本日はナイキの新作スパイク、ティエンポレジェンド10 エリート AGの紹介、解説をしていきます
ティエンポシリーズの最新モデルで、人工皮革になって生まれ変わったのがレジェンド10
FGモデルは後日レビュー予定、今回はAG、人工芝用モデルを解説
早速機能性の詳細を見ていこうと思います
アッパー前足部
まずアッパー素材にはFlyTouch Plusエンジニアードレザーを新しく採用
天然皮革風の人工皮革アッパーが採用されています
レザーではなくなりましたが、レザーっぽい柔らかさに、表面は強めのグリップ加工が施してあるのが特徴
インサイド面を中心にマイクロドット加工が施され、滑りにくくなっている仕様
レザーっぽいソフトなタッチ感と、グリップ性のあるコントロール性を両立させた設計となっています
このフライタッチプラス エンジニアードレザーを採用することで、天然皮革の良いところと、人工皮革の良いところの両面を兼ね備えているのが本作レジェンド10
足馴染みの良さとコントロール性を両立させています
ちなみに足型ベースは大きくは変わっていない印象で、ベースの部分はレジェンド9と近い印象
なので、感覚的には前作と近い感触で着用できる一足となっています
・ボールコントロール性を高めるマイクロドット
・天然皮革のようなフライタッチプラス エンジニアードレザー
・前作から乗り換えやすい仕様
アッパー中足部
アッパー中足部以降もフライタッチプラス エンジニアードレザーを採用
シームレスなフィット感、タッチ感を生み出す設計となっています
インサイド面は前足部に引き続き、トラップ、コントロールをサポートするマイクロドットを搭載
ボールをグリップし、滑らないように設計されています
また、甲部に関してはフライニットを採用
フライニットの包み込むフィット感と、シューレースによる調整が可能な設計となっています
中足部アウトサイドはナイキロゴで補強され、外側に力が逃げないようにも設計
インサイドはコントロール、アウトサイドはサポートという役割分担となっています
・グリップで滑らないトラップを生み出す中足部
・ブレにくいアウトサイドサポート
・フィット感の良いニットアッパー
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには一部アウトソール一体型のヒールカウンターが搭載
内部にはヒールカップも採用されており、 全体的な強度はやや柔らかめとなっています
かかと内側は柔らかな起毛素材で、かかとは全体的に柔らかなクッションフォームを配置
分厚すぎず、薄すぎない、程よい柔らかさのあるフォームで、かかとを包み込むものとなっています
裏材に関しては起毛材、ニット材、テキスタイル材等、複数種類で構成しているのも特徴の一つ
フィット感やタッチ感、サポート性に配慮した設計になっているのも面白いポイントです
中底に関してはほとんど無い仕様で、アウトソールで強度を担保している設計
ナイキに関してはお馴染みの仕様となっています
インソールには表面に起毛材、裏面はシンプルなものを採用
程よいグリップ、クッションを感じられるインソールとなっています
・ヒール設計とクッションで履き心地〇
・起毛インソールでグリップ〇
アウトソール
アウトソールには今回新型の人工芝用ソールを搭載
FGソールと連動した形で設計されており、程よいグリップに仕上がっている設計です
特徴は円筒スタッドを採用することで、旋回性と貫入性を確保しているのが特徴
刺さりやすく、グリップしやすく、かつ抜けも良い仕上がりなのが特徴です
スタッドは比較的短めなので、人工芝であれば割とどこでも対応しやすい仕様
このソールとスタッド設計に加えて、反発や補強をリブで搭載
強度をしっかりと備えるための、凸リブ補強が目立つ仕様となっています
ファントムやマーキュリアルのAGとは違い、比較的状態の悪そうな人工芝にも対応しやすいのがレジェンドの良いところ
より汎用性の高い一足に仕上がっています
・独自設計の人工芝専用ソール
・ナイキの中では、比較的人工芝の質に左右されにくいセーフティー設計
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・フィット感のいいスパイクを探している選手
・ボールコントロールを大事にしたい選手
・人工芝のグラウンドでプレーしている選手
今までティエンポシリーズを履いていた方は勿論、そうじゃない方も一度試してみてはいかがでしょうか
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