今回はスパイクについて知っている人であれば危険性もわかる
天然芝用のスパイクを人工芝で履く事について、改めて自身の身体で体験してきたので記載していきます
一方で、履けてしまう感覚も理解できたので、その辺りを共有できたらと思います
改めて、何故天然芝用のスパイクを人工芝で履くと危ないのか
まず基本的な、天然芝用のスパイクの仕様ですが、下地の柔らかいor芝の長い天然芝を想定して作ってあることが多い印象です
つまり、スタッドが長く、良く刺さらないと、むしろ滑ってしまうようなグラウンドに合わせています
一方で、人工芝はクオリティが高い所は近い部分もありますが、多くのグラウンドではそうでもありません
顕著なのは剥げていたりする劣化。
他にも芝の形状や素材、密度、充填剤によっても、天然芝とは大きくグラウンド環境は違います
そのため、天然芝用のスパイクでは長く、刺さるスタッドを用いているのに対し
人工芝用のスパイクは、比較的抜けやすく、場合によってはクッションも足されています
この辺りの話はNOTEの方に詳しく書いてあります
そのため、天然芝用のスパイクを人工芝で使うと引っ掛かりすぎる事が多く、引っかかりすぎによる筋腱靭帯への負担が最も懸念されます
加えて、引っ掛かりすぎる事や、夏場は高温になることから、シューズ側への負担も大きくなります
更に人工芝非対応製品という事もあり、破損のリスクも大きくなるのが主な問題と言えます
・筋腱、靭帯への負荷増大
・シューズ破損リスクの増大
今回再度検証した経緯
今回再度検証した経緯、理由としては、筆者自身の身体操作が大きく変わったからという事
特に大きかったのは一本歯下駄ですが、基礎&ケアとなる魔女トレ、きっかけを貰えたJPEC、身体にまで作用するイノチグラスと、今までの身体の使い方とは全く違うのを自身で感じていたからです
少なくとも、フットボールネーションでいうもも前走りではなく、もも裏走りにはなっている確信があります
これらのこと、つまり、より良い身体操作をもってすれば、多少過酷な条件でも履けるのではないか、という仮説に基づき検証してみました
実際に履いてみた条件と結果
今回履いてみた条件としては以下の通り
・環境:人工芝(芝は立っているが、密度は低く、加えて引っ掛かりは強すぎない)
・靴:エックススピードポータル.1FG
・靴下:コーマ フットマックス五本指(滑り止めほぼなし)
・中敷:既製品のものを使用
・運動内容:ラグビー 実戦形式に近い運動を含めた2時間
そこに中敷は基本的に既製品そのまま、ソックスも滑り止めなし、スパイクは芝用です
間違いなく、下腿、下半身主導で動けば、シューズ内でズレが出てくる組み合わせです
ちなみに加えて言うなら、足がD幅(細身)、靴が2E幅(標準)なので、確実に前足部はズレるはずです…が、
プレー中はズレや不快感は無く、かなり快適でした笑
但し、身体的負荷についてはやはり高く、加えて後足部を用いた動きが出ると更に過度に引っかかる感じがある印象
つまり、毎日のトレーニングで履くべきではありませんし、キックやシュートの多いサッカーでは尚更使わない方が良いでしょう
あくまでランがメインなら、身体的負荷を負担すれば使えなくはないですが、やはり推奨する事は難しいという印象でした
まとめ
・天然芝用のスパイクを、人工芝で履く事はリスクが大きすぎる
・一方で、身体的にある程度動ければ、リスクの一部を感じずプレーできる
・身体的負荷については変わらないケースもあるため、やはりリスクは大きい
一方で身体面が変われば選べるスパイクが拡大されるので、取り組んでみて損は無いように思います
個人的には自分で取り組む事が出来るGETTAや魔女トレが良かったので、まずはここから試してみてはいかがでしょうか
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