2008年と少し古い論文になりますが。
今回はナイキが支援して研究された、サッカースパイクによるインステップキックへの影響を見ていきます。
結論としては、インステップキック時のボールスピードは、軸足のグリップによってある程度決まるというものです。
論文概要
20名のプロ含むサッカー経験者に、計6回キックしてもらったのが今回の論文。蹴り足側は同じスパイクを履きつつ、軸足側に変更を加えているのも特徴です。

そして、実際に影響が大きかったのが軸足のグリップ力です。
他にも靴を履いているかどうかや、モデル別によっても変わったようなのですが
一番影響力が高かったのが、軸足のグリップ、止まりやすさになっています。

また、グリップ性についてはグラウンドによって最適解が変わるという話も出ており。
この辺りは土ならHG、芝ならFG、人工芝ならAGと使い分けるのも大事になりそうです。
加えて、はっきりとはわからないものの、アッパーのグリップ性も重要になり得るかもとのこと。

画像引用元
ちなみに靴を履かない場合は、接触前の底屈位が強く足が硬くなるそうで(つま先が下に向く)
この足が硬いかどうかで、ボールスピードが変わるという話も出ています。
また、この足の硬さを支えるためのアウトソール強度はそこまで要らないという記載もありますが…
とはいえ、その後アディダスからパワースパインとかが出ていることを考えると、多少なりとも効果はあるのかなと感じます。
まとめ

今回はナイキの研究をみて、軸足のグリップ性がインステップキックに影響を与える例をみました。
ただ、昨今は止まりすぎで危ない例もあり
本論文でも快適性とのバランスが難しい話も出ています。
やはりグラウンドに合わせて、適切なスパイクを使うことが重要になりそうですね。
コメント
マジですかー。
僕的にはテケラとかそっち系ではなく442系の天然皮革のスパイクを出してほしいなと思います…
発売したらレビューしてください!
>>1
はい❗久々NBやってみたいと思います‼️