ナイキ NIKE GS 360 レビュー!

ナイキ 着用感想&紹介記事

本日はナイキの最新スパイク、

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NIKE GS 360のレビューです!

ムバッペ等が着用している、超軽量なNIKE iDのスパイク。
(※一応一瞬だけ通常販売もありました)

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その良さ、悪さ両面ともに見ることとなったNIKE GS 360

早速レビューしていきたいと思います!


足型

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足幅はD程度、つま先回り高さ標準、甲回り高さ低く、かかと幅狭いものに仕上がっています。

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0014は今回もいつも通り25㎝をチョイス。
サイズ感問題なく着用することが可能となっています。

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全体的なフィッティングとしては薄く柔らかいのが顕著。
ニットの柔らかさ、NIKE SKINの薄さが非常に好感触なアッパーに仕上がっています。

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ただ、一回使用しただけで裏材が剥がれる等、耐久性に関しては微妙な印象…
ナイキらしく、試合用、決戦用スパイクに仕上がっています。
薄く柔らかくフィットする、ニット素材が心地いい
【フィット感】★★★★★★★★☆☆×3

アッパー前足部 & ボールタッチ、ドリブル

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まずアッパー前足部にはNIKE SKINが採用されています。

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このアッパーはかなり薄くて柔らかい印象。
NIKE SKINが足に薄くピタッとフィットし、タイトながらかなり薄柔らかなフィット感に仕上がっています。

図11
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そしてこの前足部でのタッチ感はかなり好感触
表面のグリップ加工、そしてこの薄柔らかなアッパー素材が滑りにくく、かつ繊細なタッチ感を実現。

図9
つま先自体は特別広い設計ではないので、タッチ精度が高まる等の機能性はなし。
しかし、この薄柔らかでダイレクト、繊細なタッチ感は非常に好感触です。

図5
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また、そこに強いグリップ性を発揮するグリップ加工、テクスチャーによってボールの滑りにくさもかなりのもの。

この前足部でのボールタッチ感は非常に良いものがありました。
薄く柔らかいアッパー材に、グリップの効く素材が良い感じ
【ボールタッチ】★★★★★★★★☆☆
図13

また、ドリブルに関してもタッチ感は非常に好感触

この滑らないタッチ、そして薄くて繊細なタッチはドリブルでも効果を発揮。

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タッチ感に関しては非常に良く、軽量性に関しても文句なし。
ただ、足裏での感覚はかなりやりにくい印象で、ソールの屈曲具合もあまり良いとは言えないものに。

図14

サッカー、ドリブルにおいては問題になりませんでしたが、ラグビーやフリーラン時に違和感を感じるレベルだったので、後程後述していきます。
タッチ感は良い所だが、ソールに不安アリ
【ドリブル】★★★★★★★★☆☆

アッパー中足部 & トラップ、パス

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アッパー中足部は甲部をニットのみで構成し、サイドは薄いNIKE SKINを採用しています。

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この中足部は甲部は非常に柔らかく馴染み、サイドも薄くピタッと沿うようにフィットするのが好感触。

全体的にタイトではありますが、薄柔らかい中足部のアッパーは非常に好感触なフィッティングに仕上がっています。

図22

そしてこの中足部でのトラップ、パスも感触は上々
薄く柔らかなフィットがダイレクトな感触を引き出してくれています。

図21

トラップもかなり薄く柔らかなアッパーなので、素足感覚のタッチ感。

そこに多少のグリップが相まることで、心地の良いトラップ、パス感に仕上がっています。

図20
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勿論コントロール系、同じナイキであればファントムビジョンエリートの方がパスやトラップはやりやすい印象。

この辺りはそこそこという印象です。
吸い付くフィット、素足感が良い

アッパー後足部~内部 & シュート

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アッパー後足部、かかとにはヒールカップを内蔵。
軽量化の影響か、比較的強くないヒールとなっています。

