以前記事にした通り、新作のT002等は屈曲性こそましになっていたものの、中底の接着が少し酷いというお話になりました。
(※前回の記事はこちらからどうぞ)
なので今回は二足だけではなく、計12足を検品、中底がどうなっているのかを調べてみました!
ただ、一応ですが12足でも検品量としては不十分。
あくまで僕の調べた12足は、という前置きはついてしまいますが、参考程度に見てもらえると幸いです。
(※お店のスタッフの方に検品許可はとってあります)
まずはT002を6足。
このように中底の接着が雑でまちまちなのが今回の懸念ポイント。
最初の26.5㎝はどちらも中底が前へずれている状態です。
25.5㎝
右足まだセーフ
左足アウト
28㎝
両足アウト
27㎝
両足アウト
26㎝
右足破損
左足アウト
27.5㎝
右足まだまし
左足アウト
続いてH001。
27㎝
右足アウト
左足ほぼセーフ
26㎝
両足ともある程度セーフ
27.5㎝
右足アウト
左足まだまし
26.5㎝
右足まだまし
左足アウト
25.5㎝
両足まだまし
28㎝
右足破損
左足斜めにズレる
このように、今回T002はほぼ全滅、H001も危ないものが多い状態で、既に破損に近いものが二足あったというのも大きな問題でしょう。
(※ちなみに屈曲性は全てましに、中底がうまくはまっているものはある程度適正に曲がっていました)
ただ、ここまでの改善スピードを考えると、次はもう少し良いものを作れるのではないかという期待も少しはもてるのが事実ですし、今回はあくまで店舗に合った12足の検品のみ。
まだまだ価格とクオリティが見合っているとは決して言えませんし、基本的な構造の部分で不安がかなりありますが、今後更に良くなることに期待したいですね。
ちなみにもし仮に購入するのなら、今回は以前と違ってサイズ感は標準程度に戻っているので、そこは気を付けたほうが良いかもしれませんね。
ではでは
コメント
マーキュリアルヴェイパー11と
同じ横幅のスパイクはなにがありますか?マーキュリアルヴェイパー11にはパワーホールドシューレースを通せますか?
ナイキさん
全く同じものはないです。
他の箇所も違ってきますしね。
一応、無理矢理通せるそうですが、4㎜シューレースが買えるならそっちを買ったほうが良いかと。
今回の記事、1足ではなく12足という複数の製品(統計学的に計測するには足りない量ですが汗)で検証することで以前より確かな情報が得られたように感じられ、素直に高評価です。
また、0014さんの先入観・銘柄にとらわれないコメントが自分は好きです。
今回のように「だんだん製品は良くなってきているんだよ。まだまだだけどこの先も期待できるよ。」というような0014さんのコメントをみてアスレタ社にはより一層精進してほしいです。
長文失礼いたしました。これからも頑張ってください。
確かに貼り付けの寸法精度は悪いとは思いますが、
・不良と言い切るのはどうでしょうか?
メーカーがこれについて性能上問題ナシ、寸法的にも規格内と言えば、それは良品です。
・また、これを承知の上販売するとなると、販売店さんにも責任はありませんか?お客様のためにも、「これは販売出来ません、良品はこうでは?作り直して下さい」と返品する事も販売店さんの勇気、責任と思います。
footballerさん
そう、統計学的には全然足らないんですよね笑笑
ただ、とりあえずあるだけはやってみました。
個人的には対応の悪い一件がありまして好きではないのですが、それとこれとは話が別ですからね笑
モノは正直まだまだ全然ですが、改善のスピードはお粗末ですが速いので、今後に期待したいところですね。
いえ!ありがとうございます!!!
まーく2さん
メーカーがこれについて性能上問題ナシ、寸法的にも規格内と言えば、それは良品です。
とございますが、そうしましたらアスレタ社は現在では他社ではほぼみることのない酷いレベル感の商品を、寸法的にも性能的にも問題なし、という判断をしていることになりますが…。
他社製品で、ここまで多くの製品がこの状態であること、体感されたことありますか?
アウトレットやロンドンスポーツのような場所で、しかも低価格帯のモデルがこれならまだしも、、、少なくとも私はみたことがないのですが。
(※強いていうなら一時期PUMAが少しだけ酷めなときはありましたけれども)
また、これを承知の上販売するとなると、販売店さんにも責任はありませんか?
こちらに関しては仰る通りでしょうね。
ただ、大手スポーツショップ、サッカーショップは基本的にセントラルバイイングになっていることが多いと思われますので、少なくとも売り場にいるスタッフに責任はないと考えます。
(※まぁ、抵抗すること位は出来ると思いますが)
買付するバイヤーがその辺わかってないか、デザインで売れるという見込みから入れているんでしょうね。
そこを変えるために、私が良いモノ、悪いモノの分別を皆さんに伝えようとしています。
良いモノが売れる世の中になれば、悪いモノは売れなくなり、売れないものを置くお店なんてあまりないわけで、販売するショップも減っていくわけですから。
おそらく、表現の違いだとは思いますが、
私も素人ながら、このメーカーさんはあまり評価していません。
それはアシックス等に比べ、QCDのQとCが逆転している事が問題かと思ってます。
なので、今回の問題は、
不良率が高いと言うよりは、
・これを良品とするなら、Qの管理が甘いのでは?
・他社が過剰品質 と言うのもあのくらいのズレなら問題ないとすれば、それをCに反映させるべきでは?
という観点からお勧め出来ません
とすれば、タイトルの通り
途中で文章切れてしまいました。
タイトルの通り、不良率と言い切るよりも、
QとCがおかしいと思うのでお勧め出来ません
と、メーカーさんにも丁寧な表現になると思います。
まーく2さん
失礼いたしました。
そんな考えも…私にはあまりなかったので勉強になりました。
ありがとうございます!
QCDに順位はありません。
製品コンセプトのバランスです。
スパイクは当てはまるか分かりませんが、壊れても交換と考える場合も一般的にあります。
個人的にはメーカーのいい所をアピール
する方が好きです。
良品の上限、下限はメーカーが決めています。試してみて明らかに不良品と分かる説明
お願いします。
たかさん
はい、その辺りはまーく2さんの質問時に調べたので大丈夫です。
シューズのこと、あまりお分かりになっていないのと思うのですが、今回の件だとその下限があり得ないほど低いですよね。
もしくは、不良品ばかり引き当ててしまったパターンも考えられなくはないですが、その線は流石に薄いと思います。
どちらにせよ、こんなに下限が低く上限も低いものorここまで不良が目立つ製品を、心にも思ってないのに褒めるのはそれこそおかしいと思います。
なので、製品のいいところだけ見たいのであれば、メーカー公式サイトをおすすめいたします。
また、不良の説明は以前の記事にて書いてます、参照ください。