コロナ禍でどこも厳しい中、かなり商品のラインナップが削減されているのが目立つ昨今。
動画のどこかでも話したと思います※が、最後まで日本人の為のシューズを作ってくれそうなのは国内メーカーという話をしました。
(※もしくは今撮りためてる分かもなので、後日アップします。どこで喋ったか忘れましたw)
が、早くもこのコロナ禍で、商品ラインナップに色濃くその影響が出ていると思います。
今回は過去のシューズラインナップと比較して、各メーカーが日本市場にどれだけ力をかけているか(日本人の為のシューズ作りにどれだけ注力してくれているか)、またサッカー、ラグビーカテゴリに力をかけているのかを考えながら記載していきます。
※ちなみに僕個人としては日本人の為のシューズが増えることは当然良い事なのですが、現状鑑みるとメーカー的には縮小する方が良策だと思っているので、日本人の為に作ってくれている所が有難いというイメージです。
『NIKE』
今回の記事を記載する発端はここからでした。
何と今回、大事な2月のメイン商品であるにも関わらず、ファントムとティエンポのHGモデルがないという展開に。
2月や3月に投入される製品の多くは2021年の春夏物、新作オンパレードになりやすい上、日本的にはその後の4月5月の学需にとっても必要な商品。
だから新製品のスゴイのも良いのですが、低価格帯~中価格帯の部活向けモデルも基本的に充実していないと困ることが多いです。
ちなみに去年のラインナップで言うとこの辺りで、ファントムビジョン2が目玉の新製品。
そこに加えて中~低価格帯のHGモデルも充実、なのですが、今回マーキュリアルのみHG展開あり、他は全くなしというなかなかエグイラインナップ。
ナイキ、今回ジュニアスパイクが全てFG、MGという構成。
— 0014 (@0014blog) February 5, 2021
大人ですらこの形状を人工芝で履くのは勧めないのに、若干マイルドになっているとはいえジュニアには厳しい…
スパイクもトレシューも価格変わらないから、トレシューを履けというメッセージか?https://t.co/pN1sD2zs7X pic.twitter.com/UNq0SkLqbP
ちなみに大人のスパイクも同じですよ。
— 0014 (@0014blog) February 5, 2021
ジュニアじゃないだけましなのかもですが。
低価格帯に至ってはHGモデルはマーキュリアルの1品番のみ。
シューズにこだわりのない選手が、安さとデザインで適当に買って、土や人工芝で使って故障or破損する姿が僕には想像できます…笑https://t.co/pN1sD2zs7X pic.twitter.com/fFpsk9Hj9d
だってあれですよ、仮にナイキしかなかったら、土用スパイクはマーキュリアルしかないんですよ笑
ただし一方で、去年のHGモデルがかなりの安さで販売されていることもある状況ではある模様。
在庫的に去年の残り、特価価格商品で問題なさそうなのであれば大丈夫かと思います。
(※むしろどこまで買ってくれるかが不透明ですから…)
『adidas』
アディダスに関しては以前までと変わらず、中価格~低価格帯まで出ているように見えますが、
一昨年のこのタイミング(MGやAG)から、恐らくジャパン専用ではなくなり、アジアorグローバルでの規格統一に。
このため、以前から純粋なジャパン向けモデルはトップモデルのHGのみとなっています。
メリットは今後もアジア~グローバル向け商品は出続ける事だと思いますが、これはナイキとそこまで変わりのないラインナップ。
ナイキのFG/MGが、もっと汎用性の高いソール設計になって、国内ではMG、海外ではAGと名前ラベルを付けかえれば問題なし、というようなラインナップ構成です。
(※土対応モデルがある、というだけでも違うとは思いますが)
『PUMA』
大手三社外資系の中で一番踏ん張ってくれているのはプーマ。
この春のラインナップも日本仕様のHGモデルが数多くラインナップされており、ナイキのほぼFGオンリー、アディダスの中身はアジアグローバル仕様とは違う構成です。
勿論3種類のナイキ、4種類のアディダスに比べて、メインモデルがウルトラとフューチャーの2種類であるということも大きいであろうプーマ。
とはいえ日本の環境に適したHGモデルが中~低価格帯でもラインナップされているのはありがたいことだと思います。
(※とはいえモノとしてどうかといわれたら価格なりですが…)
『ASICS』
一方で国内大手のアシックスも、プーマ以上にラインナップが豊富。
日本向けシリーズのDSライトだけでも相当数展開されており、この状況においても縮小されていない事がわかります。
ただ、去年は低価格帯モデルもこの後展開されていたものに。
去年同様にWBやWDが3月~4月辺りに出れば完璧、というような盤石の布陣となっています。
『MIZUNO』
実はナイキに続いて挙動がおかしいのはミズノ。
去年の7月のレビュラカップ、8月のモナルシーダ以降、1回も中~低価格帯スパイクが出ていません。
限定モデルしか出していないのは、例年で言うとあまり考えられない状況。
ちなみに以前はモナルシーダは半年に一回、レビュラが3か月程度に一回あるかないかで中~低価格帯スパイクまで出ていたラインナップに。
このレビュラシリーズの大幅削減、7月の初期カラー以降JAPANしか出ていないというのが、中~低価格帯スパイクが少ない要因となっています。
とはいえ学需をわざわざ取りこぼすような真似はしないであろうミズノ。
半年に一回出て、かつモデルチェンジのタイミングになりそうなモナルシーダでドカッといくのか、それともナイキ戦法で旧品の残ってそうなレビュラシリーズでやりくりするのか、気になるところです。
(※コメントのタレコミ的にはモナルシーダが来そうですけど、不明です)
『UMBRO』
アンブロに関してはモデルチェンジによりCTシリーズが廃止。
伴ってメインシリーズのトップモデルにワイドや取替式等が出たものの、全体の傾向としては少し縮小されたラインナップとなっています。
また、僕の肌感なのですが、定価が中価格帯でかなり引きあがった印象もあるラインナップに。
定番のKLモデルや、KTSモデルもがっつり高~中価格帯というモデルになっている印象です。
ちなみに去年でいうと12月にメイン、そして3月に補強しているような構成に。
今年は2月に出ているので、4月に再度追加という事は無いと思いますが、ラインナップ的には頑張ったけど微減となっています。
『New Balance』
ニューバランスは変わらずHGモデル、ジャパン向けモデルが展開。
442シリーズもフルラインナップで展開され、プーマやアシックス同様に踏ん張っている形。
ちなみに去年はテケラ、フューロンのHGモデルが主軸になったものに。
あんまり学需とかに影響された構成にはなっていないと思いますが、次のフューロンやテケラのラインナップにも注目です。
『まとめ』
という訳で各社春の新製品が概ね出揃ったので、ラインナップから製品の絞り具合を読み取りました。
特にナイキが顕著に日本向け商品を絞ってきている現状で、引き続き以前からアディダスも相当絞り、ミズノも無駄には新作を出していない印象です。
一方でアシックス、プーマ、ニューバランスは割とこの状況でも出してくれているラインナップ。
買う側としてはこれを基準にシューズを選ぶ事はないにせよ、ありがたい所でもあるので、ウェアを買うとか、足に合うならシューズを買って応える、というのも良いかもしれません。
ではでは
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