本日はアディダスの新作スパイク、コパピュア2.1 FGの解説をしていきます
コパシリーズの最新モデルで、二代目モデルとなるコパピュア2
今回は天然芝向けのFGモデルを解説
早速機能性の詳細を見ていこうと思います
アッパー前足部
まずアッパー素材にはカンガルーレザーではなく、カウレザーを採用
薄く、柔らかな牛革が採用されています
カウレザーとは思えない質感、薄さと柔らかさで、カンガルーレザー好きにも納得の質感
このカウレザー自体に、水に強い加工を施し、縫い目を極限まで目立たなくしたフュージョンスキンも引き続き搭載
レザーでありながら、雨や悪天候下にも強い、現代的なスパイクとなっています
そこに今作のコパピュアでは、クッションフォームを3種類使用しているのも特徴
インサイド面は厚手でソフトに、中央部は薄く柔らかく、繊細に、アウトサイド面は硬めでサポート性を引き出す仕様
ソフトなコントロール、正確なタッチ、鋭いターンを生み出すアッパー設計です
・薄く繊細にフィットするカウレザー
・足元をサポートする3種類のクッションフォーム
アッパー中足部
アッパー中足部以降は、補強材として柔らかなマイクロファイバーを採用
縫い目を隠す、水に強いフュージョンスキン設計が特徴
今作はアウトサイド面にも3Dハプティックプリント、グリップ加工が多数配置されているのも特徴です
アディダスのロゴによるアウトサイドサポートも備えながら、ドット状のグリップ加工を多数展開
ボールとのグリップ力を高め、コントロール性を高める意匠が採用されています
インサイド面も同様で、3Dハプティックプリントが搭載
コントロール、トラップ精度を高める仕様が今作でも採用、前作より強化されています
シューレース回りはシューレースホールを一つ追加
シンプルに薄手かつ、クッションの入ったシュータンが、心地のいいフィット感を生み出します
前作よりもボールコントロール性を強化し、タッチ感を良くしているコパピュア2
フィット感、タッチ感という長所を更に伸ばしています
・薄く吸い付くフィット感を生み出す中足部
・トラップ精度を高めるインサイド面
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには内部にヒールカップが搭載
程よく強度のある、履き心地のいいヒールカップとなっています
かかと内側は柔らかな起毛素材で、かかと上部に柔らかなクッションフォームを配置
今作はこのかかと周りに大きな仕様変更があり、形状自体は近いですが、履き心地が異なっています
前作ほど高い位置までサポートせず、足首の可動域を残しながら、ストレスフリーに仕上げているのが今作の特徴
より履き心地、フィット感の部分で、ストレスを感じにくい仕上がりとなっています
中底に関しては前足部にのみ樹脂プレートを採用
ここは前作と同じ仕上がり
裏材には起毛材が使われており、こちらも前作同様、薄くソフトに馴染むフィット感が追求されています
そしてインソールには表面に起毛材を使用したインソールを継続採用
履き心地のソフトさ、程よいクッションを感じられるインソールとなっています
・ヒールカウンターとクッションで履き心地〇
・設計見直しでストレスフリーに
・起毛素材で足当たり〇
アウトソール
アウトソールにはトーションフレームアウトソール、ネメシス時代のソールを搭載
主に下地の柔らかい天然芝で活躍する、グリップとアジリティに秀でたソールとなっています
特徴は半円状のスタッドで、これが全方向にグリップしやすく設計されているものに
特にサイドの動き、カットインの動きに強くなっているのが特徴です
内側にカットインしやすいように、土踏まず内側は少し肉抜きし、ねじれやすいのも本ソールの特徴
外側~中央はしっかりと補強しつつ、カットインしやすく設計されています
全体的にグリップ強めで、特にカットインなどで鋭い動きを生み出すのが、トーションフレームアウトソールの特徴
ここは前作から引き続き採用となっています
・ねじれの力を生むトーションフレーム
・カットインに強い設計
・天然芝に適した設計
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・レザーのフィット感、タッチ感を大事にしたい選手
・ボールコントロールを大事にしたい選手
・天然芝グラウンドでプレーしている選手
雨に強く、タッチやコントロール、アジリティを高める機能が満載となっています
レザーのスパイクで、履き心地、タッチ感、アジリティのどれもを求める選手におススメできる仕上がりでした
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