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ただ、このかかとのフィット感は上々の感触。

滑りにくく、かつ足当たりも適度に良くしてある設計で、強度もスピードを発揮するのに必要な程度には確保されています。

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そしてシュートやキックに関してはグリップ感、ダイレクトな素足感が顕著

甲部のニットが素足感のダイレクトな蹴り心地を生み出しています。

図15

また、前足部を使えばカーブも比較的かかりやすい印象。
繊細さ、ダイレクトさも併せ持つ蹴り心地となっています。

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ただ、ソールの安定感、ブレのなさというところに関してはそれなり。
蹴り心地自体は良いので、ラグビーではあまり向かないかもしれません。
ソール、ヒール共に安定性は高くなく、踏ん張る強さは低め
【キック】★★★★★★★☆☆☆

アウトソール & ダッシュ、ステップ、ターン

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アウトソールには人工芝、天然芝に対応できる円柱×ブレードスタッドを採用。
超軽量で、とにかく軽さを突き詰めたソールプレートとなっています。

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図10
このソールは軽さを突き詰めた結果、屈曲性が悪くなっているものに。

中足部辺りが屈曲してしまい、

図4

サッカー的な姿勢からのダッシュではそこまで問題は感じませんでしたが、ラグビー的なより低重心、負荷のかかるダッシュでは中足部から力が逃げていく印象。

図3

非常に軽いこの軽量性や、アタッカー向けと割り切ればスタッドの配置も悪くないのですが、この屈曲性の悪さは正直あまり良いとは言えません

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例えば中足部を補強するようにプレートを入れたりすれば解決できるとは思うので、自作でカスタムすればもっといい感じで履けそうではありますが…

人におすすめはあまりできないものとなっています。

(※アッパーが良いだけに、残念…!)

図2
また、サイドへの切り返し、ラグビー的なステップに関してもスタッド間がだいぶ空いているため、やや安定感に欠ける感触。

前斜め方向へは全く問題なく動けますが、左右へのキレという部分でも少し不安の残るものに仕上がっていました。

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図12

ストップに関しては概ね問題なし。
ターンはたまに嫌な引っ掛かりをするので、ここも要注意。

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アッパーは耐久性を除けばかなりいい感触でしたが、ソールはもう少し軽さよりも安全性や快適性を高めてほしかったところ。

微妙なバランスで成り立つので、難しい所ではありますが…
ソール部の屈曲性の悪さ、スタッド配置の粗さが目立つ
【スピード】★★★★★☆☆☆☆☆
【アジリティ】★★★★★★★☆☆☆

まとめ

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ナイキの最新サッカースパイク、NIKE GS 360。

その軽量性、柔らかなフィット感を体感することができました!

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アッパーに関しては耐久性を除けばかなりのクオリティ、ソールは正直微妙ですが、この軽量性はかなりのものという印象。

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試合用として、かつ高機能インソールやカスタマイズでの補強をすれば、サッカーのFWならかなりの武器になるかもしれないスパイク。

使いどころ、使い方が難しいですが、ナイキなので仕方ないかもですね笑
・アッパーの柔らかさ、フィット感は〇
・ボールタッチもグリップ性が良い
・滅茶苦茶軽い
・耐久性がない
・ソールの安定性が低い
・ソールの強度も低い
総合評価59/80
 

コメント

  1. Landand より:

    ネオ2やプレデター18.1を履いてロングキックを蹴った時に踵の外側の下の方の部分が間が空いて擦れているのですが踵の所がきついスパイクは何ですか?

  2. BLUE より:

    記事とは関係ないのですがネメシス17.1HGと18.1HGとでは甲の高さや横幅に違いはあるのでしょうか

  3. 0014 より:

    @Landandさん
    ヒール幅がタイトなものだとX-FLY4、AVANTE、3SLや、X18.1HG等ですね‼️

  4. 0014 より:

    @BLUEさん
    うろ覚えですが確か甲部が少し低くなって合いやすくなっていた記憶があります。
    後は素材で全体的にフィッティングはアップしてますね。

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