NEW BALANCE FURON V6+ PRO HG 2E 解説

ニューバランス 着用感想&紹介記事

本日はニューバランスの最新サッカースパイク、フューロンV6 PRO HG Dの紹介、解説をしていきます。

ニューバランスのスピードスパイク6代目のマイナーチェンジとなるV6+モデル。


主な着用選手はリバプールのサディオ・マネ選手や、マンチェスターシティのラヒーム・スターリング選手と、主にウインガー、スピードのあるアタッカーが好むスパイク。

今回はマイナーチェンジではありますが、様々な仕様が変更されているので、早速機能性の詳細を見ていこうと思います。


足型

足幅2E程度、つま先周り高さやや低め、甲回り高さやや高め、かかと幅標準程度となっています。

足幅に関しては今回2E幅をチョイスしていますが、D幅も販売されているので、自分にとって良い方を選ぶ事が可能です。


0014は今回いつも通りの25.0㎝をチョイス。

前作V6に近い履き心地ですが、更にアッパー部分が心地よく、柔らかくなっているのが特徴に。

サイズ的には前作はギリギリ大丈夫、という感じでしたが、今作は25cmで丁度いいように感じます。


足型的にはエジプト型、ギリシャ型どちらにもある程度対応できそうな形状で、カーブのかかったアッパーに。

親指が長くても、人差し指が長くても、一度まずは試着してみるのをお薦めします。
・足幅はやや細め(D)と標準~やや広め(2E)から選べる
・親指が長くても、人差し指が長くてもある程度対応できる形
・サイズはいつも通りのサイズでOK

アッパー前足部


まずアッパー素材には前作に引き続き、ニット素材が採用されています。

ニットをベースに、FIT WEAVEと呼ばれる凸をつけた機能を搭載する事で、履き心地の良さと正確なボールコントロールをサポートする設計となっています。


このアッパーのニット素材は前作を凌駕する柔らかさ、フィット感に仕上がっているのが特徴。

柔らかく、足を包み込むような履き心地に進化しており、フィット感やタッチ感を大事にする選手にも適したアッパー設計に生まれ変わっているのが一つマイナーチェンジ部分になっています。
・進化した柔らかいニットアッパー
・FIT WEAVEギミックによる正確なボールコントロール

アッパー中足部


アッパー中足部にも同じくFIT WEAVEを搭載したニット素材を採用。

インサイド面にも凸形状を多く設けることで、より正確なトラップをアシストする機能が盛り込まれています。


シューレースホールは約5つの構成で、基本的にニットで包み込むような設計になっているのが特徴。

ホール部は樹脂での強固な補強がなされており、シューレースでのホールド性をしっかりと高められるようなものに設計されています。


また甲部~足首周りにはむき出しのニット素材、HYPOKNITが採用されています。

履き口回りは伸縮性高く、足入れしやすいように設計されており、甲部は脱げにくく設計されているニット素材。

履き心地の良さとスピードを兼ね備えた設計仕様となっています。
・正確なトラップをアシストするFIT WEAVE
・履き心地とスピードを向上させるHYPOKNIT

アッパー後足部


アッパー後足部、かかとにはヒールカップを内蔵。

しっかりとした大型のヒールカップを使用し、かかとのブレをしっかりと抑える設計となっています。


かかと内側は柔らかな微起毛人工皮革で、クッションフォームもソフトな感触。

履き口回りのニットも薄くて柔らかいものに仕上がっています。


そして中底にはフルレングスのプレートを採用し、しっかりと強度を確保している設計。

パワフルなスピードを引き出す仕様となっています。



そしてインソールには表面にインフィニグリップ、ナノフロント素材、グリップ性のある素材を採用。
滑り止め素材を用いることで、より素早いプレーをサポートするような設計に仕上がっています。
・履き心地よく、サポート性のあるかかと
・スピードを引き出し、サポートする中底
・鋭いキレとスピードを生み出すインソール

アウトソール


アウトソールには土、人工芝、天然芝で使用できるHGソールを搭載。

TPU樹脂で構成された、加速性能に優れたソールとなっています。


このアウトソール、つま先にはサブスタッド、△突起を用い、前4本のメインスタッド全てが縦への加速力を意識した設計になっているのが特徴。

加えて、強度のあるナイロンシャンクで反発力を生み出す設計に仕上がっているのも特徴となっています。


それだけではなく、その後ろ、二列目のスタッドもほぼ大半が前への加速力を増強するような△スタッド。

最後列、二本のスタッドが安定感、突き上げの分散、補助的なグリップを引き出すものになっていますが、基本的に縦へのスピードに特化したスパイクとなっています。



また、中足部には立体的なリブが入り、中底と相まってしっかりと強度を確保。

最後列はかかと外側のスタッドのみ方向を変形させ、鋭い減速やキック時のグリップ向上に役立っています。


それでいて、使うと横へのグリップ力もあり、縦のスピードだけでなく、横へのキレ感もあるソールに仕上がっているフューロンHGのソール。

スピードやキレを重視するプレーヤーにはありがたいソール設計となっています。

ちなみに重量は25cm片足で大体202gと、軽量なスパイクとなっています。
・縦への圧倒的スピードを引き出す設計
・横へのグリップ性も十分に発揮
・土、人工芝、天然芝と使用できるマルチロールさ

まとめ

・ニットアッパーの履き心地の良いフィット感
・FIT WEAVEによる正確なボールコントロール
・圧倒的な縦へのスピードを生み出すスピードソール
・足幅が二種類から選べる
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。
どのような選手に適しているかというと、
・スピードやキレ、フィジカルを大事にしたい選手
・試合をするグラウンドが様々ある選手
・足幅がやや細い(D)、やや広い(2E)選手
特にスピード、キレ、アジリティといった面は、サッカーに限らずラグビーでも重要な能力。

自分のスピードを更に活かしたい、キレを活かしたい選手は一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

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