論文紹介 グリップが強いと怪我を増加させる可能性

論文紹介

2009年の論文ですが、取替式や固定式、AGモデルといったスパイクでグリップ性を比較したものがあったので、シェアしておきます

論文元の概要はこちら

ちなみにプーマの支援があって論文が出来上がってもいるのは面白いところ


15人のサッカー選手にターン動作をしてもらい、スパイクだけAG、HGFG、SG、スタッドを削ったスパイクという4種類で試してもらったところ

当然ですが、スタッドを削ったスパイクは危ないほどに滑りやすく

SGモデルが最も止まりやすく、回転しにくく、グリップが高いという結果になりました


ただし、回転動作で止まりやすく、グリップが強いということは、他論文からみても身体への負荷がかなり高いということに

怪我もターン時に発生しやすいことが多いことから、SGモデルはパフォーマンスを上げつつも、怪我のリスクが大きいといえるかなと思います


ナイキからはターン時に引っ掛からないように作った、レディース向けのファントムルナというスパイクもあるくらいなので、このターン時のグリップ性はかなりリスキーなもの

怪我を防ぐためには、摩耗しすぎて滑りすぎるようなスパイクも良くないですが、グリップが過度に強いスパイクもやめた方が良さそうですね

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