アディダス プレデター24 エリート HG レビュー

本日はアディダスのサッカースパイク、プレデター24 エリート HGのレビューになります

プレデター24はキック、シュートに特化したスパイク


圧倒的なキック性能、そこにフィット感にもこだわった今作プレデター24 エリート

早速レビューしていきます！
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詳しい解説 スパイクマニア～販売員様向けの情報はこちらからどうぞ

足型

足幅E～2E程度、つま先周り高さ標準、甲回り高さ標準程度となっています

足幅は標準程度、2E程度までであれば着用する事が可能な設計です


0014は今回から、25.5cmをチョイス

サイズ的には実質標準～やや大きめ程度で、基本的に足側が変わってなければ、サイズを変える必要は無い感触

幅的には2E幅まで対応、大体E～2Eくらいの方に丁度いい印象です


全体的なフィット感としては、履き始めはしっかりとホールド感がある印象

全体的に薄く吸い付き、なおかつサポートもある感覚

その上、すぐに馴染んでフィットする、良いアッパーになっていました

アッパー前足部

アッパー前足部にはハイブリッドタッチアッパー2.0を採用

今作はこのアッパー素材も大きな変更点で、程よく薄く、足に吸い付くフィット感を与えています


このアッパー素材は履き始めこそしっかりした印象を受けますが、履けばすぐに馴染んでいく感覚が顕著

サポートはありつつも、違和感のない、足と一体化する、心地のいいフィット感に仕上がっています


また、特徴的なのはストライクスキンエレメント、プレデターラバー

大型かつ、グリップ性の非常に高いラバー素材が配置されていますが、フィット感を損ねる感覚は無い仕上がり

グリップの恩恵は受けつつも、履き心地はそのまま、良い感覚に仕上がっています

 

タッチ感　サッカー

今作はアッパーも程よく柔らかく、適度に薄いので、よりボールの感覚がわかりやすいのが良いところ

ラバーの無い部分もグリップが弱いということは無く、ストレスないタッチ感が特徴です


ただ、ラバー部分とそうでない部分は結構グリップに差があり、ラバー部分は強烈に止まる感覚

タッチの感覚はラバー部分か他かで結構変わるので、この辺りは慣れが必要そうな印象を受けます


しかし、違いがあるというのを感覚的にわかっていれば、そんなに凄く問題になる印象は無いです

他のスパイクとは確実に感覚が違う、内側はかなり引っ掛かって、外側は程よいかかりなので、そのあたりはしっかりと慣れておくことが重要です

意外とラバー部分はキック時以外は引っ掛かりにくい配置なので、慣れるのもそんなに問題にならないと思いました

 

中足部

アッパー中足部以降もハイブリッドタッチアッパー2.0が採用され、履き口にはニットを採用

ここも薄く柔らかく、足に吸い付くフィット感が特徴となっています


また、前足部中心に、内側にはプレデターラバーを引き続き採用

前足部よりちょっとソフトに、足を包み込んでくれるフィット感も大きな特徴となっています

トラップ感　サッカー

中足部のタッチ感も、ラバーなし部分とシームレスにつながる感触

程よい薄さとソフトさ、程よいグリップで、感覚的には十分な印象

特筆するような薄さや、柔らかさ、グリップは無いですが、ストレスもありません


インサイド面やアウトサイド面、中足部は基本的にラバーが当たらないので、感覚的にも違和感少ないのも良いところ

短所が無い、バランスいい感覚が今作の良いところとなっています

 

ホールド感　ラグビー

鋭い切り返しや踏ん張るのに大切なホールド性は、ある程度は備えられている感覚

ヒールカウンターに加えて、アッパーのサポートもあるので、ブレやズレはそんなに大きくはありません


同じアディダスでいうなら、この辺りはエックスシリーズの方が秀でていますが

プレデターでもある程度は問題ない印象は受けます


ただ、滅茶苦茶ホールド性が高いスパイクという訳でもないので、過信は禁物

基本的にはキックの方が得意なので、ここは及第点くらいという感じでしょうか

 

