論文紹介 カンガルーレザーのスパイクが、最もフィット感が良い可能性

今回は要旨だけではありますが、面白い論文があったので紹介

2016年の論文で、20人のアマチュアサッカー選手にカンガルーレザーのスパイク、カーフレザーのスパイク、人工皮革のスパイクを試してみてもらったところ

カンガルーレザーのスパイクが、一番足に密着してフィットした、という結果となっています


2016年というと、ハイパーヴェノムフィニッシュ（2代目）や、マジスタオーパス2といったスパイクが展開されていた時期

人工皮革のレベルも上がってきていた時期※だと思いますが、カンガルーレザーの方が全体的なフィッティング、中足骨領域、足の甲領域において、よりタイトで好ましいフィッティングに近づいていると感じやすかった模様
※ちょうどナイキだと、人工皮革が硬めだった時期ではありますが…


逆に合成皮革のブーツは、最も緩いブーツとして認識

前部内側領域と甲領域において、好ましいフィッティングから最も遠いブーツとして認識されたようです

どんな足の選手が、どんなスパイクを履いたかでも変わってくるとは思いますが、これはこれで面白いデータに


昨今カンガルーレザー風の人工皮革が増えていますが、これらと比べてどうなのかも結構気になる所

海外メーカーはカンガルーレザー廃止の動きが出ていますが、当時がどうだったか、そして今後どうなるのかも含めて、面白い論文でした