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論文紹介 ソール中足部が柔らかいとパフォーマンスが下がる可能性

論文紹介

今回は2020年の論文概要が良かったのでシェアをします。

詳細は読めてないのですが、スパイクのアウトソールの屈曲性についてです。

大事なお話なので、是非シェアいただければ幸いです。

 

論文概要

今回の論文では、18名のサッカープレーヤーに、ソール硬度の違うスパイクを履かせてアジリティメニューを実施しています。

ソール硬度は前足部、中足部で硬度を変化させており

どのような組み合わせが良いかを試しているようです。


その結果、全体の剛性が高いと足部が外転し、ねじれが減り、蹴り出し時の力の適用点が前方に移動することがわかっています。

つまり、外側で接地して、過度に荷重が内側にかからず、速い蹴り出しを可能にしています。

要するに、速く走れるようになっています。

image
一方で、硬い前足部に柔らかい中足部のスパイクは、パフォーマンスを落としています。

具体的には、アジリティパフォーマンスが1.3%落ちたとのこと。

つまり、足が遅くなっている可能性があります。


画像引用元

ちなみに2024年の論文では、ねじれ剛性は中足部に強く影響を与え、前足部にも影響がありつつ。

一方で、中足部の屈曲性と前足部の屈曲性は別で設計出来る、という結果が出ています。

なので、理想は前足部やや柔らかく、程よく内側ねじれがあり、中足部自体は強いという

そういったスパイクも設計できそうですね。
※というか、今良いスパイクは大体そうですが…笑

まとめ


今回はアウトソールの硬度によって、パフォーマンスが変わる例を見ていきました。

一般的に良いと言われる、前足部が柔らかく、中~後足部が硬い方が良いというのがわかる例でした。

また、全体的に硬い=反発する方が、スピードを発揮しやすいようです。


アウトソールはその人その人によって、最適解が異なりますが

ただ、前足部より中足部の方が柔らかいということは、まずあんまり無いので

新品でも、使い古したスパイクでも、前より後が柔らかくなっていたら交換したいですね。

 

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