ナイキ公式にて最新ランニングシューズ、エアズーム6が登場しているので解説しておきます。
11/1から一般販売、10/25からナイキメンバーへ先行販売される本作。
サッカーやラグビーでは必要が無いですが、ランナーの方には心強いシューズになるので
個人的に気になる所をいくつかピックアップして解説しておきます。
製品概要
以下はナイキ公式より。
特長
Nike最高の軽さと反発力を誇るZoomXフォームが、足を踏み出すたびにNikeで最も優れたエネルギーリターンを実現。
フルレングスのカーボンファイバープレートで効率と反発力をアップ。
薄型の軽量ラバーアウトソールが路面をしっかりグリップ。
商品の詳細
重量:約265g(メンズサイズ28cm)
オフセット:8mm
合成皮革のアッパー
表示カラー: ホワイト/ビビッドグレープ/ハイパーピンク/ブラック
スタイル: FN8454-101
原産地: ベトナム
ナイキのレーシングモデルの中では最も厚みがあるミッドソールを採用。
フォーム材もZoom XとSR-02と呼ばれる2種類、その間にカーボンプレートを入れています。
重量自体も10%以上の軽量化が実現されています。
製品自体はレース想定のトレーニングということで、スピードの乗ったランに対応した製品。
長距離を速く走るというのに最適化されているので
サッカー部やラグビー部には、あんまり必要のない製品ではあります。
前作よりもレース仕様、アスリート仕様へ
個人的に面白いなと思うのは、全体的に軽量化とアスリート仕様になったこと。
よりはっきりと、レース~レースに向けたトレーニングモデルとして再構築されています。
例えばミッドソールのかかとの形状が象徴的です。
ズームフライ6はエッジが立っており、かかとでの接地はあまり考慮していない設計。
ですが、前作はよりかかと接地でも、スムーズに前へ進めるような仕様になっていました。
シューレース周りも同じで。
エアズーム6では、もう少しサポートの効く形状や素材に変更されている印象です。
一方で、旧エアズーム5ではより快適性を重視したシューレースホール、シュータン構造。
微妙な差異ではあるのですが、もう少しレース寄りのシューズになっています。
ソールの意匠もそうで、エアズーム6はラバーを薄くしつつ面積も削減。
主に中央部に荷重が集まり、アーチ機構をカーボンと共に活かすような仕様です。
旧エアズーム5では、その辺の意匠がもう少しマイルドというイメージ。
こうした違いが各所にあるのが、面白いなと感じます。
まとめ
今回はナイキのランニングシューズ、エアズーム6について個人的に面白い所を解説しました。
コンセプトのレーストレーニング、という所に変わりは無いのですが。
より誰にでも快適なシューズというより、レースでの走りを考慮した仕上がりとなっています。
カーボン入りシューズをどうトレーニングに入れるかというのは、ランナーが考える難しい所になると思うのですが。
レース前はこういうシューズで、カーボンシューズに慣れるというのもありかもしれませんね。
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