様がかなり変わっており、独特のつま先の薄さや甲部等はV4やV5に似ていますが、かかとや足入れ感、履き心地はかなり違う印象。
・つま先周りの高さがかなり低い
(※今作ましにはなってます)
・カーブ形状がきつい
(※足のねじれの関係上、個人的に出ています)
・甲部設計上の足入れのしにくさ
(※ニットの素材に改善余地あり)
・かかと部分の食いつき、圧迫
(※足形によっては合うと思います)
この辺りが気になりました。
各部位毎に後述、詳しく言及していきます。
【フィット感】
★★★★★★★☆☆☆×3
『アッパー前足部 & タッチ&ドリブル』
まずアッパーにはFIT WEAVEと呼ばれるニット素材が採用されています。
ここで気になったのが前述した2点。
カーブ形状による内側が開いてしまう現象と、つま先周りが低すぎる現象が気になるところ。
ただ、カーブに関しては個々人の足の形状次第の部分が大きく、つま先周りの低さも今作ではニットがかなり柔らかいため、意外と圧迫感なく着用できるものに。
つま先は少し捨て寸が出てしまいますが、強い違和感はなく着用することが可能となっていました。
ちなみにニット自体のソフトさはなかなかのもの。
柔らかく、ニットらしいソフトさを兼ね備えたフィット感はなかなかに好感触。
今作のフューロンはこのニットの素材感がかなり良いモノ
となっています。
そしてタッチ感に関してはニットのソフトさ、柔らかさがしっかりと全面に出ている印象。
それなりの薄さ、繊細さも持ち合わせつつ、ニットらしいソフトさも兼ね備えたタッチ感に。
表面の凹凸で滑りやすいという感触もなく、違和感のないややソフト目なタッチ感が好印象。
ニットらしさがかなり色濃く出ている、そんなタッチ感に仕上がっています。
【ボールタッチ】(サッカー)
★★★★★★★☆☆☆
そしてドリブルに関してもその柔らか、ソフトなタッチ感は健在。
ソールも強烈なグリップ、加減速を容易にしつつ、ある程度バランスのとれたソールなので、扱いやすい印象。
左右へのキレも持ち合わせつつ、抜群の加速力が魅力的な一足に。
ドリブラーでも、スピードとキレで相手を圧倒するような選手でもおススメな一足に仕上がっていると思います。
【ドリブル】(サッカー)
★★★★★★★★☆☆
『アッパー中足部 & ホールド性』
アッパー中足部にも同じくニットアッパーを採用。
ここも柔らかなニットらしい足馴染み、フィット感が好印象なものに。
ただ、甲部、履き口回りのむき出しのニット部分、HYPO KNITに関してはもう少し伸縮性があってもいいのかなと感じることも。
履きこんでいくうちに感じにくくはなるので、そこまで気にしなくともいいかもしれませんが、履き始めは非常に足入れしにくいものに。
シューレースホールの樹脂補強パーツは違和感に繋がっておらず、ホールド性をしっかりと高められる設計になっているのが好印象。
これだけシューレースで甲部の抑え込みを効かせることが出来ているので、個人的にはニットはもう少し伸縮性があっても良さそうに感じました。
(※一方ですぐに緩みきってしまう感じはなかったので、そこは良いところです)
そしてインサイドでのタッチ感、トラップ感に関しては前足部よりも更にソフト、ニットの柔らかさが顕著に感じられるものに。
素足感がない程ソフトな感触ではなく、あくまでニットの柔らかさ、ソフトさをしっかりと感じつつも、しっかりタッチする感触もあるものに。
この辺りの
コントロール性、タッチ感はニットの良さがしっかりと発揮
されており、V4からはかなり進化した印象を受けています。
そしてラグビー的なホールド性に関しても問題ない程度。
素材感はそこまで強固ではないですが、しっかりしたヒール、ホールド性を高めるレース&甲部設計が効いているものに。
勿論使いかたや筋力次第では足らなくなると思いますが、バックスであれば概ね問題ない程度の強さは併せ持っていると思いました。
【ホールド性】(ラグビー)
★★★★★★★☆☆☆
『アッパー後足部~内部 & キック』
アッパー後足部、かかとには強固なヒールカップが内蔵。
ここが少し癖のある設計のように感じます。
強度自体は丁度いいカップが内蔵されていますが、形状が少しネックに。
踵骨やや上、後方ややサイドから、アキレス腱を避けるように食いつくようなヒールカップを内蔵。
インソールやソックスによっては、やや食いつきがダイレクトにかかとに感じるものに。
勿論合う合わないの話なので、合う人にとっては問題ないと思います。
個人的な所で言えば、レビューで何回か履きましたが、毎回けっこう圧迫感のある痛みがしんどいものでした笑
(※デザイン、機能性、素材感的には個人的に好みなので、頑張って何回か履きました笑)
そして蹴り心地、キックに関してはよりダイレクト、ニットの素足感が心地いいものに。
軸足のブレ感も少ないですし、シューレースの樹脂パーツも邪魔になっている印象はありません。
甲部での蹴り心地が本当にニットらしい、ダイレクトさがより際立つキックの感触に。
強烈なグリップ、カーブがかかる等はありませんが、蹴り心地は違和感ない印象。
ラグビーボールも、飛距離も問題なく、蹴り心地自体も変わった感触はないものに。
特筆すべき機能性は備わっていないものの、シンプルにニットの良さが感じられる蹴り心地に仕上がっていたと思います。
【キック】
★★★★★★★☆☆☆
『アウトソール & ダッシュ、ステップ、パワー』
アウトソールには土、人工芝、天然芝に対応するHGソールを搭載。
V4からこのソールに変更されていますが、ここは流石のグリップ感。
三角ベースのスタッドが圧倒的な加速力を引き出しつつ、適度な屈曲性が左右へのキレも増幅。
鋭いストップも可能にしつつ、利便性も兼ね備えたハイグリップかつマルチに使える一足に。
天然芝専用モデル等には流石にグリップ、加速性能、軽量性は負けることもありますが、
マルチに使えてこの加速力は抜群のものに。
どのグランドでも使える上に、この爆発的な加速力は魅力的です。
その上、鋭いストップ動作が可能なので、キレのあるグースステップ等も踏みやすい設計に。
フラットなソールで強烈なグリップ感、キレを生み出すソールはかなりラグビー的にはありがたいものに。
また、その強烈なグリップ性はパワー面においてもアドバンテージに。
スピード、アジリティに強みがありつつ、パワーもしっかりと発揮してくれる一足に仕上がっています。
【スピード】
★★★★★★★★★☆
【アジリティ】
★★★★★★★★★☆
【パワー】(ラグビー)
★★★★★★★★☆☆
『まとめ』
ニューバランスの最新スパイク、フューロンV6PRO HG D。
その素晴らしい進化したニットの履き心地、前から採用されている強烈なグリップが好印象なスパイクに仕上がっていました!
一方で個人的にな部分もありますが、フィッティングにおいてもう少し工夫する余地がある一足に。
次のモデルチェンジで特にヒール、つま先の高さ、甲部の伸縮性、この辺りが改善されると更に万人受けしやすいスピードスパイクに仕上がるかなと思います。
ただ、スペック的には面白い一足だったフューロンV6。
足幅も2E、Dと二種類から選べるので、気になる方は試着して検討してみてはいかがでしょうか。
ラグビー総合評価
61/80
サッカー総合評価
61/80
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コメント
ソールの耐久性はどれくらいでしょうか?
モレリアネオ2とどっちがスピード出るでしょうか