アッパー後足部

アッパー後足部、かかとにはヒールカウンターを搭載

かかと内部のパッドで、かかとをしっかりとホールドしてくれるのが嬉しい感覚


靴擦れしにくく、サポートもしっかりしており、快適なかかととなっているプレデター

程よいサポート、快適なフィットとホールド性が嬉しい一足となっています

蹴り心地　サッカー

サッカーボールの蹴り心地については、まずとにかくめっちゃ良かったです笑

甲部であっても前足部～中足部域であっても、プレデターラバーがとにかく仕事してくれています笑


蹴り心地自体も、ボールをシンプルにとらえやすい感覚で、ミートしやすいのが印象的

軽い力で遠くまで、綺麗に飛びやすい感覚を受けます

音で表現するなら、『パンッ！』って軽く弾けるような蹴り心地


加えてラバーの強力なグリップがあるので、回転もかかりやすく、若干当たる場所が悪くてもラバーで捉えられるものに

このラバーによるボール補足、キック精度やキックカーブ向上、パワーアップが、本作の凄く良いところだと感じました

 

蹴り心地　ラグビー

※ラグビーボールも蹴りましたが、撮影漏れてました…
また機会あったら撮っときます

ラグビーボールの蹴り心地に関しても近い印象で、程よく弾ける感触が強い印象

飛距離に関しては特別変わる印象は無いですが、こちらもラバーが威力を発揮


若干ミートするポイントがズレても、ラバーでしっかりとボールを捉え、ある程度飛んじゃうのが凄い所

グラバーキック、転がすようなキックも、コントロールが効きやすいように感じます

逆にスクリューキックなんかは、そんなに恩恵を受けないので、基本はパント、ハイパント、グラバーキックで効果的です


ただ、軸足の安定性も程よく高いので、ブレない軸足で安定感もあるものに

ラグビーのキックでも、活躍するスペックを発揮していました

 

アウトソール

アウトソールには土、人工芝、天然芝で使用できるソールが搭載

グリップ性、素足感覚を重視したソールが用いられています


FGモデル程際立った、特徴的な機能ではありませんが、動きを阻害せずに汎用性が高い、使い勝手のいいソールなのが特徴

使っていて違和感のない、気持ちよく使えるソールとなっています

 

スピード

スピード感、疾走感に関しては基本的に強くはないですが、重たくてしんどい感覚は無い印象

基本的には柔らかめで、素足感覚の方が強いソールとなっています


スタッド自体はしっかりと効いており、縦へのスピードをしっかりと引き出せる感覚

加速力、鋭さ、アジリティの部分は十分で、問題なく動ける印象です


スピードに特化している訳ではないので、その辺はエックスシリーズなんかの方が秀逸な感覚

それでも違和感、ストレスの無い履き心地で、スピードに凄くこだわりがあるという訳でも無ければ問題ない印象でした

 

ステップ

ステップ、アジリティに関しては、グリップ性は申し分ない印象

捻じれも程よく生まれやすく、アジリティ面はスピードよりも発揮しやすい印象はあります


アッパー的もある程度ホールド性、サポート性があるので、クイックネスにも効果を発揮

鋭いグリップに、しっかりサポートのアッパーが、良い組み合わせとなっています


こちらもスピードモデルという訳でも無いので、過信は禁物

ですが、問題ないクオリティを発揮しており、個人的には良かった印象です

まとめ

アディダスのサッカースパイク、プレデター24 エリート HGのレビューは以上となります

主に上記の3点、フィット、ホールド、キックに優れたスパイクで、フィット感やホールド感も大事にしながら、特にキック、シュートを重視する選手に向けられたスパイクとなっていました


今回は近年の中でも、特に良いプレデターが出たな、と思った今回の一足

良いフィット感で、走れて、クイックに動けて

その上で一撃必殺のキックがあるので、是非一度試してみてください！

ご検討はアディダス公式にてどうぞ