MIZUNO モレリアネオⅣ レビュー

本日はミズノのサッカースパイク、モレリアネオⅣのレビューになります

モレリアネオⅣは素足感、軽量性、フィット感に優れた、モレリアネオシリーズ最新作

今作は前作よりもサポート性がプラスされているのが特徴のスパイク

早速レビューしていきます！



詳しい解説 販員様向けはこちらからどうぞ

足型

足幅はE～2E程度、つま先周り高さ標準、甲回り高さ標準～やや低め程度となっています

前足部にはカンガルーレザーが採用されているので、2E幅くらいまではストレスなく履きやすい仕様

つま先もある程度高さがあるので、足に沿いながらフィットしてくれる感覚です


0014は今回いつも通りの25.0㎝をチョイス
サイズ的にはモレリアネオ3と同じ感覚で着用する事が可能です

基本的に前作からサイズを変えるということは必要ない、標準～気持ち小さめのサイズ感


全体的なフィット感としては非常に薄く、柔らかく、レザーの足馴染みを存分に感じられる印象

それでいて前作にはない、中足部以降に強さも兼ね備えられているのが本作の特徴となっています

アッパー前足部

アッパー前足部にはカンガルーレザーアッパーを採用

程よい薄さ、ソフトさ、そして足馴染みの良さを兼ね備えたカンガルーレザーとなっています


このレザーは足を入れたらすぐに馴染む、それくらい柔らかくてソフトなレザーになっています

馴染ませる時間が要らないくらい早い馴染みなので、ストレスなく心地の良い、ぴったりと吸い付くフィット感が特徴です

タッチ感　サッカー

タッチ感はミズノのカンガルーレザーらしい感覚で、程よい薄さ、ソフトさ、柔らかさが顕著なものに

ここは前作とそう大きくは変わらず、モレリアネオらしい薄さと繊細さを備えたタッチ感


昨今の激薄な感覚ではなく、レザーらしい繊細さと程よいソフトさ、薄さが丁度いいモレリアネオ4

程よい素足感、心地の良いタッチ感に仕上がっています


素足のようなタッチ感、レザーのソフトなタッチ感が心地よく仕上がっている本作

今までと感触を変えることのない仕様で、モレリアネオ3を履いていた人も安心して乗り換えられる印象です

中足部

アッパー中足部はベアフットレザーNEOで構成され、薄型のシュータンが配置された設計

このベアフットレザーNEO、内部にフレームが入ったことでサポート性がかなり向上


前作までの瞬間即フィットな、極薄で吸い付く感覚はそのままに
サポート性だけを違和感なくプラスしているのが本作の良いところ

ブレない、ズレないようになっているけども、素足のような心地の良い履き心地に仕上がっています


インサイド、アウトサイドはミズノロゴでもう少し補強され、ブレやずれも抑えやすい仕上がり

甲部、中足部ともにフィット感抜群、その上サポートまで今作では補強されています

トラップ感　サッカー

中足部のタッチ感、インサイド面に関しても、薄さ、素足感を感じるタッチ感

フレームの影響は感じさせず、前作と変わらない薄さ、柔らかさ、繊細さを感じやすい感覚です


モレリアネオ3とほぼ同じような感触で扱うことができ、程よいグリップ性も担保

本作も素足感覚、薄さ、フィット感による繊細な感覚が特徴となっています


特に今作もミズノロゴに仕掛けが施してあり、その分ボールをコントロールしやすい仕様に

モナルシーダシリーズとの違いは、こういった細かいところにあったりします

ホールド感　ラグビー

鋭い切り返しや踏ん張るのに大切なホールド性ですが、本作ではここが大きくアップデート

必要な分の強度を、インナーフレーム等で補強したことで、ズレにくくなっているのが特徴です


前作はこの辺りが弱めで、人によってはシューズ内で足がズレやすいものに

今作ではフレームの追加や、諸々の微調整によって滑りにくく、ズレにくく仕上がっています


それでも強力なホールド性があるわけではないので、前作比で良くなったという印象

サッカーなら問題なし、ラグビーでも軽量なBKであれば概ね使えるようなサポート性に仕上がっています

アッパー後足部

アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターを採用

強度がしっかりしており、足首の可動性はフリーにしつつ、必要な強度がしっかりある印象


あえて個人的に合わなかった所をいうなら、履き口周りの硬さ

