アディダス プレデターエリート LL FG 解説

本日はアディダスの新作スパイク、プレデターエリート LL FGの紹介、解説をしていきます

プレデターシリーズの最新モデルで、プレデター30周年モデルとなる本作


今回は海外メイン、天然芝用モデルのFG、レースレスモデルを解説

早速機能性の詳細を見ていこうと思います
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アッパー前足部

まずアッパー素材には人工皮革、ハイブリッドタッチアッパー2.0を採用

アキュラシーでも柔らかくなっていましたが、今作は更に柔らかい印象


このハイブリッドタッチアッパー2.0に、ストライクスキンエレメントと呼ばれる、プレデターラバーを搭載

今作ではプレデターらしい横長ラバーを搭載することで、主にキック、シュートで威力を発揮する仕様へ変更されています


近年は全方位コントロールなイメージが強く、全方向にラバー＆グリップがあることが多かったですが

本作では原点回帰し、シュート、キックに特化したラバー配置になっているのが特徴です


そのため、アウトサイド面に関してはシンプルな仕様

アディダスロゴが大きく見え、フィット感を損ねない設計となっています


このキック、シュートに特化した、原点回帰しているのが本作の大きな特徴

履き心地、タッチ感、キック精度を兼ね備えたアッパーとなっています

アッパー中足部

アッパー中足部以降も同じく、ハイブリッドタッチアッパー2.0を採用

甲部や履き口にはプライムニット、ニットアッパーが採用されています


インサイド面は前足部から続くストライクスキンエレメント、プレデターラバーを搭載

基本的にはキックに作用するようなラバー配置となっています


アウトサイド面はシンプルな形状が続き、アディダスロゴが大きく見える意匠

前にかかるようなアディダスロゴも、昔のアディダスを思い出させるデザインです


そして甲部にはプライムニット、ニットアッパーが採用され、伸縮性が高い仕様

柔らかく伸縮する事で甲にフィットし、違和感が出にくい設計を採用しています

通常はそういう場合、シューレースを用いるのですが、今作ではシューレースが無い割には伸縮します


シューレースをなくしたことで、キック時に違和感が出にくくなっているのがレースレスモデルの良いところ

スピードやアジリティよりも、キックの感覚を重視する選手におすすめな仕様です

アッパー後足部

アッパー後足部、かかとには強度のあるヒールカウンターが搭載

強度抜群、しっかりとしつつつ絞られた、安定感のあるカウンターとなっています


かかと内側は柔らかな起毛素材で、かかと上部に柔らかなクッションフォームを配置

必要な部分に必要なクッションを配置しており、履き心地良く設計されています

どちらかというと、センスポッドのような形状になっているのも特徴


かかとの感触としては、程よく丸みのあるかかとにぴったりとフィットするような印象を受ける仕様

この辺りはレースレスとの相性もあって、丸みを出している気がします


中底に関してはフルレングス樹脂ボードをやめ、前足部のみのボードへ変更

強度もアウトソールでしっかりと担保されています

また、裏材には起毛材が使われており、ソフトに馴染むフィット感が追求されています


そしてインソールには表面に起毛材、裏面は独特の意匠を設計した仕様

履き心地のソフトさのあるインソールになっています

アウトソール

アウトソールにはコントロールフレーム2.0、三角ベースのスタッドを搭載

天然芝に対応した、最新スペックのアウトソールとなっています


今作は偏重心機構は無く、シンプルに三角のスタッドが配置

安定性をかなり高めている仕様で、ある程度の動きやすさは残しつつも、キック時の安定感を重視している印象


小さ目の三角スタッドがグラウンドに突き刺さり、グリップ性高く仕上がっているのも特徴

前へ仕掛けやすいスタッド設計となっています


また、全体的にやや強度は高めであるものの、屈曲部位は屈曲するように設計されているのも特徴

キック時の安定感は追求しつつ、動作面でも不都合が無いように設計されています


全体的にソールは軽量化されている印象で、グリップ性も安定感も担保されている最新プレデター

キックを重視しながらも、動きやすさも考えたソールとなっています

まとめ

特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです

今作は原点回帰とだけあって、機能としては少し絞った印象

一方でわかりやすく、キックにこだわる選手に特化したスパイクとなっています

キックにとにかくこだわりがある、という選手は試してみてもいいかもしれませんね

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