2021年の論文ですが、90分間快適に着用できるスパイクが、パフォーマンスの維持に貢献する可能性があるという発表がされています
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大学生のサッカー部11名に、スピードブーツと言われるスパイク(たぶんアンブロ ヴェローチタかメデューサと、ナイキのマーキュリアル)を履き比べてみたという検証
ダッシュ、スプリント等だとシューズによっての影響は少ないという論文も出ているのですが、この論文は90分間、実際に競技に近い形で動いてみて、パフォーマンスがどう変わったかを調べているのが面白いところです
ランニングシューズなどに比べて細身、クッションも少なくできていることが多いため、足底圧もかかりやすくなっているのがサッカースパイクの特徴
この論文では試合後半につれ、足底部への不快感が増大していき、特に不快感を増したマーキュリアルだと、パフォーマンスが低下していることが出ています
心拍数の低下、高強度運動が維持できず、ジャンプパフォーマンスも低下しているとあるので、おそらく足底部の不快感(痛み、例えば水ぶくれとか)で走りにくくなった、走るのが辛くなったのではないかと思われます
そういう意味では、試合終盤までパフォーマンスを維持できるスパイクというのは、決して優れた機能性だけではなく
終盤までストレスなく、痛み無くフィットし続けてくれるスパイク、と言えるかもしれません
https://x.com/0014blog/status/1707021005774794856?s=20
…当たり前ではあるのですが、論文にもなっているので、改めて掲載しました
こういう観点でスパイクを選ぶのも、また大事だと思うので、参考になれば幸いです
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