サッカー、フットサルとはまた違った、楽しめる競技となっているフットゴルフ。
たまにはある程度真面目に、フットゴルフに適したシューズというのも考えてみようと思います。
そうなんですね!
— DAIJIRO@FFGC (@handsomeinutip) September 8, 2022
いつかプレーして頂きたいです!
フットゴルフはスパイク禁止なので、フットゴルフに向いているトレシューのレビューなんかも笑
ちなみに自分はathletaのtreinamentoを履いています👟
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競技特性
基本的なルールはゴルフであり、ボールがサッカーボール、シューズがトレーニングシューズ、そしてパターやアイアンが自身の足になる競技。
ゴルフのような歩行移動と、サッカーのキックが組み合わさった競技と言えます。
通常は歩行、立位においても考慮すべきだと思いますが、今回は敢えて競技面、キックにのみフォーカスして適したシューズを考えていきます。
シューズに求める機能
シューズに求める機能としては、スコアを競うのであれば、やはりキックの精度や飛距離になるでしょう。そのため、今回はフットゴルフシューズを選ぶ上で、どのような機能があれば好ましいのか、という所を記載していきます。
ちなみに大まかに言えば
・蹴りやすいアッパー
・コントロールしやすいデザイン
・ストップ動作に強いソール
・程よい硬度のミッドソール
・安定性の高いヒール
蹴りやすいアッパー
”蹴りやすい”とはよく言われるものの、割と抽象的ではあるこの感覚。個人的には走行性も大事なのですが、今回は考えなくて良いため、”蹴りやすい”に振り切って考えると、
・薄く、ボールの底に入り込むアッパー
・足の感覚をそのまま残す繊細さ
つまり、まずはトゥボックス、つま先は捨て寸がある程度あり、先端が少し薄い方が好ましいと思われます。
ボールの底に入り込むような低さ、薄さがあると、それだけ前足部域でのボール接触面が増えやすく、例えばカーブをかけたり、浮かしたりとしやすくなるかと思います。
また、ボールの感触を足でしっかりと感じ取り、微細なコントロールをするためにも、アッパー部は柔らかく、薄い方が好ましいでしょう。
ここは素材はなんでもいいですが、トラップやタッチでのコントロールは必要ない為、なるべく薄く柔らかい方が好ましいと思います。
サッカーやラグビー競技では”走行動作”が入る為おススメしませんが、フットゴルフではレースレスシューズの着用もありだと思います。
※レースレスでないシューズをレースレスで履くのはお薦めしません。
コントロールしやすいデザイン
コントロールしやすいと感じるのは人それぞれで変わるかと思いますが、ツルッツルに滑ってもやりにくいとは思うので、ある程度アッパー側に工夫は必要かと思います。極端に言えばラバーやグリップ素材が使われている方がコントロールしやすい、強くカーブをかけやすいとは言えると思います。
が、ここの程度は使用者の感覚的な所で決めてしまった方が良いでしょう。
あまりにツルツルで、蹴っても抜ける感じがある、引っかからないと感じる程であれば考える必要があると思います。
が、基本的にはそこまで考慮しなくても良い要素にはなるかと思います。
ストップ動作に強いソール
キック動作、ストップ動作に対してしっかりと地面とグリップする、大きな動きであってもスリップしないようにするというのは飛距離において1つ大きな要素になります。キック動作も個々人で変化する部分ではあると思いますが、仮に斜め45°方向から入って蹴るとすると、
アシックス公式
右足で蹴り、左足が軸足とすると、かかとは後~横方向へのグリップを確保するラバー。
加えて前足部も縦向きのブレードで、グリップ性を確保する必要があるでしょう。
スライディングも無いので、中足部域まで縦向きのブレードラバー突起があっても良いと思います。
逆に蹴り足の拇趾縁は、キック時に違和感に繋がる(引っかかる)のである程度削っても良いかもしれません。
程よい硬さのミッドソール
恐らくフットゴルフで使い分けるなら、この要素になるかと思います。下地が硬いならある程度柔らかく粘っこいものを、柔らかいならある程度硬いものを選ぶのがベターでしょう。
蹴る動作に関してだけで言えば上記の要素で事足りますが、ゴルフ場で歩く事や競技者層を考えると、ある程度のクッション性はあっても良い印象。
柔らかすぎると不安定性を生みますが、フットサル、トレシューでそういったものは恐らく無いので、硬すぎないか、薄すぎないかだけまずは注意してもらえればいいかと思います。
安定性の高いヒール
キックの安定性を考える上で、安定性の高いヒールは外せません。特に直進性以上に左右への動きが強いため、ここは見逃せないポイントでしょう。
特に軸足の安定性を確保するためにも、楽な歩行を確保するためにも、フィットした上で強固なかかとが必須と言えます。
柔らかすぎるシューズは選ばず、少なくともかかとはフィット&硬いものを選ぶ方が良いでしょう。
サイズの選び方
基本的に長時間歩く、蹴る動作が続くため、スパイクよりも大きめの方が良い事が多いと思います。具体的にはスパイクの目安が実寸+0.5cmなのに対し、フットゴルフのトレシューは実寸+1.0cmを目安に選んだ方が良いと思います。
特に踏み込みによる荷重圧もかかりやすいため、1.0cm程度の空き目安を持っておいても良いかと思います。
まとめ
今回はフットゴルフに関して、現時点での知見をもって適したシューズを選ぶポイントをいくつかピックしてみてました。
トレシューという縛りや、動作に一定の法則があるので、どちらかというとフットボールでのスパイク選びとは違う要素が重要となってきます。
恐らく極めるとかなり面白い選び方になると思うので、フットゴルフプレーヤーの方は再度シューズ選びについて考えてみてはいかがでしょうか。
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