本日はアディダスの新作スパイク、プレデターアキュラシー.1 AGの紹介、解説をしていきます
プレデターシリーズの最新モデルで、プレデターエッジの後継モデルとなるアキュラシー
今回は海外メイン、人工芝用モデルのAGを解説
早速機能性の詳細を見ていこうと思います
アッパー前足部
まずアッパー素材には人工皮革、ハイブリッドタッチアッパーを採用
前作はハード目の仕上がりでしたが、今作ではもう少し柔らかくなっているのが印象的です
このハイブリッドタッチアッパーに、ディフィニショングリップと呼ばれるプレデターラバーを搭載
今作では小さ目かつ突起となるピンクのラバーを配置することで、ボールとの摩擦を生む設計
インサイド面中心に配置することで、クロスやキック、トラップやパスで効果を発揮するラバーとなっています
ラバーの高さや幅は極端に変わることなく、主に内側に配置されているのが特徴
数は違いますが形が近いので、前足部から中足部まで比較的近い感覚が続くのも長所となっています
アウトサイド面に関しては大きな突起は無いものの、黒く滑りにくい凸と凹を組み合わせた設計
ボールコントロールをアシストするように配置されている仕様です
ちなみにHG JAPANモデルに比べて、比較的ぺちゃっとしている印象を受けるのがFGやAGモデル
今作AGも比較的ぺちゃっとしている、平たい印象です
この前作より向上していると思われるボールコントロール性、フィット性が特徴となっているアキュラシー
履き心地、タッチ感、ボールコントロール性を兼ね備えたアッパーとなっています
・程よく柔らかいハイブリッドタッチアッパー
・ボールをコントロールするハイディフィニショングリップ
アッパー中足部
アッパー中足部以降も同じく、ハイブリッドタッチアッパーを採用
甲部や履き口にはプライムニット、ニットアッパーが採用されています
主にインサイド面は前足部から続くハイディフィニショングリップを搭載
コントロール、トラップ精度を高める仕様が中足部でも採用されています
アウトサイド面も同じで、細かな凸グリップが採用されている設計
前足部からシームレスに繋がり、タッチ感を変えない設計となっています
甲部にはプライムニット、ニットアッパーが採用され、伸縮性が高い仕様に
柔らかく伸縮する事で甲にフィットし、違和感が出にくい設計です
サポート性よりも、キックとコントロール、フィットに重点を当てているのがプレデターアキュラシーの特徴
中足部もそれらのスキルを活かしやすいような設計になっています
・吸い付くフィットの甲部
・コントロールを高める中足部
アッパー後足部
アッパー後足部、かかとには強度のあるヒールカップが内蔵
前作程の強度は無い印象ですが、十分な強度が発揮されています
かかと内側は柔らかな起毛素材で、かかと上部に柔らかなクッションフォームを配置
必要な部分に必要なクッションを配置しており、履き心地良く設計されています
かかとの感触としては、程よく丸みのあるかかとにぴったりとフィットするような印象を受ける仕様
この辺りは中底との相性もあって、HG JAPANよりももう少し丸みを出している気がします
中底に関してはプレデターのFGやAGでお馴染みのフルレングス樹脂ボードを採用
強度高く、前足部の屈曲位置で曲がる設計となっています
また、裏材には起毛材と薄いクッションフォームが使われており、ソフトに馴染むフィット感が追求されています
そしてインソールには表面に起毛材、裏面は独特の意匠を設計した仕様
履き心地のソフトさ、そしてガイド性のあるインソールになっています
・ヒールカップの強度〇
・クッションと起毛材で履き心地〇
・インソールの仕様も面白い
アウトソール
アウトソールにはファセットフレームアウトソール、三角ベースのスタッドを搭載
人工芝に主に対応していますが、形状や設計上、短めの天然芝でも活用できそうなソールとなっています
特徴は先端にパワーファセット、偏重心機構を持たせている所
つま先に重りを乗せることで、キックパワーを増強させる仕様が今作でも搭載されています
また、小さ目の三角スタッドがグラウンドに突き刺さり、グリップ性高く仕上がっているのも特徴
動きやすさも考えられていますが、安定性も考慮した設計となっています
また、全体的にやや強度は高めであるものの、屈曲部位は屈曲し、内捻じれはやや捻じれるように設計されているのも特徴
キック時の安定感は追求しつつ、動作面でも不都合が無いように設計されています
鋭利なグリップかつ、人工芝用となっているプレデターアキュラシーAGのソール
鋭いグリップなので、絡まりやすいグラウンドよりも、抜けやすいグラウンドの方が使いやすい仕様となっています
・グリップ性抜群のAGソール
・キックパワーを増強させるパワーファセット機構
まとめ
特徴としては上記の3点が主な長所に成り得るスパイクです。どのような選手に適しているかというと、
・ソフトなフィット感を大事にしたい選手
・ボールコントロールを大事にしたい選手
・キックパワーを大事にしたい選手
独特の蹴り心地、感覚だと思うので、ハマる人にはハマりそうな一足ですね
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