本日はアディダスの新作スパイク、エックスクレイジーファスト.1 FGの紹介、解説をしていきます
エックスシリーズの最新モデルで、エックススピードポータルの後継モデルとなる本作
AGモデルはレビュー予定、今回はFGモデルの解説をしていきます
早速機能性の詳細を見ていこうと思います
アッパー前足部
まずアッパー素材には人工皮革、Aeropacity Speedskin(エアロペーシティ スピードスキン)を採用
前作まではサポート性もあるメッシュでしたが、今作はかなり柔らかくなっているのが特徴
薄いメッシュを樹脂フィルムで挟んだ設計で、前作とはまるで違う柔らかさに
メッシュに薄いフィルムを足しただけのような、柔らかく薄いアッパーに仕上がっています
このアッパーの柔らかさは同じモデルだとエックススピードフローのような感覚で、かなり薄く柔らかくなっている仕様に
サポート、強度が欲しい場合はスピードポータルの方が良いと思いますが、より足馴染みが欲しいならクレイジーファストの方が良いでしょう
ちなみに足指はややギリシャ寄り、エジプト型にも一応対応する設計
カーブは程よくかかっている仕様は変わらずとなっています
・薄さも柔らかさも格段に向上したエアロペーシティアッパー
・足馴染みが格段に向上
・サポート性も程よくは〇
アッパー中足部
アッパー中足部以降も同じく、エアロペーシティ スピードスキンを採用
甲部や履き口にはプライムニット、ニットアッパーが採用されています
この中足部も基本的には柔らかく、足馴染みのいいアッパーに
裏材にはエアロケージを採用しており、足馴染みの良さとサポート性を両立させた仕様となっています
そして甲部にはプライムニット、ニットアッパーが採用された設計
柔らかく伸縮する事で甲にフィットし、可動性を残した設計です
このプライムニットは適度な伸縮性がありつつも、サポート性も兼ね備えているアッパーに
程よく伸びて、甲にフィットしてくれる仕様となっています
エアロペーシティ スピードスキンの薄さ、柔らかさに、スピードケージによるサポート、プライムニットによるフィット感が特徴となっている中足部
前作以上にフィット感が良く、サポート性も残した仕様となっています
・エアロペーシティ スピードスキンがフィット感をアップ
・スピードケージでサポート性も確保
・プライムニットでフィット感〇
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターが搭載
カウンター部分はかなり強固なサポート性で、FGモデルでもダブルヒールカウンターを採用
外側に備え付けた樹脂製のヒールカウンター、スタビリティウィングだけでなく、内部にもヒールカップを採用している設計を採用
強度を更に高め、かかと周りのサポートを充実させている設計です
そしてかかとの形状に関しては、丸いかかとに適しやすい設計
クッションパッドも多量に入っているため、食いつきが良いけれども、ストレスになるべくならないような仕上がりとなっています
このパッドは主に上部に配置され、かかとの上部をつかむような形で配置
このパッドでかかとを脱げにくく、適切な位置に置くような仕様となっています
裏材には起毛材が使われているため、足当たりも心地いい仕上がり
アッパー内部に関しては、エアロケージが中足部に採用されており、サポート性を高めている仕様
ミッドボードは前足部のみの仕様で、カーボンモデルと比べると屈曲溝が無くなっているのは違いになるかと思います
ちなみにインソールに関しては同じ仕様を継続
表面が起毛材で出来た、ソフトな足当たりのインソールとなっています
・強力なダブルヒールカウンターでホールド性〇
・起毛素材で足当たり〇
・丸いかかとにフィットする設計
アウトソール
アウトソールにはFG、天然芝用のエアロトラックプレートを採用
高反発プレートを採用した、スピードに特化した仕様となっています
ここに関しては特に仕様も変わっていないので、他レビューも参考にしていただけますと幸いです。
・スペックについてはエックススピードポータルをどうぞ
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・軽量性、薄く吸い付くフィット感を大事にしたい選手
・ホールド性、かかとのサポート性を大事にしたい選手
・縦へのスピードを重視する選手
FGモデルならスピード、フィット感、安定感とどれもバッチリなので、一度試してみてはいかがでしょうか
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