2024年の論文にて、サッカースパイクのインソールのものが出ていたのでシェアします。
今回はインソールの硬さと、グリップでパフォーマンスがどう変わるのかを調べています。
論文概要

※画像引用元
本論文では10名の大学サッカープレーヤーに、6mスプリントとスラローム走を実施。
インソールにはPUとEVAのものを使用しています。
ちなみに過去の研究結果でも、グリップを増したインソール、ソックスは
速い方向転換や、ドリブル時のスピードを増したという結果が出ています。


※画像引用元
また、具体的にはスパイクはキプスタ、インソールもキプスタ製を使用。
サイズはそれぞれの選手に合わせて選んでいるようです。

※画像引用元
そして今回の実験では、柔らかくてグリップの強いPUインソールを使用すると
スラローム走が速くなったという結果が出ています。
基本的には今までの論文を肯定する結果で、グリップ性が増すと横移動含めた動きが速くなるとの結果。
ただ、この話はあくまでパフォーマンスが向上するという話であって
身体への負担を考慮したものではありません。
なので、最適化された動作と環境下では良いと思いますが、アマチュアプレーヤーには諸刃の剣となるかと思います…
まとめ

今回はインソールのグリップで、横移動含めた動作が速くなる論文をみていきました。
実際、履いてパフォーマンスが変わる感覚がある選手が多いとは思います。
※僕も以前はそうでしたし
ただ、そのズレなかった分の負担は、身体やスパイクにくることもあると思うので
グリップ付きの製品は、インソールかソックスか、どちらか一つにするのが良いかと思います。
コメント
新しいアディダスのHGスパイクが楽しみ
こんにちは。
アクセレイタープロの屈曲位置についてもう少し詳しく知りたいです。
ナイキHG-EとアスレタH001を基準にし教えてください。お願いします。
@0011さん
ですね~!
@ぽちさん
そこを基準にしてお伝えするのはよくわかりませんが、中底のカルボが屈曲位置を後ろに下げる原因になっていますね。
ただ、全体の強度のバランス、実際屈曲する位置を考えると、かなり微妙なバランスです。