今回はゆるーくやっていきますが、
この値段で半額位、ワイドとレギュラー幅展開という2モデル展開が特徴のヒートレーサー。
なんでラグビー部、サッカー部におすすめなのかというと、
ラグビー部、サッカー部に多いと思われるランニングシューズの使い方に適しているからです。
ヒートレーサーは舗装路、コンクリート路面、硬い路面で、短いダッシュトレーニングやスプリントトレーニング、5km前後までの走り込みがあり、それらを脚力強化の目的で行っている場合に効果的なシューズです。
逆に言うと、サッカー部やラグビー部にはあんまりないと思いますが、10km前後以上、長時間長い距離を走らされる場合や、柔らかい下地(砂浜、グラウンド等)の場合は他により適したものがあります。
で、どこが硬い路面、短い距離、脚力強化に適しているかというと、まずはソール部の反りあがりになります。
前後、かかとやつま先の反りが大きくなく、足指をしっかり使う、拇趾球、小趾球で押す、反発する、足首を固める動き、要するにある程度正しい足の使い方をしないとそこまで進まない設計です。
(※逆に言うと躓きやすいので、足首の背屈制限、筋力低下があったり、とにかく躓きやすいという方は止めといた方が良いです。先に足首の背屈をある程度正しく動くようにリハビリするのが先です)
加えてソール部の厚み、クッション性も絶妙で、これ以上薄硬いと割と衝撃が強い(代わりに反発はすぐに貰いやすく、タイミングはつかめる)ですし、これ以上厚いと反発が遅れて反力を貰う動きがしにくいです。
けっこう丁度いい厚みと硬さなのではないかと思います。
(※ただし、筋力量、体重によって多少変わります。が、100kgオーバーとかじゃなければまぁまぁ大体いけるかと。)
そしてソール部はスパイクでもおなじみ、中足骨部へのサポートがちゃんと配置されています。
曲がってはいけない場所で曲がらないように補強がされているのがわかる意匠で、
加えて、最近のランニングシューズには少ない、屈曲性を高める溝がちゃんと入っています。
最近のランニングシューズにはこれがなく、かつつま先を競り上げるので、楽に前に進むのですが、足指を使う、小趾球~拇趾球で押す、ダッシュをする、トレーニングをするのには少し適さない形状になっています。
更にアッパーサイドには補強材が配置されているので、横への動きも若干ですが補強されており、
かかと下のクッションも変に広くないので、スピードを出しやすい仕様となっています。
かかと下のクッションは広くなっている方が良い場合も人によって、使い方によってはあります。
10000円以上のランニングシューズは部活生には厳しい、なんならスパイクにお金を多少かけるからランニングシューズなんて安けりゃいい、という事もあるなか、5000円を切るナイスな価格。
合う合わないは勿論ありますが、適当にかっこよさ、好きなメーカー、安さ基準で買うよりかはマシだと思うので、機会があったら試してみて下さい。
個人的にはヒートレーサー2の方が汎用性は高いと思いますが、ことダッシュトレーニングではこちらの方が良いという方も多いかもしれません。
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