懐かしのスパイクも振り返っていこう、ということで
当時の記憶を思い出しながら、再度レビューしていきます
ちなみになるべく原文(2012年当時)は残したまま、2023年加筆部分は赤ラインでしていきます
今回はティエンポレジェンド4についてです
コンセプトは軽量×好感触フィットです
まず、アッパーですが、これがまたもうたいへん柔らかで、足に沿ってピタッとすぐに馴染んでくれました
この当時のレザーで考えても、かなり柔らかかった記憶があります
ふわっとソフトで柔らかく、薄さは昨今のスパイク程ではないのですが、とにかく柔らかい
代わりに強度がそんなに無かった気はしますが、個人的には再販があったら嬉しいなぁという一足です笑
タンにはショートタンに切れ込みの入ったものを採用し、衝撃緩和材も内蔵しています。
ショートタンは横ずれが発生しなかったので、いちいちタンのズレを直している私は嬉しかったですw
革の柔らかさ、衝撃緩和材が合わさって、ボール[ラグビーボールですがw]へのタッチも非常にソフトで蹴り易かったです。
さらに、後足部はKANGA LITE。
私にとっては360度死角なしのフィッティングですw
サイズは甲は標準、横幅はやや狭めでしょうか。
足に合う方はぜひとも一度はいて欲しいです。
前足部の柔らかさが顕著で、レザー部分がやはり良かった印象はあります
中足部以降は当時カンガルー風人工皮革だったKANGA LITEを使用していたようですが、この辺人工素材は現代の方が優れていますね
レザーの感触はなかなかこんな感じのものは昨今無いので、あっても良いのかなと思ったりはします
比較的まだ近いのは、モレリア2JAPANとかですかね…
ただ、1つだけ気になったのは、シューレースホールの耐久性です。
柔らかすぎる革のせいなのか、私が若干縛りすぎているのかはたぶん柔らかすぎるからだと思うのですがw、シューレースホールがそのうちすぐにちぎれそうな位穴が拡張されるので、そこからの破損が今後使っていく上で気になりました。
シューレースとスパイクの相性の問題で、これは結構実は難しい問題です
対策はぶっちゃけいくらでもできるのですが、履き心地が悪くなったり、他の問題が出ることも多々…
確か黄色のシューレースは他のスパイクから持ってきてると思うので、付属のシューレースであればこんなことにはならないのですが、当時はわかっていない模様です…笑
爪先のラバーコーティングは少し手入れしづらい感がありました。
泥が周りに比べちょっと落ちにくいんですw
ブラシでは落ちなかったので、濡れタオルで落とす事に。
しかし濡れタオルでも完全に落ちなかった為、結局爪先&アウトソールだけを流水で洗いました。
泥が若干しつこかったのもありますが。
これは今でも同じですね…笑
ラバー加工でアウトソールとの接着面を広げることで、接着強度を上げる方法です
今でもモナルシーダなんかで採用されていますね
続いてヒールカウンターです。
こちらは適度なホールド感といった感じでしょうか。
ヒール回りはKANGA LITE なので、ある程度しっかりしたホールド感がありました。
決して強度が高いスパイクではなかったと思うのですが、一方でそれなりにはしっかりしていた記憶があります
少なくとも、前足部の柔らかさとちょうどマッチするようなサポート性は兼ね備えていたと思います
これはこれでたぶん、今販売されても一部は通用するとは思います
ヒール内部はクッション性の高いスエード[起毛]地。
フィット感抜群です。
サイドのサポートはないのですが、自分の足にピッタリ合っていたためか、切り返し時のスパイク内での横ずれはおきませんでした。
別に普段の他のスパイクも自分の足にピッタリ合っているのですが、これはさらにもう1つ上をいくフィット感でしたので、まさに足とスパイクが一体化した、そんな感じでした。
この記憶が強く残っていて、かなり履き心地がよかった印象が強いです
柔らかくて、足にぴったりと吸い付くようにフィットしていたので、かなり良かった記憶…
アウトソールは晴れている土、短芝、人工芝でなら充分対応できそうな感じでした。
グリップ力は適度に効き、走りやすかったです。
また、中足部のシャンク強度は充分でした。
二本のシャンクバーがきっちり役目を果たした感じです。
アウトソール前足部は屈曲性に優れ、走りやすかったです。
マーキュリアルのようにグイグイ押し出す感じは見受けられませんが、走りを阻害しない感じです。
個人的にナイキスパイクをいろいろ履いてきて、シャンク強度順に並べるとすれば、
1.マーキュリアル
2.T90
3.TL4
4.CTR360
だと思います。
参考にしているのが
マーキュリアルミラクル2
T90レーザー3 k HG
ティエンポレジェンド4
CTRマエストリ[初代]
なので今とも変わらないはず・・・うん。
ティエンポレジェンド4は前足部はHG-Eソールでかなり柔らかい、場合によっては突き上げ感が出ることもあるソールだったのですが
中~後足部は結構ちゃんとしてたので、いい具合にサッカーだといいバランスではありました
今でいうと、モレリアネオ4とかああいう感じに近いです
CTRのHGソールはかなり中足部も柔らかかった記憶があるので、あれは走りやすいとは言いにくい一足でしたね…
※FGソール、エリートソールは別
重量はやや軽めに感じました。
かなり感触は良かったです。
アッパーからアウトソールまで、すべてが高水準な感じを受けました。
しかも軽めでデザインも個人的にはO。
後は使用後のお手入れの大変さだけでしょうか(笑)
古いスパイクよりも新しい、最近のスパイクの方がスペック高いのが普通なのですが
オーソドックスなレザースパイクなので、今販売されても、マイナーメーカーのスパイクよりは断然よく感じやすいとは思います
価格も当時16500円でトップモデルという位置づけなので、このままの価格で現代で販売されたら、愛用するユーザーが滅茶苦茶いそうです
ではでは(^-^)/
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コメント
懐かしいですね。僕はブルーの履いてましたけど凄い柔らかくて好きでした。今のティエンポよりもシンプルな履き心地で革の厚みがいい感じでどストライクでした。また出て欲しいぐらいです。
ブルーとホワイトとかですよね、あれも凄く良いカラーでしたよね~✨
シンプルながら、あれでひとつ完成されてましたよね
ありがとうございます。そうです。あのシンプルさが良かったですよね。