サイドは大きくカットされているので問題ないですが、後側、ニットの下あたりで靴擦れが発生しています

ここは巻き込んで縫ったことで硬さが出ているので、履いていけばそのうち馴染むとは思いますが、少し気になったポイントに


ただ、フレームと履き口の強度を高めたことで、中足部以降のサポート性が高まっているのもあります

ここはストレスレスをとるか、サポートをとるかという所になるので、合う人にとっては問題ない部分です

蹴り心地　サッカー

サッカーボールの蹴り心地については素足感が顕著に感じられるものに

甲部では特に、素足感が強めな、比較的ダイレクトで心地いい蹴り心地です


甲部はシューレースがあるので、ニットだけというような激薄スパイクほど、ダイレクトな感触は無い感覚

だからといってぼんやりしている感じでもなく、程よい薄さとソフトさで、心地の良い蹴り心地に仕上がっています


前足部はレザーらしいソフトさもありつつ、甲部は比較的素足感が強いのは前作から続いている傾向

甲のダイレクト感は前作の方がより高かったかもしれませんが、この辺りは前作からほぼそん色ない蹴り心地となっています

蹴り心地　ラグビー

ラグビーボールの蹴り心地に関しても概ね同じ印象で、薄さ、素足感覚が特に印象的な蹴り心地

飛距離的には特に変わりはないですが、気持ちよく蹴ることが出来ます


また、今作はヒールカウンター～履き口の安定性もしっかりしており、軸足の安定性も十分確保されている感覚

素足感重視ではありますが、必要なサポート性は残っており、軸足のブレも少ない印象です


モナルシーダシリーズよりも素足感覚でありながら、必要なサポートは残っているのがモレリアネオⅣの長所

軸足の安定性、蹴り心地に関しても心地いい仕上がりとなっていました

アウトソール

アウトソールには土、人工芝、天然芝に対応したマルチなソールが搭載

グリップ性高く、素足感が強めなソールとなっています


モレリアネオ３と近い仕様で、鋭いグリップ力と軽量性、程よい反発性を得られる素足感重視のソールユニット

今作ではより突き上げ感を軽減し、安定性を強化しているので、そういう意味でも踏ん張りやすく、カットが安定しやすい設計となっています

スピード

スピード感、疾走感に関しては素足感がやや強めで、程よい反発性も持ち合わせている仕上がり

素足感強く、もたつき過ぎて抜けが悪いという事もないですし、丁度いい素足感と反発感です


スタッドも十分刺さりが良く、抜け感も良いので、ここでももったりするようなことは無い感覚

反発系でもガイドするタイプでもないので、ギュンギュン進んだりスイスイ進む事はないですが、ストレスなく、軽さを最大限活かした走り心地となっています


ソールの安定性、アッパーのサポート性も前作より向上しているので、前へ少しロスなく進みやすくなっているのは本作の特徴

素足感をわずかに減らして、安定性を高めた、軽くて素足感の強いソールとなっています

ステップ

ステップ、アジリティに関しても問題ない印象

アッパーのサポート性、アウトソールのグリップ力はある程度バランスが取れている印象です

今作はインソール表面に起毛材、少し滑りにくい素材も用いているので、そのあたりも功を奏している模様


特別鋭くキレるようなギミックは無いのですが、ストレスになるような制限がかかるソールではありません

ただ、前作よりも突き上げの対策をしている分、もう気持ち安定性は高まっている印象を受けます

非常にフレキシブルだったところはある程度残しつつ、必要な強度を少しだけプラスしている感覚


基本的にはモレリアネオ３よりもバランスが良くなっており、快適に使いやすくなっているのがモレリアネオⅣ

変わらないグリップ、素足感覚に、安定性を付与している、今までのユーザーも変わらず履きやすい仕上がりとなっていました

まとめ

ミズノのスパイク、モレリアネオ4のレビューは以上となります

主に上記の3点、フィット、アジリティ、サポートに優れたスパイクで、特にフィット感と素足感が強みのスパイクです


見た目はモレリアネオ3とそんなに変わらないですが、細かい調整で中身は大きくバージョンアップされているモレリアネオⅣ

今までモレリアネオ3を愛用していた方も引き続き履ける仕様となっているので、モレリアネオ、モナルシーダユーザーの方は是非試してみてください

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