ナイキ マーキュリアルヴェイパー スーパーフライ2 FG レビュー

ナイキ 着用感想&紹介記事

懐かしのスパイクを再レビューしていく企画

今回は2012年当時のスーパーフライ2のレビューを、なるべくそのまま残しながら、加筆を赤下ラインで記載していきます


たぶんまだだったと思うのですがw

遅いですがマーキュリアルヴェイパースーパーフライ2FGのインプレです![以下MVSF2]

天然芝でも使ったことはあるのですが、10分位ジョギングしただけですので今回は人工芝で使ったインプレです。
[人工芝非対応ですが、とりあえずは使えました。ただ、人工芝対応スパイクの方が安全面でやっぱり良いです]

エリートモデルと言われる由縁、しかと確かめましたよ(^_^)

人工芝でも取替式やFGモデルを履く選手がいますが、やめといた方が良いです

おじさんになるとわかります…笑



まず、アッパーには帝人社のSKN300皮革を使っています。

この皮革、非常に硬いです。
暖めてもなかなか硬い、けれども薄い。
軽くて強い皮革です。
又、アッパーにはヘアライン加工[ザラザラ縦線]があり、ボールのスリップを防ぐ働きがあるそうです。
ここら辺はラグビーなのでわかりませんw
触ると気持ちザラザラです。

当時かなりアッパーは硬かった記憶があります

足馴染みというより、ワイヤーと人工皮革でガッチガチという感じ

その上ソールもカーボンなので、全体的にカチコチなスパイクという記憶があります笑


横幅は標準~狭め

甲は標準、爪先は標準~狭めです。

皮革が伸びない分、やはり足が細めの人がジャストだと思います。
たぶん伸ばして履くのは不可能だと思うので、ジャストで合っている人には最強のフットギア、合わない人には最低のフットギアになりそうです(笑)

当時も感じてましたが、本当に硬いスパイクでした…笑

履き始めからジャストで履ける、という方じゃないと厳しいスパイクだったと思います



タンにはスピードモデル定番のショートタン採用。

 

キック部分にはメモリーフォームを使っています。[Mercurial のとこ。]
メモリーフォームはキック時に足への衝撃を和らげるもので、触ってみると低反発枕の硬い版みたいな素材です。

後は甲部へのプレッシャーを和らげる効果もあるので、シューレースに強度の高いものを使えば、もう少し履き心地良く履けたかもしれません

当時はそれには気づいてないです

ちなみに蹴り心地は割と悪くなかった記憶があります



 

サイド補強にはフライワイヤーを使っています。
針金をもっと細くして柔軟に、そして強くしたような素材です。

これのお陰で土踏まずが落ち込むこともなく、足の横ブレも全く無かったです。
最強のサイド補強材の1つだと思います。

足に追従してフィットするという感じは弱いので、ほんとにサイドのサポート補強という感じでした

人工皮革自体も結構ハードだったので、全体的に履き心地はハードでしたね…



そのフライワイヤーはヒールカウンターにも使われており、内付けでありながら非常に強固なヒールカウンターとなっています。
プレー中に人工芝であるにも関わらず、ブレは皆無でした。

 

また、ヒール内部には滑り止め加工がなされており、踵のホールドをより強固にしてくれました。

アウトソールがカーボンなので、かかとの脱げ感は殆ど無いものの、もう少ししっかり食いついても良い印象は当時あったように思います

ただ、靴擦れなどもなく、個人的には割と快適に使えました



インソールにはパンチ加工したものを使っています。
軽量化の為の穴開けです。

 

NIKE SENSE 部分にはパンチ加工はなく、クッション性を高めています。



 

ミッドソール前足部と中足部~後足部では仕様が異なっており、F50adizero のようになっています。

フォアフットのみのタイプが採用されていたようです

このころはたぶんまだ、大体のメーカーがフルレングスのミッドボードを使ってたんじゃないかな?と思います



ヒールサイドには11(^_^)

 

エリートモデル最大のポイントはアウトソールにあるといっても過言ではないです。
三層カーボンプレートが本気ですごいです!
マーキュリアルの真価がわかります!

個人的にマーキュリアルヴェイパー7HG-V等は走るときに押し出す、反発力で走りをサポートするシャンクの機能は、他のスパイクとは段違いに違うとはいえ、ある程度感じる程度でした。[まぁ、それで充分なんですが。]
しかしこれは違います!
グイグイと強烈に押し出してくれました!

バネを内蔵したスパイクみたいですw

バネというより硬すぎてプレートみたいだった、と今思い起こすとそう思います笑

ただ、本当に硬い、その上で跳ねる感じだったので、カーボン凄いというのは当時感じてましたね笑

ですから、



普段こうやってアウトソールの強さを見せますよね?

ぐにゃっとなるまでけっこう強く押しているつもりです。

 

それが強すぎて曲がらないんです(笑)
これが反発力の力の源でしょうか。



ですから、中足部シャンク強度は抜群です。



ちょっと見るとこ変えて今度はポイントです。
爪先部分にはセカンドスタッド採用で、ダッシュ力を向上してくれます。
使っててもよくはわかりませんが、ミラクル2やヴェイパー7をHGで使うとしっかり磨耗しているので、効果があるみたいです。



前足部内側にはNIKE SENSE 搭載です。
これはピッチコンディションによって最大3mm伸縮する優れものスタッドです。
プレー中にはいまいちわかりませんでしたが、



超強力なグリップ力を発揮していたので、効果はあったみたいです。
勿論、スリップは皆無でした。

 

前足部スタッドに安定感は無いですw
ですが、それはコンクリのような平坦で硬い面を歩くときであり、天然芝、人工芝では安定感が保たれます。
ポイントが地面に絡むためです。

ナイキセンスはこの時だけの採用で、考え自体は良かったのですが、実際に効果が体感できるほど強力だったかと言われると…

正直、屈曲しにくくて、バカでかいスタッドが内側に2つあるという感じで、お世辞にもこれがよかったという記憶は無いです笑



後足部スタッドは安定感があり、感じが良かったです。



印象としては

エリートによるエリートの為のギア。
ただただスピードを追求した足に装備する機械のようです。
ぶれることなくグリップ抜群反発力抜群、そして軽量。

0014の体のほうがまだついていってない印象です(笑)
まぁ、これから鍛え抜くので、使いこなせるようにします♪

足に装備する機械は言い得て妙で、素足感覚とは程遠い、速く走らせるためのギアというスパイクでした

アッパーは硬い、ソールも硬くて反発する感じで、最近だとエックスがカーボンを使用していましたがあんなもんじゃなかった(あれより硬い)記憶です

あのスーパーフライが、今ではエアズームでハイカット、アッパーも柔らかくなっているので、本当に進化していると感じる再レビューでした

ではでは(^-^)/

 

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