本日はバランス向上を強みとしたインソールであるBA2NE、そこから出ている普段履き向けのジュニアインソール
バネ ジュニアの紹介、解説です。
サイズが17.5~19.0、19.5~21.0の2サイズ展開で販売されているジュニア向けのインソール。
特に骨格が完全に出来上がっていない子供にとって、適宜必要なタイミングで使用する事が望ましいジュニアインソール。
早速機能性を紹介していきます。
【機能性】
まずバネインソールの特徴として、主に土踏まず部へのサポートと、かかとへのサポートが挙げられます。
3か所ある土踏まず部へのサポートをフレキシブルに追従するTPU樹脂で作ることで、土踏まずの動きを活かしつつ支えるのが特徴です。
今回のジュニアモデルでは、このTPU樹脂がかなり柔らかく設計されており、子供の重量、筋肉、骨格の完成度を加味されて成型されているのが他の製品との違いとなっています。
このTPU樹脂は内側、外側、横の土踏まずを柔らかくサポートするような設計になっており、土踏まずの動きに合わせて一緒にたわみ、動くような柔軟性を持たせている仕様設計。
土踏まず部分は圧迫、固定してしまうと問題が出やすいですが、肉抜きされたTPU樹脂を、エッジにかけて薄く用いることで、アーチ部は柔軟にフィットし、サポートするのが特徴の製品となっています。
そのため、アーチタイプは比較的お子さまを選ばない設計であり、土踏まずが高くても低くても扱いやすい製品となっています。
加えてかかとの前側~内側を盛り上げることで、過度にかかとが内側に倒れるのを防ぐ設計がジュニアでも採用されています。
また、こちらも同様にかかと自体は両サイドを少し競り上げることで、左右へのぐらつきを多少抑えるような仕様となっています。
この構造を絶妙な硬さ、柔軟性を持ったTPUで構成する事によって、かかとが内側に倒れすぎることによる問題や前側に倒れる問題を緩和するような機能が備わっています。
また、バネインソールの特徴としてかかとに特殊な衝撃緩衝材が入っていない事が挙げられます。
直接的な衝撃を緩和するのには、例えばジェル素材やクッション素材を用いると効果的ですが、あまりに柔らかいと安定性を欠くため、あえて通常のフォーム材のみの設計にとどめてあります。
そして、基本のフォーム材は約3.0mm程度と標準的な厚み設計で、適度な柔らかさとコシがある仕上がりに。
表面にはメッシュ素材が用いられており、抗菌防臭機能も付け加えられています。
このベースの緑のTPUプレートで足のバランスをある程度整えつつ、アーチ部へはフレキシブルさを最大限活かす設計により、様々なジュニアに対して比較的合いやすく設計されているのがジュニアモデルの強み。
変化に柔軟に対応してしまう、違和感に鋭く気付く、骨格が出来上がっていないジュニアだからこその柔らか設計で構成された一枚となっています。
【まとめ】
その機能性を解説していきました。
普段履きに入れるのに丁度いい柔らかなサポート感、クッション感、そしてスリムで低めな設計による、シューズのフィッティングを損ないにくい仕様もジュニアの強み。
健康的な足のお子様に入れる必要は少ないと思いますが、足が痛む、痛いと言われる方は一度試しに使ってみてはいかがでしょうか。
コメント
いつも参考にさせて頂いております。
サッカーをしている小2の子どもの足を扁平足と測定されたことを機に、普段履きにも機能性インソールを入れています。
身長・足が大きい為、記事のバネインソール含め、所謂ジュニア規格が使用できません。(現在実寸22.5cm位)
今はザムストのフットクラフトスタンダード(MID)を使用しているのですが、ジュニアの普段履き用途でオススメのインソールがあれば教えて頂けないでしょうか?
>>1
いつもありがとうございます
一番は身近にいらっしゃるお医者様、理学療法士様に診断して頂きたいのですが、その情報で言うのであれば
・シダスのマックスプロテクト ウォーク
・下地の柔らかい土や芝、砂浜でなら素足で遊ばせるorベアフット系のシューズを用いる
というのも良いかと思います
>>2
ご教示ありがとうございます。
マックスプロテクトのシリーズは初めて知りました。
医療機関等の併用も検討しながら、購入を検討しようと思います。
大変参考になりました、改めまして御礼申し上げます。
>>3
いえいえ!
あまり硬くない、強すぎないので、わりかし良いかと思います
はい、是非お近くの方と相談して決めていただけると幸いです!