今回は2010年に発表されている、アシックスのサッカースパイク基礎研究を紹介します。
本研究はサッカースパイクにセンサーを取り付けて、カッティング動作を調べたというもの。
結論をいうと、カッティング動作では母指球のスタッドが大事というお話です。
計測方法

※画像引用元
今回は計測用のスパイクに、センサーをとりつけて地面反力や荷重分布を測定しているのが特徴。
その計測用のスパイクで、90cmのサイドステップ動作を計測しています。
実際のカッティング動作と全く同じとはなかなかいきませんが
かなり似た設定で計測されているので、再現性が高そうな研究という印象。
以下では重要なポイントを抜き出します。
結論

※画像引用元
結論としては、カッティング動作では母指球のスタッドが大事という話になります。
画像でいう内側の15、12番のスタッドが特に大事であり
加えて、周りの9、13、16といったスタッドも大事です。

※画像引用元
また、スタッド間の距離でも他スタッドへの負担が変わります。
そのため、スタッドの配置には気を配ろうねという話でもありました。
まとめ
今回はアシックスのスパイク基礎研究を紹介していきました。
プレーヤー目線でいうと、内側母指球周りのスタッドが、カットインでは重要ということがわかります。
母指球周りのスタッドが摩耗してきたら、カットイン動作はしにくくなると思ってもいいですね。
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