学生靴としても定着し、学校の指定でローファーを履かなくてはいけない所も多い印象を受ける現在。
ただ、学生のローファー、学校の指定靴がローファーであることは足にとっては害悪になることが多い印象なので、今回はそちらについて記載していきます。
そもそもローファーとは
ローファーがどういう目的で作られた靴かというと、一般的には室内用の靴、執務用の靴として、ゆったり楽に履けるものとして作られているというのが定説。ローファーの語源は靴紐結びをしない「なまくら者(Loafer)」がルーツであるという説があるが、牛の待機場 「loaf」に由来するという説もある。
一応Wikipediaでは他の説もあるとしていますが、
ローファーとはご存知の通り、靴紐が備わらないデザインの革靴だ。ちなみに “loafer” すなわち “怠け者” の名が示す通り、靴紐を結ぶことなく履けるのが特徴。1920年代に英国王室や貴族階級の室内靴として誕生したルームシューズが、その利便性とデザインの良さから外履き用途で人気を博し、流行したという歴史をもつ。
多くはこちらの説が有力だと思われます。
勘の良い方はもうわかると思うのですが、
そもそもローファーって、歩く靴として作られていない
んですよね。
まずここが問題で、足に合わせてフィットさせるような靴紐もないので、フィットさせるなら上質な革靴、バチっと合わせて履くという方法しかとれません。
(※小細工を色々すれば合わないローファーもマシには出来ますが、それでもです)
学校の指定靴がローファーであることの何が悪いのか
とはいえローファー自体全てがNG!という話でもありません。
問題なのは指定のローファーしか選べないという所と、大半は安いローファーしか買わないという所。
指定に関しては学校によっても様々かと思いますが、価格に関しては毎日履いてボロボロになる学生靴に2万も3万…それ以上もかけられる家庭は多くはないと思います。
(※加えて、悲しきかな靴や足に関心のある方も少ないので)
この
・足に合わせる調整機能がなく、歩く為に作られていない靴から選ばないといけない
・学生であまりに高いのは非現実的で、低価格帯から選ばざるを得ない
という中で自分に合ったローファーが選べるか、と言われるとまず無理で。
きつかったらサイズを上げるてゆるゆるに、緩かったらそのまま緩ーく履くというパターンがかなり多い印象です。
(※かかとがカパカパ浮くとかは典型例です)
そうなると、もう革でできたサンダル、位のものに。
サンダル同様にかかとへのサポート性がなく、足指も使いにくい事が多い靴をずっと履く事になります。
こうなると、最悪の場合は
・普段は合わないローファーを履いて
・学内に入ったら足を守れない上履きを履いて
というほぼ一日中、足に間違った動きを覚えさせる、変形を促進するような事態に。
だから学校が指定してくるローファーしか選べない、ローファーを強制的に履かせることは害悪となりやすいです。
せめてローファー以外の、しっかり歩ける紐靴も選べたり、フォーマルな行事ごと以外は好きな靴を履いて良いといった寛容さが、生徒の健康を考えると学校側には必要になると思います。
(※ちなみに異装届でなんとかなる場合もあるそうです。)
現時点での対策は?
とはいえこれは校則等のルールで縛られている事も多く、個人での対応が難しい案件。現時点での簡単な対応としては、
サイズはなるべく合わせて
天然皮革のローファーを買い、横は伸ばす
伸ばすのはポイントストレッチャーとかがあれば個人でも楽にやりやすいです
そして、かかとの脱げや甲の緩さは、
ぺダックのスープラで両方ある程度解消する事が可能。
それでも脱げる、かかとが緩い場合は、
ぺダックのヒールストップでも使えば何とかなる、逆にここまでやって無理ならちょっと個人では難しいレベルです
ローファーを普段から履く学生の方、ローファーで歩く事が多い方は是非参考にまでして頂けると、足の痛みや疲労感、怪我の防止やパフォーマンスアップにつながると思うので、良ければ取り入れてみて下さい。
ちなみに、どうしてもローファーを合うように変えてほしい場合は、InstagramアカウントのDMまでご相談ください
加工できる知人を紹介します
コメント
私が通っていた都立高校では、更に言えばかつて学校見学で回った覚えている限り全ての都立高校では校内は上履きや室内履きではなく、指定のサンダルを履くことになっていましたね
>>1
それはそれで…
どんなサンダルかよっても多少変わってきますが…
いつもためになる記事ありがとうございます。
おすすめのビジネスシューズはございますか?
もしありましたら宜しくお願い致します。
>>3
こちらこそありがとうございます。
すみません、専門外なのでモノをみないとわからないのと、個々人の足の状況によっても変わるため、何とも言えません。
腕のいい方にビスポークしてもらうのは良いのかもしれません。