スパイク選びのポイント ヒールカップの大切さvol.1

スパイク基礎知識 履き方&選び方

本日はスパイク(シューズ)の中でも一番大事なパーツとなる、







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ヒールカップ(かかと)の大切さについて記載していこうと思います。


シューズ選びにおいて非常に大事になるヒールカップ、サイズとカップさえ合っていればある程度履けてしまう、それくらいに重要なパーツになります。
(※詳しい人いたら是非コメントからご意見ください、切磋琢磨したいです)








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一方で、一概に『こういったヒールカップが良い』というのは正確には定義できません。


何故なら人それぞれかかとの形、大きさが違い、その上皮膚の敏感さや生理的現象(発汗等)、怪我歴、動作や癖が個々によって変わってくるためです。



その上で、ソックスやインソールとの相性もあるので、『良いヒールカップ』というのは定義づけできません。
(※その人にとって最適なヒールカップ、というものは探し出すことが可能です)








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ただ、これで話が終わってしまうと記事を書いている意味が全くないので笑



今回に関しては『比較的多くの方の足をしっかりと守れる』サッカーやラグビーにおいてのヒールカップ、ヒール回りの条件を記載していこうと思います。









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ポイントは様々あるのですが、簡単なのはやはりまず強度


足の基礎、土台となる踵骨、距骨回りの不安定感を解消し、正しい形のまま歩行、走行、蹴る、切り返す等々の動作を行うには、ある程度の強度が必要不可欠です。










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サッカーやラグビーではサイドへの動きも多いため、カップはサイドまでしっかりと包み込まれているものが大半。



このかかとの強度が足りない、もしくはすぐにへたってしまう、小さすぎると、よく発生しやすいのは過回内足と呼ばれる偏平足形状の足になりやすかったり、捻挫しやすかったりと、良いことがあまりありません。


横方向への動きに不安定感、ブレが発生しやすく、キレのある動きが難しくなっていきます。









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かかとが歩行接地時に6°程度外反するのは当たり前の動きで、この動き等様々な動作で接地時の衝撃を逃がすのですが、後脛骨筋等をはじめとする足底筋群がうまく機能していないと足部が過回内することが多くなります。
(※機能していないのは普段の靴選びや運動に問題があることも多いです)






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勿論これはよくあるパターンであるため、シダス等をはじめとする多くの高機能インソールが、こうした過回内を防ぎつつ、足の自然な動きを妨げにくい設計になっているものに。



ただ、インソールだけで何でも解決するわけでなく、まずは大元のシューズのヒールカップ(かかと)がしっかりとした強度があり、足にフィットしているかどうかが重要となってきます。







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また、逆にハイアーチ気味、内転気味、O脚気味等の傾向が見受けられやすい足では、ヒールカップが弱い、へたりやすい、小さすぎると捻挫を引き起こしやすい傾向に。


こちらに関しても一応一部インソールにて対応可能ですが、まずシューズ選びが大事になるのは言うまでもありません。










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そしてこのヒールカップが弱い、へたりやすい、小さすぎるよりも良くないのが緩いこと



弱くとも、へたりやすくとも、ちいさすぎるとも、フィットしていればヒールカップのかかと回りの安定感を高めるサポート機能を受けることができますが、緩いとサポートが全くなくなるものに。



イメージとしてはビーチサンダルを履いているようなイメージです笑

こういわれると、プレーするときに緩いものは選んではいけないと思っていただけると思います。










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一方できつすぎると勿論痛みにつながるので、ここがメーカーの素材の使いかたや設計、構造の腕の見せ所。



なのでヒールカップがしっかり適切に硬いのにフィットするメーカーが、一番技術的に、経験値的に優れているといえると個人的には思います。










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ちなみにアウトソールから伸びた、一体型の樹脂製ヒールカウンターと、内蔵されているヒールカップ、どちらがいいのかと聞かれることがありますが、これはどちらでもフィットすれば問題ないといえます。



確かにカウンタータイプの方が強度が出ていることが多いですが、カップ内蔵型でもしっかりとした強度を発揮しているシューズが大半なので、そこはあまりこだわらなくていいと思います。










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また、ヒールカップサイドの強度、サポート範囲は前述している通り必要ですが、特にサッカーにおいて後側は多少柔らかくとも大丈夫です。




踵骨にアキレス腱が付着するため、数時間激しい動きをするサッカーやラグビーにおいては、硬すぎる上に合わなくて圧迫してしまうと、強い痛みや怪我に繋がります。


一方でスピードを重視する選手は後ろまで強固でもいいかもしれません。
(※100m用のスパイクなんかはサイドがなくて、後はカッチリしてますので)











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その上、ヒールカップも全て硬ければいいというわけではなく、うまく硬い部分と多少の柔軟性のある部分を作ることが、かかとへフィットしやすくなるポイントに。



エッジ部分を薄くしたり、少し柔らかい素材に切り替えたりすることで、かかとへの過度な食いつき、刺さりを軽減しつつ、適切に強固なサポートを行うことが可能なスパイクも多く出ています。









…長くなりそうなので、次はヒールカップ以外の、ヒール回りについて記載していきます笑
















ではでは



コメント

  1. Tom より:

    某大手スポーツ小売店でサッカー&ランニングのスペシャリストとして勤務しています。
    カカトの重要性を知らない人が多いですよね。接客してて感じます。私はスーパーフィートをお勧めしています。体感パフォーマンステストをやると一目瞭然です!
    アメリカの研究論文でも8割の人がオーバープロネーションと言われていますので、カカトをしっかり保護してあげるのが回内防止にもなりますよね。
    回内すると外側の細かい筋肉を使うので運動効率、代謝が悪いです。
    長々と書きましたが、なにかお力になれればと思います!

  2. 0014 より:

    >>1
    スーパーフィート、過回内対策には非常に強力ですよね。
    個人的にプレー中は滑りすぎるので苦手なのですが、過回内対策にはかなり強力だと思ってます。

    街でみてても、練習をみてても、過回内の方は相当多く、怪我、痛みの遠因になっているので気になります。
    インソールまで手が出せないなら、せめて踵がしっかりあった、強度のある靴を選んで頂きたいと思ってます。

    今すぐは難しいですが、機会ありましたらお店の方まで立ち寄らさせてください♪
    お話色々聞けたらと思います。

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